庭の掃除をしていたら、
椿の木の根元、落ち葉の陰から 茶碗が出てきた。
(何年も前・・4~5年かな)織部釉をかけた茶碗・・
青織部釉は焼き上がったばかりでは
くすんだ色合いをしている・・
栃の実の傘を水に浸けた中に容れておくと、
(柿渋と同じように)酸化を抑える被膜になる、と聞いていた。
わが家にはどんぐりの木(シラカシ)がある。
(できればアベマキがよい)
秋にどんぐりの実の傘を拾い集めて水に浸け、
その中に茶わんをを入れておいた。
いつまで入れておいたらよいのかわからず、
長いこと浸かっていたからか、
すごーくいやな臭いがしてきた。
家の中に持ってくるのはいやなので、
椿の根元に置いておいた、というわけ。
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出てきた茶わんは 臭いはすっかり消えて、
とても良い色あいの織部茶わんに変わっていた。
何年ぶりかでのご対面に
家中 大笑い・・
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