 14:41:23, カテゴリ: つれづれなるままに
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 よりみち探偵団の仲間と歩いてたら、お風呂屋さんがあった。
 大正時代(T14年)からつづき、いまでは市内でただ一軒残っているという。
 ここの経営者を知っている人がいたので、声をかけて見せていただいた。
 89歳の女性Sさんは、この地に嫁に来て ずーっとこのお風呂屋さんを守ってきたとか。
 若い時はさぞかし美しい人だったと思われる方で、
 お話の内容も しっかりとして、記憶もよくて驚ろいた。

 中庭には池があり、緋鯉が飼われて、
 風呂上がりに眺められるようになっている。
 女湯のほうには赤ちゃん用の竹製のベットがあり、今でも使われている。
 年月を経て色艶の出た、自然素材の道具は輝いていた。
 この付近は毎日のように車で通りすぎているのに、お風呂屋の存在にはまったく知らなかった。
 自分の住む町なのに不思議な気がした。
寄り道して よかった。

 
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
  