著者の森まゆみさんは 地域雑誌「谷中・根津・千駄木」の編集人として 著名な方。
これまで読んだ本も わかりやすかった。
最近読んだ本は、原因不明の自己免疫疾患で、失明寸前まですすんだ重い病気だったという体験の本。
そのことに心を痛めていたが、今回の この新刊出版で 多少は快復されたことを知り よかった。
近ごろは”断捨離”ばやりで、捨てられない人はダメ人間のように言われる。
著者は 物もいろいろな人との関係につながっているので、「片付かなさ」の中を生きるのが 人間の宿命ではなかろうか と書いておられる。
これを読み、捨てられないわたしは 少し 気が楽になった。