曾野綾子・著 『 老年になる技術 』
~ 曾野綾子の快老録 ~ 海竜社・刊
70歳を過ぎる歳になったこともあるのか、
このような本が目につく。
本書では、「なるほどなあ」「えっ! わたしはこれはできていないから、これから努力しよう」とか、身につまされることがいっぱいあった。
「自分のことは自分で」の章は、誰かの世話になればいいという甘えを捨て、死ぬ日まで自分のことは自分でする、という強固な目的を持つこと、と書いてある。
日ごろ、わたしもそのように思って生活しているが・・。
また「食欲も物欲も無くなったら終わりだから、いささかの無駄や愚かさは覚悟の上で、自分を許した方がいい」という説は、わたしも著者の意見に大賛成。
耳の痛い言葉も多いが、老若男女ともに読み応え、価値のある一冊だ。
【写真部分】 曾野綾子・著 『 老年になる技術 』
~ 曾野綾子の快老録 ~ 海竜社・刊
2012.8.28.第一刷発行 @880e