第10回 国際陶磁器フェステイバル美濃 '14 協賛で
特別展 加藤卓男展 ~オリエントと美濃を結んだ生涯~
が開かれている。
場所は セラミックパークMINOから 車で5分ほどとなりの、
多治見市美濃焼ミュージアム (多治見市東町1-9-27)
中東/オリエントで出合ったペルシャ陶に 強い関心を抱き、
ラスター彩、ペルシャンブルーの再現と、
独自の作風を作り出した 加藤卓男氏。
わたしは多治見市 市之倉町の幸兵衛窯を何度も訪れた。
作品も その都度 拝見している。
きょうの特別展では 展示卓のガラス越しに
卓男氏が記した日記の数々を読んだり、
特別展の図録も求めて読み、さらに驚いた。
地図や見取り図の絵も 細かく描かれているし
日々の書き留め文章も克明に書かれている。
几帳面で、努力の上に努力を重ねられ
あのような作品の数々が生まれたことを知った。
天賦の才能のうえに、オリエントとの出合いから
熱い砂漠への思いに 何度も中近東に出かけ、
苦労されたことの意味の大きさを感じた。
<写真は いずれも買い求めた図録から転載しました。>
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