きのうは政治の話し、きょうは恐竜時代の話し。
二日続けて 講演会だ。
本来わたしは旧い話は好きではなく、考古学嫌い・・
歴史座 of 犬山まちプロジェクト :
「眠れる文化遺産から見えてくる・・・犬山、新魅力!」
手にしたプログラムを見て、
(犬山に住んで50年になる。でも、この市をあまり知らない。
これではいけない)と思って、出かけた。
第一部 特別講演「恐竜時代の犬山」
講師はわたしの母校である金城学院大学の森勇一先生。
恐竜時代と言うが、恐竜は出てこないで、
そのころの岩石の成り立ちや化石、草木、湿地の話し。
日本ラインで知られる木曽川の川原で見られる奇岩の数々。
これはよく見かけるので知っていた。
その奇岩の犬山の地が、
「世界に知られる地質研究のモデル地」として
世界的に有名であるのは、初めて知った。
もう一つ先生の話しに興味を持ったのは、植物。
春4月中旬になると淡いピンクの花を咲かせるシデコブシは、
愛知・岐阜・三重の三県のみに自生する、そうだ。
なぜ?
この地域の丘陵地の分布する地層と
地中に沁みこんだ雨水が原因。
東海地方特有の貧栄養の湧水湿原で
イヌナシ、シデコブシなど希少種の植物が育つという。
自然界は本当に不思議。
人間の技を超えている、と話を聴きながら 感動した。
歳をとっても、知る喜びは大きいものですね。
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