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葉室 麟(はむろ りん)・著 『 蜩ノ記(ひぐらしのき)』
新聞の書評や 映画の批評記事などで目にし、
読んでみたい・・と思っていた。
第146回直木賞受賞作。
本書の帯に
「命を区切られたとき、人は何を思い、いかに生きるのか?」
とある。
この二、三日 この本を読み進みながら、ずーっと考えていた。
小説家は どのように考えて、物語りを編み出していくのか。
数多くの言葉を持ち、美しい文章が書けるのか・・
考えるが、いまのところ 謎だ。
読み終えてしまうのがもったいなくて、
最後の数ページは あくる日にとって置いた。
近年で 一番 好きになった本。
この著者はどんな人物か・・
知りたくて、次には
葉室 麟・著 随筆集の『 柚子は九年で 』を読んでみよう。
【写真】 葉室 麟・著『 蜩ノ記(ひぐらしのき)』祥伝社・刊
平成23年(2011年)11月10日初版第1刷発行 @1600e
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