木曽川学セミナー第4回「川と祭りの民俗」
~木曽川流域の 七夕行事を中心に~
講師:須永 敬先生(九州産業大学 国際文化学部)
0 七夕は なぜ「タナバタ」か?
タナバタという語をめぐっては いくつかの説がある。
「棚機」説 ・・棚で機を織り、水の神を迎える女。
わたしは この説がいちばん本物らしく思える。
七夕は全国的に さまざまな行事があり、伝承されて来た。
木曽川流域のこの地方でも、各地で少しづつ異なる・・
講義を聞いていくと、興味深いことばかり。
わたしの住む尾張では、七夕が、七歳の子どもの成長祝いと結びついている点が特徴だ。
各家庭ごとに、七月七日に厄災を流し去るという習俗。
現在は幼稚園や学校行事として盛んになったので、
個人の家庭ではやらなくなったように思う。
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11年間続いてきた「木曽川学セミナー」も、
今年度で終わりにすると今朝発表された。
定員200名の、10回連続講座は毎年申込み多数で、抽選になるほど人気があるのに 残念だ。