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永六輔・著 『 大晩年 』 中央公論新社・刊
80歳を過ぎ、パーキンソン病と前立腺がんである著者。
親しい人たちを見送って、死ぬのが怖くなったとか。
それでも著者は今も瑞々しい脳で、笑わせてくださる。
本書も大笑いしながら、一日で読み終わった。
伝統工芸の品物は 100年前と同じ素材で、
100年前と同じ技法で、100年前と同じものを作る。
これが伝統工芸なのだ。
最近は100年と言う単位がだめになった、という。
この言葉を読んで、考え込んだ・・
そう言えば、
身の回りのモノは修理もできず買い替えてしまう。
使い込んで美しくなるもの、使い込んで丈夫になるものが
わたしの身近なものでも少なくなってしまった。
【写真】永六輔・著 『 大晩年 』 中央評論社・刊
~ 老いも病いも笑い飛ばす! ~
2014.4.25.初版発行 @1300e
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