朝、NHKのわくわくラジオを聴いていたら、美しい日本語というテーマでした。
「春告げ草は なんだ?」という質問をされた。
リスナーからは、福寿草・・とか、おおいぬふぐり・・、つくし・・とかの答えが返ってきた。
実は「梅」でした。
「春告げ鳥」は うぐいす。
江戸時代の人は、うぐい、うぐい・と鳴き声を聞いたから、うぐいすと名づけられたそうだ。
「春告げ魚」は 鰆(さわら)かと思ったら、鰊(にしん)だとか。
調べてみたら、鰊は三、四月に北日本の海に群来する魚でした。
美しい日本語、大切に使いたいものです。
わが家の梅も咲きそろいました。
春が来ました。

岐阜県各務原市の洋風家庭料理店「キャセロール」で、
3月7日(金)~3月12日(水)、
「布あそび五人展」が開かれる。

私も声をかけていただき、陶器を少し並べさせていただいている。
織物、タペストリー作り、編み物、フラワーアレンジ ・・・。
それぞれ 驚くほどの腕前である。
家庭を持ち家事をしながら、常人の域を超えた手仕事に 作品に打ち込んでおられる姿は、同性からみても 美しいものがある。
ぜひ、一度ご覧下さい。

※ 洋風家庭料理「キャセロール」: Tel 0583-84-2696
各務原市 新鵜沼台8-27 (中央公園の東隣り)
2006年4月、滋賀県守山市にある佐川美術館で、李朝陶磁名品展(韓国ソウル・湖林博物館所蔵)が開かれていた。
私は10年以上も前に、ソウルの街の中で、探して 探して湖林博物館に行ったことがあるので、なつかしくて見に出かけた。
はじめての佐川博物館は、モダンな建物、素適なところであった。
同年輩ぐらいの中年女性に道を訊かれた・・。
少し立ち話をしていて、「李朝の陶磁 お好きですか?」と訊いたら、
「ええ、もう狂ってます。」「千葉県から早朝の新幹線で ひとりで来ました」と、苦笑しながら答えられました。
年を重ねても「狂ってます」と言えるものがある人は、幸せですね。
数分のわずかな会話だけでした。2年経た今も、なぜか今でも顔が浮かびます。

※ 佐川美術館2006年「李朝陶磁の名品」展のチラシと作品集のカタログ。
昨年(2007)の5月ごろ、大阪の友人が訪ねて来てくれたとき、「陶器でこんなお地蔵さんを作って欲しい」と簡単な絵を書いていった。
私は花器や食器は作るが、そのような種類のものは あまり作ったことがない。
そもそもお地蔵とは地蔵菩薩の略。
“釈迦の死後、弥勒(みろく)菩薩の出現までの無仏の時代の 一切の生き物(衆生シュジョウ)を導く菩薩のこと。また、子どもや旅人を守る菩薩として信仰される。地蔵尊とも”などと聞く。
図書館でいくつもの絵を見てきて、自分でいろいろ作った結果、このような形になった。
身長12、3センチ、体重200グラムぐらい。土の種類を変えてあるが、釉はかけず焼〆め。
この半年で 30体は作ったかなあ。

「おしゃれをして(身ぎれいにして)」
「おでかけをして(外出して)」
「おしゃべりをする(友人と)」
この3つの“お”が満たされるときが、女性にとってストレス解消になるとか。
私はこの3つの“お”に、もうひとつ・・、
「おいしいものを食べる」を 加える。
今日は 一日一客という お店でゆっくりとランチを楽しんだ。
中年女性6人。 染色家、介護職に携わる人、ボランティアに励む人、ハイテク機を使って病院事務をこなす人・・ それぞれ「まだ60歳代よ!」と生き生きと生活しているひとばかり。
この「4つの“お”」が満たされて、その上、人間的な深いつながりを持てて、幸せと感じる一日でした。

今日は ひな祭り。
私の幼い頃は戦争中であり、父の商売も寝る暇もなく忙しく、余裕がなかった。
長女が生まれたとき(昭和40年代)実家から贈られた、ひな壇飾りがある。
この数年間出したこともない。虫干しのためにも、半年に一度は出したほうがよいのだが・・。
今は 自分で作った土びなが飾ってある。
雛の節句は古く、中国から伝わり日本風の行事として行われるようになった。
ひな祭りに ぜいたくな人形を飾るようになったのは江戸時代。
わらと紙で作り、水に流すのが本来の姿だったと聞いた。

今夜は 茶巾ずし(私の好きなもの)、ちらし寿司、はまぐりの吸い物に、わけぎのぬたを料理して、ささやかな ひな祭り。

※【写真説明】写真(上)のひな壇飾りは 和紙で作られたもの。
郡上八幡の“城下町おひなめぐり”で「郡上八幡楽藝館(旧林療院)」に飾られている。
ロクロをはじめて間もない頃、愛知県陶磁資料館の企画展で、李朝時代の花器をみた。
肩にかかるカーブの線が なんともすてきだった。
そのとき2、3人の友人と一緒だったので「私、今度こういう形を作ってみる」と言ったら、大笑いされた。
それから、800gの土をどれだけの高さに上げられるか、明けても暮れても家で練習した。
写真のものは その当時つくったものだ。
不思議なことに 今より未熟なときに作ったものが、現在のよりも気に入っているというものもある。
ロクロも下手だし、造形もよくないが どことなく捨てがたい。
こういうのを「味がある」ということかなぁ。

15年ほど前 ロクロ教室(10回コース)に通った。
指導も良かったのか、なんとか湯呑み、小鉢らしきものはできた。
・・それ以後は、さんざん・・・。
まず粘土の芯が なかなかでなかった。
上手な人をチラチラと見ながら ある時、ふーっとひらめいた。あぁ あの人のようにやれば うまくいくかも。
俗に 土練り3年、ロクロ10年と言われる。気軽にやろう・・。
それ以後は 土にさわるのが楽しくなった。
「陶芸は奥が深くてネ」と簡単に言っているけれど、上達には日頃の努力あるのみ。

タタラで角皿を作った。
黒ミカゲ土に白化粧を施し、素焼き。
銅入りオリベを水玉のように落として、つや無し透明を吹き付けた。
黒っぽい器は、あまり量が多いと重い感じがする。
私は銘々皿として白い常用饅頭でも乗せ、白っぽい湯呑みとコーディネートできたら、すてきかなあ。
普茶料理のゴマ豆腐を盛り付けるも好し。
イチゴの赤がよく乗って フルーツ皿にも。
自分の感性に合わせて、枯れた風情を楽しむときなどに使いたい皿。

レストランで何を食べようかなあ?と 思っているとき、ケース内のおいしそうなメニューサンプルに惹かれて注文することも多い。
この食品サンプルは、昭和のはじめのころ郡上八幡町出身の故・岩崎龍三氏が苦心の末、作り始めたということを聞いた。
また、日ごろ目にする食品サンプルは日本が最初で、全国のほぼ全部が郡上八幡で作られている。
いまでは、現地への技術指導により、韓国、中国にも ひろく広がってきたという。
私はメキシコに行ったとき、つたないスペイン語で読んだメニューで(食欲がなかったので)米入りのスープだけを頼んだ。
出てきたのは大盛りのチャーハンらしきものとサラダでびっくり。
あとで聞いたら、スープで煮た御飯だとか。
そんなときメニュー食品サンプルを見て注文したら、こんなことにならなかったのにね。

※写真は みかん、イチゴ、りんごで、郡上八幡の「郡上屋」さん、「創作館」さんで見つけたもの。
食品サンプルの工房やお店が八幡のまちのあちこちにある。
工房見学や予約すれば有料体験もできるところも。
