なかにし礼・著 『 生きる力 』 講談社・刊
~ 心でがんに克つ ~
いつだったか、テレビ番組で著者が
「陽子線治療でがんが治った」と言っておられるのを見た。
そのとき「陽子線」という言葉を初めて耳にした。
著者が強いところは、医師の治療に従わずに、
自分で治療法を調べ探し出されたこと。
・・わたしなら「がん」と聞いただけで驚き、
医者にすべてお任せしてしまうだろう。
「がん」が事実と知って、悲しみの中で、
著者は自分に栄養を送らねばならないと考える。
栄養とは・・?
それは精神的な歓喜だ。 歓喜とは感動だ。
感動するために猛烈な勢いで本を読まれたという。
なかにし礼さんは、すご~い強い意志の持ち主だった。
病気で元気のない人・・読んでみてください。
【写真】 なかにし礼・著 『 生きる力 』
~ 心でがんに克つ ~ 講談社・刊
2012.12.20.第一刷発行 @952e