著者は医師であり、芥川賞受賞作家。
うらやましい才能の持ち主。
表紙の帯に、
「小さな輝きを愛でるように つづったエッセイ集」とある。
わたしも愛でるように、一編づつ 大切にエッセイを読んだ。
お母さんが若くして亡くなっているからか(著者が三歳のとき)、
どのエッセイにも どことなく寂しさを感じる。
でも、しっとりとした知性のただよう文は、
さーっと急いで読みたくない。
ものを書く仕事と 勤務医との両立は、綱渡り らしい。
ほかの著作も 読んでみよう・・。
【写真】 『生きているかい?』 南木佳士(なぎ けいし)・著
2011.6.30. 第一刷発行。文藝春秋・刊 @1500e <部分>