大島 清・著 『 歩くと なぜいいか? 』 PHP研究所・刊
娘に薦められて 買った。 彼女は 細いのに よく歩く。
わたしはメタボなのに あまり歩かない。
著者は医学博士でもある。 「歩く」ことが いかに健康によいかを、ご自分の体験を踏まえて書かれている。
もう一方で「歩くこと」と「趣味」の関係も楽しい。
著者は 犬山の京都大学霊長類研究所に在籍されていたころの、「カラスウリ マップ」を描かれているようだ。
わたしはその周辺はわかるので、うなずきながら読み進めた。
それ以来 カラスウリの魅力にとりつかれておられるとか。
カラスウリが一夜花(ひとよばな)で、夕方開き 翌朝は萎れてしまうことも、ご自分の目で見てよく調べてあったようです。著者が歩いているからこそ 気が付いたこと。
実は わたしカラスウリがあれほどきれいな一夜花だとは知らなかった。 2年前に、わが家の庭で見て驚いた。
余談だが その蔓が大切な庭木にまとわりつくので、嫌っている人もいる。
ともかく読んで、「歩く」ことの良さは わかったつもり。
足の大腿筋を大いに使い、脳を刺激し活性化をはかりたいものだ。
【写真】大島 清・著 『 歩くと なぜいいか? 』 PHP文庫。
2007.5.21.第1版第1刷。PHP研究所 発行。
単行本が2004.4.13.新潮社から出ている。