著者の畑正憲氏は動物と一緒に北海道に住んでおられる。
これは、仕事で上京の折りのエピソードを書かれた本。
畑正憲著『ムツゴロウの東京物語』2008.4.初版柏艪舎刊。
自筆のイラストが楽しい。 思わず吹き出してしまう。
現代の女性は個性に乏しく、9割までが同じような髪の型をして、
傍目に顔が逆さラッキョウスタイルだ、には笑ってしまう。
ムツゴロウさんこと畑正憲氏は、たしか以前に読んだ本からの記憶では、東京大学の出身。
この本の中で、「・・・よく勉強した。 夜が明けたので、机の上を片付ける。 何かがおかしいと感じて確かめると、三日経っていた。」には驚いたが、
あの時代(1935年生まれ)の秀才は、皆そのくらい勉強したもの。
その後の生き方もムツゴロウさんの自叙伝で読んだことがある。
その結果、関わった人間に、動物に自然にも、大きな支持を得たということでしょう。
【写真】畑正憲著『ムツゴロウの東京物語』2008.4.10.初版 柏艪舎刊
産経新聞に連載された82点のエッセイと自筆イラストを収録。
各編のイラストも ほのぼのと愉しい。