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中島京子・著 『 長いお別れ 』 文藝春秋・刊
新聞の書評が良かったので 読んでみる。
二人住まいの老夫婦の夫に認知症が始まる。
少しづつ記憶を失くしていくから
「長いお別れ」と言うのだ。
本書の中の東昇平さんと奥さんは、
夫が言葉も記憶も失われたけど、
長い間の生活から
ふたりにしかわからないコミュニケーションがあったのですね。
わたしの母が 軽い認知症だった。
わたしは解からないことばかりで、よく 専門の介護の方に
扱い方を教えてもらった。
今なら もっと上手に、
母が居心地良く 生活(くらせ)てあげられたのにと反省する。
【写真上】『 長いお別れ 』の帯封から転載。
【写真下】中島京子・著『 長いお別れ 』文藝春秋・刊
2015.5.30.第1刷発行 @1550e
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