『 おひとり死 』 松原淳子・著
~誰にも迷惑をかけない最期を迎えるために~
「おひとり死」
このような言葉が目につく年齢になった。
「無縁死」とか「孤独死」のことばが新聞などで、毎日のように目にする。
著者はNPO法人SSSスリーエスネットワーク代表。
スリーSとは「シングル、スマイル、シニアライフ」の略で、
ひとりの人が最期まで楽しく安心して暮らしましょう という意味が込められているようだ。
日本の20年後は、国民の約4割が高齢者で ひとり暮らしという予測がなされているそうだ。
そうなれば「おひとり死」、誰にも看取られずに死ぬ人ばかりになる。
身元保証人は誰にするか、後見人は誰にするのか、延命治療はするのか、葬式はするのか、遺骨を誰に運んでもらうのか、遺産は誰にあげるのか、などなど。
いざという時のためにノートに書いておくとよい、とアドバイスもあった。
おひとりでも、おふたりでも、人は必ず死ぬ。
わかっているけど、生きているときに実践するのは難しい。
身体の老化は防げないが、”心”は自分次第でいつまでも若々しく居られる。
心の老化を防ぐために がんばりたいですね。
【写真】 松原淳子・著 『 おひとり死 』
~誰にも迷惑をかけない最期を迎えるために~
2010.10.30.初版発行。河出書房新社・刊。@1400e