何年振りかで会った友人に、
「明日は 初孫の成人式なの」と言ったら、
「えっ! 小学生のころ よく会っていたのに、
もう二十歳 ?! 」と 驚かれた。
いまはホテルで2500円の会費制で成人式だそうです。
いとこたちやら おばさんたちで、わが家も、
朝早くから にぎやかでした。
新城道彦・著 『天皇の日韓併合』 法政大学出版局・刊
~ 王侯族の創設と 帝国の葛藤 ~
一年くらい前に初版された 新しい本。
市立図書館で探して、見つけた時はうれしかった。
方子妃に関心を持つからには、韓国併合がどんなものか 知りたかった。
著者・新城道彦氏は九州大学韓国研究センターの助教授。
地味な研究であり、資料も少ない中で よくぞ書いてくださった。
今だかって わたしは天皇の韓国併合に興味もなく、
なんと無知だったことか。 じっくりとほんを読む。
見たこともない字も たくさん出てきて
退屈だったページも多かった。
ソウルの国立中央博物館のTさんの説明をお聞きしていたおかげで、
天皇の韓国併合がどんなものか、少しは理解できたと思う。
また機会があったら さらに知りたい。
【写真】新城道彦・著『 天皇の日韓併合 』法政大学出版局・刊
~ 王侯族の創設と 帝国の葛藤 ~ サピエンティア 19
2011.8.15.初版第1刷発行 @4000e
渡辺みどり・著 『 日韓皇室秘話 李方子妃 』 読売新聞社・刊
昨年12月に訪韓の折り、国立中央博物館 日本館で日本人のTさんの解説をお願いした。
この日本館に展示されている品(絵、美術品、陶器など)は、李王朝最後の皇太子李垠(イウン)と方子(マサコ)妃の持ち物であった、という。
異国の王朝に嫁いだ李方子妃のことをもっと知りたい、と思い 本を探した。
『 日韓皇室秘話 李方子妃 』は渡辺みどり著。
結婚生活の初めのころは、豊かで穏やかだった。
世が変わりタケノコ生活をせざるを得なくなる。
国立中央博物館に、そのうち何点かが遺されている。
李王家の総財産は数え切れないほどあり、
美術品一万数千点ということを知りました。
方子妃の自伝『流れのままに』によると、
彼女は自分の婚約を新聞記事で知るという、考えられないような生活をされた。
あの博物館にあった展示品のひとつづつを思い出しながら、本書を読んだ。
【写真】 渡辺みどり・著 『 日韓皇室秘話 李方子妃 』
読売新聞社・刊 1998.10.12.第1刷 @1500e
可児市のカメラ屋さんに用事があった。
仕上がりを待っている間に、
兼山の「ガーデンカフェ ギャラリー かねやま 」に店主を訪ねた。
店内は お正月の室礼がステキ。
半月前に韓国ソウルへ一緒に出掛けた。
いろいろな思い出を話した。
旅行中に「韓国語が話せるとたのしいわよ」とわたし。
・・すぐに 勉強にとりかかっておられた・・!
「60歳になって一年生よ」と笑っておられた。
わたしは 何でも前向きで、向上心のある方が好きなので、
明るい気分で帰ってきた。
Nさん すこしづつでいいからネ。
あけましておめでとうございます。
例年、元旦はどこへも出かけず。
子どもたちが来るので 待っている。
ことしは朝から明治村の近くへ出かける用事があり、
帰りに 尾張富士の神社に 初詣で してきました。
大きな丸太8本を組んだ 焚き火があり、
あたりながら知らない人と おしゃべりしてきた。
午後は 子ども、孫 12人が揃う。
にぎやかな年の瀬です。
ことしも 終わり。 最近 歳を取るごとに 思うこと・・。
スーパーへ行けば、レジは自動精算機。
(自分でお金を入れて清算する。レシートとつり銭を取り出す)
ガソリンを入れるのも セルフばかり。
携帯電話は iPhoneだとか、スマートフォンだとかは よくわからない。
最近のケータイは おしゃべるもするので 驚くよりは 気持ち悪い。
スマホに替えた知人の話しでは、買い替える時「自転車に乗っていた人が、車に乗り換えるくらいの違いがある」からと、店員さんに言われた とか。
10日ほど前の韓国旅行も、旅行会社とは電話とパソコンでのやりとりだけ。
チケットを手に入れるのも、空港へはEメールのコピーを持っていっただけで 不安だった。
30年ほど前に初めて訪韓した時は、領事館まで行って許可(入国ビザ)をもらい、旅行会社で手続きして・・と、今とは大違いだった。
「海外旅行に行く」という気持ちがうんと高まっていたと思う。
話しは戻るが、
そんなんで 最近 孫たち・大学生の会話を聞いていると、理解できないこともある。
わたしは 来年どのように過ごそうか 考えてしまう。
スローライフの中で、自分なりのできることをして、
すこしづつでも世の中の高度な技術の進歩に、付いて行けるような生き方でいたい。
買い物に行くと あちこちでクリスマスソングが聞こえてくる。
わたしは中学からクリスチャンスクールに通っていたので、
ほとんどのクリスマスソングは歌える。
今夜は小学生の孫が好きなローストポークを焼き、サラダを作った。
四日前に訪れた明洞のカトリック教会も、
今ごろはミサが行われているかなあ。
年末の寒~いときに、どうして韓国へ行くの ?
・・と聞かれた。 何らかの 事情がありそう・・
実は、
知人がコンテナガーデンコンテストで優勝した。
副賞が ソウル行き航空券のペアチケットだった。
わたしは幸いにも同行のお誘いを受け、ソウル行きとなった。
ホテルは交通便利なミョンドン(明洞)のセジョン(世宗)ホテルに決めた。
今回は美しいものに関する博物館を中心に見ようと計画した。
まだまだ 時間が無くて、予定の半分しか行かれなかったが、
お互いに 満足した旅になった。
帰国の日の朝、「カトリック明洞大教会」に行った。
韓国カトリック教会の 最初の本堂。
わたしはカトリックのことは よくわからないが、
聖堂を見上げると気持ちがきれいになる気がした。
30年前、わが家にはじめて迎えて、ホームステイした黄さん。
彼女は敬虔なクリスチャンで、朝早く いつも教会へ行くと言われていた。
(韓国の最初の煉瓦聖堂。純粋なゴシック様式の構造)
ちょうど韓国大統領選挙の日にも当たり、ソウル市庁舎前附近を通るたびに、にぎやかな演説が聞こえる。
この国の人々が いかに政治に関心があるのか。
そしてこの国の歴史を再び考えるよい機会になりました。
今回も 実り多き旅。 しあわせでした。
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・・・ソウルの旅(1)(2)(3)(4) おわり。
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2時に 国立中央博物館の日本館で Tさんと待ち合わせ。
Tさんは日本館(アジア館)のボランテイア解説員。
昨年夏 ここでお会いして、また ぜひお会いしたいと思って、
ネットやメールで約束していた・・。
わたしは この地に移って来る前から、好きな博物館。
2005年、ここに移ってのオープン記念の日にも、ちょうど訪韓していて、来館している。
Tさんはわたし達のために、日本館をはじめ各館をずーっと案内して下さる。
最後に特別展の平山郁夫シルクロード美術館ガラス展まで、2時間以上もお付き合いくださった。
Tさんは ことばの違うこの地で、よく勉強されているので、
聞いていて とてもよく理解できた。
わたし達ふたりだけの ぜいたくな案内をしていただき 大感激。
Tさん ありがとうございました!
とくに興味を持ったのは、白磁、青磁の壺。これはもう別格。
平山郁夫特別展の 古いガラスは、モダンで 今でも美しく輝いていた。
ここへ来るたびに 思い知らされること・・
所蔵品31万点。国宝67件も持つ 大きな博物館の入場料が、いつでも だれでも 無料。
大統領の粋なはからいだ、とか。
季陶ギャラリーを観て、急いで仁寺洞(インサドン)へ向かう。
同行の普茶料理の先生を案内して「パルコンヤン」へ。
パルコンヤンは 仏教のお寺:曹渓寺(チョゲサ)。
ここがプロデュ―スする韓国精進料理のレストラン。
尼さんのデアンさんが お店を仕切っておられる。
いま、人気で予約が必要。
デアンさんは、住職であり、精進料理研究家。
大学でも教えておられるとか。
野菜や山菜、自然食のおいしさを味わう。
わたしはツル人参のサラダ、チジミも好きな料理。
ハスの葉のチマキは絶品でした。
家でも作ってみたい料理もいくつかありました。
またソウルを訪れる時があれば、ぜひ訪れたい。
1(ツルニンジンのサラダ。松の実と からし風ソース)
2(緑豆、黒胡麻、レンコン。三色のチジミ)
(・・半分食べてしまったところで パチリ)
3(パルオリジナル蒸し餃子。自家製漬物乗せ豆腐)
(・・そして 山菜の葉で巻いた 寿司)
4(季節の汁物 と おかずの数々・・)
5(しいたけの五味子(オミジャ)風 酢豚)
6(ハスの葉の チマキ)
7(かぼちゃと エゴマの粉の おかゆ)
(つづく)