マイケル・プロンコ著 『 僕、ニッポンの味方です 』
㈱メディアファクトリー発行。
図書館で おもしろい本 発見。
著者は明治学院大学でアメリカ文学・文化・映画学を教えている先生。
はずかしいけど、わたしは昭和30年代に大学の英文科専攻だった。当時はテープも無く、語学留学など皆無だった。
この本で知る限り、今の英語を学び方も それほど異なってはいない。
著者は、なぜ日本人は「英語のペーパードライバーなのか」を本書で書いている。
筆記試験と文法と成績順位を重視する学習が、いびつでバランスの悪い授業の英語教育。
マイケル先生は、「英語をものにするには、英語をリアルな経験にする。」「英語をリアルな方法で使わなければいけない状況に自分を置くことだ」と言われた。
たとえば、「外国に行く。個人レッスンを受ける。外国人の友を持つ。」
そのときから「学習が始まる。」
むつかしいようだが、いまの時代、だれでも可能なことだと思う。
日本人の、英語の教師の多くが、この本に書かれている事実を認めているが、どう解決していくかわからないのが、いまのところ 学校での英語授業の現実かなぁ。
【写真】マイケル・プロンコ著『僕、ニッポンの味方です』矢羽野薫・訳。
副題・・・アメリカ人大学教授が見た「日本人の英語」・・・㈱メディアファクトリー発行。2009.3.29.初版第一刷発行。@1200e