前川恵司・著
『 交わらないから 面白い日韓の常識 』
過去三十年くらい韓国の人数人と親しくしている。
似ているようで、全然似ていない言葉の使い方や、文化の違いをおもしろがってきた。
本書もそんなところを本にしたのかと思い、
読んでみたくなった。
韓国語を教えてくださった先生が、
「若い男性が他人の部屋に入るときに
”失礼します”と言うが 何んで?
用があって入るのだから失礼ではないのに」
といわれる。
この言葉が本来の意味ではなく、
挨拶として使われていることが理解できない。
「日本人はすぐ”お世話になります”とか
”お世話になってます”と言う」
「韓国では、この世でほんとうに世話になり、
死ぬ前のときにしか言わない言葉だ」と。
同じアジア人でも国が違うと文化も考え方もそれぞれで、外国の人と一緒に居るとたのしいものだ。
近くて遠い国だなあと感心する時。
本書も読んでみると、
なるほど国民性は複雑だと感じるかもね。
朝日新聞ソウル特派員が見ての韓の国はおもしろいです。
【写真】前川恵司・著『 交わらないから 面白い日韓の常識 』
祥伝社新書 2016..9.10.初版第一刷発行 @840e