お休みの人がいて、生徒はふたりだけ。
花器を編む。
藤つるで 下の型を編んでおく。
その上を 皮藤で ひし型に編むのだが、
これが むつかしく 苦労した。
先生から「前頭葉が活発に動いてますネ」と・・。
集中力も ここまで。
あとは、次回で 完成させましょう。
【写真】作りかけの 作品。あとは 次回で 完成させましょう・・。
湯川博士(ゆかわひろし)著~介護笑説~『 山姥は、夜走る 』 朝日文庫
雑誌「クロワッサン」に紹介されていた。
著者は文筆業のかたわら、趣味で落語の出前公演もされている。
還暦過ぎた息子(著者)が、90歳の母を介護する記録である。
介護は精神的にも肉体的にもしんどいものだが、著者は笑いと工夫で乗り切っておられる。
わたしは3年ほど前まで経験してきたのでよくわかる。
著者は上手に肩の力を抜きながら、客観的に観ておられる。
わたしは介護がもう終わったので、気楽に読めた。
老人の話し相手が うまくできれば、介護の半分はできたと言ってもよい。
普通の人たちは、身内だと思うので遠慮のない言葉が出てしまう。
著者は話術がうまく(笑い)、落語が介護にも役立っているようだ。
読み始めて止められないので、電車の中でも 読んでいて、笑いをこらえるのに苦労した。
本来は暗い話しだが、それほどに おもしろい。
介護中の方、ぜひ一読を おすすめする。
ラクになるヒントが いっぱい。
【写真】湯川博士著 ~介護笑説~『 山姥は、夜走る 』 朝日文庫 2010.4.30.第1刷発行。朝日新聞出版・刊 @580e
学生時代の友人に会いに 名古屋へ出かけた。
ランチは、前回から約束してあった、韓国家庭料理「妻家房」saikabo。
わたしの韓国の友人も、料理が上手で、チャプチェ、ケムダン、ビビンバ、あわびのおかゆなど、訪韓の折りには いつも食べさせてもらう。
ここでも、そんな家庭料理を食べてみたかった。
「妻家房」では、石焼きビビンバのランチをいただいた。
ごはんはアツアツで お焦げができていた。
具を混ぜると お焦げも混ざって香ばしく、おいしかった。
この店は東京に本店と支店が多くある。
オモニの味もよいが、一度は宮廷料理も食べて、ドラマ:チャングムのような気分も味わってみたい。
暑くなってきたので、水ようかんを作ってみたくなった。
寒天パウダー4gを、400ccの水で煮て、溶かしていく。
寒天液の中に、買い置きの抹茶あん(500g)を少しづつ混ぜながら、煮ていく。
荒熱が取れたら、流し缶かプリン型に入れて 固める。
上品な甘さの“水ようかん”の出来上がり。
甘味の好きな孫や家人は「抹茶の風味があって おいしい」「さすが富澤商店のオリジナルあん だね」との評。
木曽川学セミナー。3回目、4回目と都合が悪く、飛んだので、
一ヵ月ぶりに出席した。
「木曽川左岸の民間信仰~江南市を中心に~」
講師は中部大学の 越川次郎先生。
木曽川中流域左岸の江南市に在る、民間信仰に関する調査報告のような内容。
家からも近くて、馴染みの地名が出てきて、いくつかの神社には行ったことがあったり、知っているところなので、興味深く聞かせていただいた。
民俗学を研究されている・・と、何か年輩の人を連想するが、まだ30代の若い講師で、プロジェクターなどIT機器を使って写真も多く、華やかさはないが なんとなく落ち着いた ぬくもりのひとときでした。
【写真】御嶽山大権現。ムラの神様として祀られている。
外孫(小学2年)が遊びに来て、
田んぼでおたまじゃくしをとってきた。
わたしは 女の子どもしか育てたことがないので、
田んぼの生き物・・魚、水生昆虫、カエルといったものに、
ほとんど無縁で過ごしてきた。
おたまじゃくしも、何十年ぶりかで身近かに見た気がする。
この孫はまた、特に生き物が好きみたいで、
わが家に来ると、田んぼとか里山に行きたがる。
性根は優しい子で、おたまじゃくしで2~3時間わが家で遊んだら、自分で田んぼに戻しに行ってきた。
万城目 学(マキメ マナブ)・著 『 ザ・万遊記 』 集英社・刊
著者の存在は、エッセイ集『ザ・万歩計』を読み、知った。
今回もエッセイ、読み応えがあった。
中でも日曜日のテレビ番組「渡辺篤史の建もの探訪」の大ファンだという。わたしも時どき観るので、著者の感想は どれもよく解かる(この本では、毎月、今月の渡辺篤史として登場する)。
この番組では、実際に在るお宅を訪問し、男優である篤史さんが紹介するというもの。
わたしも すてきな建物ばかりで、うらやましく観ている。
著者が言うには、篤史の視点・言葉が添えられているからこそ、画面の中の世界が一気に彩りを得るのだ、と。
何のことはない、テレビで放映された家を見たら(著者は実際に見に行かれた!)、いたって“普通の”家だったそうだ。
真新しいもの、飛びぬけて素晴らしいものは、そうそう簡単には見つからない、と著者の感想。
それを、観ている者に、素晴らしいと感じさせる渡辺篤史は、すごい人だと言われる。
なるほど 気が付かなかった。
わたしらしい作品だと思うのは、
陶の作品に 藤をあしらったもの。
ずーっと長年 作り続けている。
今回、皿というか、菓子器にするか、二枚できた。
写真のように皮藤の細いものを巻き付けた。
大きい方は水色なので、藤を水色に染めてから巻く予定。
本焼きが 出る日。
楽しみにしていた 花器そのものは、思うように出来た。
が、流木を入れるようにしていた個所のうち、
一つが 薄すぎて 割れてしまった。
厚みの計算間違いで、
もう少し奥へ 木の枝を入れたかったのになあ。
・・・ 再度 挑戦しようか。
蕎麦打ちを習っている人から「欲しいので、作って」と頼まれた。
猪口は お蕎麦の道具として使うが、今は 湯呑みと兼用でもよいような型が流行っているそうだ。
蕎麦猪口は江戸時代に、江戸で栄えた“そば文化”の名残りで、猪口は骨董も多く出まわり、好きな人には 魅力のある器の一つ。
とりあえず 10個 ロクロで 型を挽いた。
絵付けや 色は 任されているので、これから考える。