三冊目。
30年ほど前、わたしは 初めてソウルへ出かけた。
訪ねた韓国人の友人 黄さんが、雪岳山へ連れて行ってくれた。
そこの小さな食堂で「どんぐりのムク」を 初めて食べた。
おいしくて その味が忘れなれなくて、訪韓の折りには 食堂をさがして食べたりしている。
この本の「緑豆のムク どんぐりのムク」の項に、
おいしい「どんぐりのムク」の味は 山の湧き水が決めるとあった。
・・納得。
雪岳山は 山の湧き水がおいしいことを あのとき知っていたので。
そして「どんぐりのムク」が、こんなに手のかかる料理だったとは。
平松さんの料理エッセイ「よい香りのする皿」には、
キムチのピラフは15分でできる、とある。
(ムクに 比較すれば すぐできるが・・)
これも 絶妙な味で、わたしの大好きなご飯・・。
【写真】 『 ~食べる旅~ 韓国むかしの味 』 平松洋子・著
新潮社・刊 2011.1.25.発行 @1500e