『 人は道草を食って生きる 』
赤瀬川 隼(しゅん)・著 主婦の友社・刊
1980年ごろだから、いまから30年ほど前 著者が、外国語教育と国際交流のための民間団体に、勤めておられた。
そのころ名古屋の丸善ビルの事務所で、何度かお目にかかったことがある。
のちに直木賞を受賞され、作家になられた・・。
あの頃は、大作家になられることなど知る由もなかったから、驚いた。
本書のエッセイを読んでいると、あの頃のことも書かれているので、あれこれ思い出され なつかしかった。
「貧乏という名の贈り物~娘への手紙~」という文章では、わたしはお嬢さんも知っているので興味深く読んだ。
優しい著者だが 当時は父として厳しい経済的状況の中で育てられていたのか、と知りました。
お嬢さんも しっかりしていて、小さな子どもたちからもとても信頼される”お姉さん”でした。
今は、著者も 娘さんも お元気で お過ごしでしょうね・・。
友人三人が 展示会を見に来てくれるというので、
「カフェギャラリー茶楽」に行く。
この街のことはよくわからないけれど、ここで ランチ。
おいしいところを店主夫人に聞く・・。
彼女は食通らしく、いろいろと教えてくださった。
その中のひとつ、
「お寿司ランチ」は盛り付けもきれいで、刺し身がおいしかった。
「茶楽」でわたしの次に展示会をされる方に 偶然お会いした。
その女性 いわく。「次回の展示会の予約をしたら、2014年7月でした。このギャラリーは人気ですネ」。
わたしは3年先なんて とても予約できない。
そのころは足、腰 立たないかも 知れません・・。
先月 編んだ小さいカゴ。(たて14cm、よこ30cm)
きょう カゴの手を付けた。
茶色に染めた丸芯と平芯で編んだもの。
孫たちが、「ゆかたを着たとき、いいよねェ」と好評でした。
男性用のマグカップの、素焼きができた。
無地では・・??と思い、
すこし色気が出したくて、
ほんの少し 紅柄(ベンガラ)で、絵を描いてみた。
今朝の日経新聞に掲載されていた(2011.7.26.)。
・・みそ製造大手のマルコメは、
今秋 オフィス向けの小型みそ汁マシンを発売する。
レバーを押すと みそ汁一杯分の液状みそが出てくる。
お湯を注げば すぐに味わえる、という。
コストは具材込みで一杯20円以下の見込み。
コーヒーサーバーもあるのだから、似たようなものか。
それにしても グッドアイデア。
お弁当持参の人が多くなったという。
寒いときなど、あたたかいみそ汁は 心なごみますよね。
可愛い「マイお椀」も用意して、ランチタイムも楽しくね。
『 豚キムチにジンクスはあるのか 』
~ 絲的炊事記 ~
絲山 秋子・著 マガジンハウス・刊
著者は 有名な芥川賞作家。
これほどの賞をとる作家が、こんなにおもしろい、あたかも漫談を読んでいるような本を書かれていたのですネ。
本人が考えて作った料理に関するエッセイ。
餅とパスタの食材を使った料理・・:
白い餅と パスタを、イカスミソースに投入して「コールタール」とか、「ヘドロ」状態に仕上がるというもの。
名前は「チカラパスタ 闇夜風」。
本人は とても香ばしいと書いています。
これは 近いうちに、ぜひ作って食べたい。
ほかに ・・これはいくらなんでも食べたくない、というレシピもありました。
小説家として新しい作品を産むかたわらで、こんな楽しい料理を考えて、新しい料理に挑戦されて お見事ですね。
【写真】 絲山 秋子・著『 豚キムチにジンクスはあるのか 』
~ 絲的炊事記 ~ 絲山 秋子・著 マガジンハウス・刊
2007.12.6. 第1刷発行。 @1200e
ことしはゴーヤの生育がよくない。
まだ4本くらいしか採れてない。
葉に隠れていたのを採ったら、こんなに大きかった。
(280gもあった)
細いつるに よくも ぶらさがっていたものだ。
身はゴツゴツとして光をたくさん吸収して、
いかにも栄養がありそう。
おひたしにして、ごま油としょうゆで、
おいしく 食べました。
木曽川学セミナー 第7回
「東シベリアのタイガ(北方針葉樹林帯)について」
講師は 岐阜県立森林文化アカデミー 柳沢 直 先生
はじめに温暖化の話。
その中で「永久凍土」という言葉を使われた。
シベリアの 冬季には月平均温度がマイナス40℃にもなるところでは、2年以上も土の温度が上がらず、凍りついている。
その状態を 永久凍土と呼ぶ。
わたしは知らなかった。
シベリアでは 主な樹木が、カラマツ、アカマツ、シラカバの3種類しかない。
降水量は だいたい愛知県で降る雨量の10分の一。
緑豊かなカラマツ林ができるわけがわかった。
種から芽を出し、やがて林になる木は、水不足から根が深くなって、永久凍土の水を吸い取って大きくなる。
なるほど。 改めて 自然の大きさに 感動。
このセミナーは わたしの関心事以外の分野です。
それでも 講師の先生の指導により、わたしなりの小さな発見を 毎回もらって帰れる。
今、わたしの器の展示会を 隣り町のカフェギャラリーで開催中。
友人が来てくれるというので、一緒に行く。
さらに ほかの知人も訪ねてくださったので、
一緒に コーヒータイム。
たまたま趣味や 好きなことの話しで盛り上がり、
初対面の友も すっかり愉しい雰囲気に溶け込んでいた。
良い友に恵まれ、心うきうきの一日でした。
藤工芸の おけいこ日。
先月編んでいた 買い物かごの取っ手を付けました。
取っ手も、いろいろな編み方や、材料(皮籐か、丸芯か、それとも平芯)でも、好みによって選べるので 迷う。
わたしは 一番シンプルに、同じ太さの丸芯で 巻きました。
おけいこが終わったあと、わたしの展示会に行って下さるというので 案内しました。