新聞や雑誌に書かれたものをまとめたもの。
著者は1930年代に誕生されているので、
わたしより10歳以上 年長だ。
が、同じような体験はしているので、
わたしも”老いのつぶやき”は多くある。
このほんの中で ひどく気になったことがある・・
「 一家団らんや家庭の幸福を、額縁に入った一枚の絵のように思い描いてはなるまい。
家庭とは動く関係であり、家庭とは揺れる小艇である。
混乱と動揺は、生命のエネルギーの表現ではないだろうか。 」
よく考えれば そうなのかも知れない。
でも、わたしの家は「額縁に入った一枚の静かな絵」がいつまでも続いてほしい と願っている。
これがわたしの「老いのつぶやき」かも。