第1回目は 西園寺公望の別邸「坐漁荘」を
二年かけて保存修理した際の話しを聞いた。
2回目のきょうは博物館明治村の学芸員の案内・説明で、
その「坐漁荘」を見学。
建坪は70坪くらいとか。
部屋数も多い・・
天井、欄間とか襖などの細かいところにも、
できるだけ当時の材料で、材質に近いもので、
と苦労されている。
「坐漁荘」は 今は静岡市となっている清水港に近い、
興津の海辺に在って駿河湾を一望できた。
ここでは 二階からながめる庭も、
入鹿池が借景となり、見事な眺めである。
「坐漁荘」とは「のんびりと魚釣りでもして過ごすつもり」
という意味で命名された。
こそっと学芸員の方に伺ったら、
二年間の修繕費は2億円もかかったそうである。
学芸員の方の説明はわかりやすく、
明治の建造物はよ~く考えて工夫してあり 感心した。
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