兼六園から~石川県立美術館の近くを歩いていたとき、大きな桜の古木の下のほうに、苔の間から、草が芽吹いていました。
この建物が大正11(1922)年に建てられているというから、この樹も そのくらい旧いもののようね。
兼六園の苔は、スギゴケが多い。
ヤマトフデゴケも少し植栽されているとか。
旧い建築と 石垣と 苔は しっとりと溶け合って、
ここにも 日本の美しさを感じます。
【写真】いずれも石川県立美術館脇の石垣の道にて。
金沢に三日間居て、メインストリートに面して、スターバックスというカフェが 多くあるのに、気が付いた。
すこし歩いただけで、3ヶ所 見つけた。
わたしも道路につながるオープンテラスのテーブルで、通りかかる人たちを ながめながら(ながめられながら?)、コーヒーを飲んでみた。
こんなことは はじめてでしたが・・・。
<写真>金沢市 大和百貨店前 スターバックス香林坊店にて
金沢といえば 料亭・金茶寮。
もう いつのことか 忘れたほど前に、食べたことがあり、きれいで おいしかった。
今度の旅も、せめて 朝食は 和食の金茶寮(香林坊店)で。
煮物は 深みがある味で おいしい。
いつか 友人と訪れ、古都の 雅な懐石料理を食べてみたい。
パンフレットを見ていると、リーズナブルなコースもあるようだ。
(「金茶寮」:香林坊店の朝定食 & バイキング)
(金沢 ひがし茶屋街)
二日目の金沢は、わたしひとりで(夫は仕事のため)、金沢市内 半日 定期観光バス「古都の伝統めぐり」コースに参加した。
安江金箔工芸館 ⇒ ひがし茶屋街 ⇒ 藩老本多蔵品館 ⇒ 長町武家屋敷跡。 秋の観光シーズン・土曜日で道路は混んでいたが、予定通り観光できた。
安江金箔工芸館は、つい2週間前に 移転開館したばかり。
近代的な建物で、観光用に できていた。
ひがし茶屋街は 風情があり、わたしの好みのたたずまいだ。
半日コース@1810円で、バスガイドさんも行き届いたサービスをされて、内容の濃い”伝統めぐり”だった。
ガイドさんは 自分のプライベートな話しも交え、ユニークで おもしろい女性でした。
独りで参加された方も ほかにも何人か居られて、互いに話しもできたし、 たまには 独りで参加するのもいいものだ。
(金沢 長町武家屋敷跡の街並み)
(金沢 加賀前田家奥方御殿:成巽閣)
朝 9時過ぎに、クルマで出発。
白川郷に ちょっと寄り道しただけで、金沢に入る。
今回のメインは、歴史博物館・重要文化財の「成巽閣(せいそんかく)」で開かれている「前田家の奥方と姫君 展」。
加賀藩金沢城主・前田家の奥方の住まいは、
障子戸の腰板には さまざまな草花や生きものが描かれている。
また、オランダから渡って来たギヤマン(ガラス細工)に小鳥が描かれていたりと、モダンな洋風も取りいれられている。
(この時代に ギヤマンか と驚き、あまりの技術に見とれた)
極上の刺繍が施された着物や装飾品も 豪華で、
庶民と かけ離れた生活(くらし)であったことが うかがわれる。
楽しみにしていた特別展が観られて、うれしい。
夕食は、再開発できれいに改修された近江町市場で、
海鮮丼を食べ、満足の 一日でした・・。
(金沢 近江町市場)(海鮮丼)
ピーマンは、夏から秋になるまで、せっせと収穫できて、
わが家の家庭菜園の優等生。
虫も食べないし 手間要らず。
花はまだ咲いているが、寒くなってきて、さすが 大きくならないので、もう最後かなぁ。
葉っぱも まだきれいなので、佃煮を作りました。
葉を採るのは 根気が要る。わたしには向いていないが、おいしいものを食べるという欲を出してね。
仕上げにジャコを入れたら 出来上がり。
秋の食卓に出せば 食欲をそそり、食べ過ぎが 心配・・。
マガジンハウス ムックから出版されている雑誌:CASAが おもしろい。
「カーサ ブルータス トラベル -2- ソウル・韓国」を見ていると、25年前の、初めて行った”韓国”と較べると、本当に美しい国に変わったように思う。
この号で、いちばん惹かれたのは、建築家「伊丹潤の静かなる世界」。
本書によると日本で実績を重ね、いま 韓国で人気らしい。
この本で紹介された建物を見ていると、豊田市美術館をデザインした人ではないかと想う。
いつか豊田市美術館で「どなたの設計か」とたずねたら、「よくわからないが 韓国の人らしいです」とだけ 答えられたことがある。
どなたか、わかりませんかね・・。
【写真上】『カーサブルータス・トラベル-2- ソウル・韓国』マガジンハウスムック マガジンハウス社・刊。2010.9.1.発行。@952e
【写真下】『カーサブルータス・トラベル-2- ソウル・韓国』本文102ページ「韓国で大人気の建築家・伊丹潤の静かなる世界」 済州島 石の博物館 外観
~暮らしの中の工夫と発見ノート~
『 今日も ていねいに。 』 松浦 弥太郎・著 PHP研究所
著者は「暮らしの手帖」の編集長。
一~二年前、著者の文章を読み、「よい文章を書く人だなあ」と思っていた。
この本は 知人のブログを読んでいて 知った。
さっそく買いたいと思って、ネットで調べた。
新刊は2冊で、中古本が54冊もあった。
新刊@1300円で、中古は98%きれいというのに@171円。
送料@250円払っても 421円。
送ってきたら、白い表紙なのに汚れも無く きれいで新品同様だった。
さて 内容は、日々を愉しく暮らすための秘訣。
著者は、編集長、書店経営、文筆業と、二束のわらじと言うより八面六臂の活躍をされているようだ。
忙しいにもかかわらず、細かいところにも注意が行き届き、実行されているところがすごい。
読み易く、ひと区切りのエッセイの終わりごとに、添えてある言葉が身にしみる。
【写真】松浦 弥太郎・著『 今日も ていねいに。 』~暮らしの中の工夫と発見ノート~ 2008.12.24.第1版第1刷発行。発行・PHPエディテーターズ・グループ 発売:PHP研究所 @1300e
(かぼちゃ いろいろ。 こちら「ながかぼちゃ」とれったひろば で。)
翌日、とれったひろば(JAめぐみの:野菜広場)へ、
買い物に行った。
かぼちゃ売場に、同じようなカボチャがあった。
名前は「ながかぼちゃ」。
店員さんに聞いたら、「ここは何人もの農家の人が、出す野菜も、値段も、自分で決めて売られるので、カボチャの名前は、そのご当家に聞いてもらわんと、こちらでは わからん」といわれる。
ほかの平台にも、カボチャで 同じようなものが売られ、
「ズキュー」と名づけられていた。
隣りの果物コーナーへ並べていた人が、
「だれかが まずい と言ってたよ。でも 買う人が居れば よい」。
「あそこに書いてあるように、チーズを振って焼けば よいョ」。
カボチャは 世界中にあるし、種類も いろいろ いっぱい。
そろそろ ハローウインの日がやってくる。
( かぼちゃ いろいろ。 こちら「ズキュー」 )
近くに住む人から、初夏の頃「めずらしいかぼちゃのポット苗が残ったから、ここに植えませんか?」と 苗を いただいた。
真夏には どんどん成長して 畑の周りを埋め尽くしていった。
10月も遅くなって 今頃になり、実がいくつも付いた。
わたしはカボチャと言うから、丸いものが生ると思っていた。
小さく実を付けたところは、カボチャと言うよりズッキーニのようだ。
きょう葉っぱの陰で ふと気が付くと、大きなひょうたん型のものが、10個近くも生っていて びっくり(まだ青いが35cmくらい)。
わたしの韓国人の友人Cさんは、ズッキーニの料理が得意。
(韓国では 日本の丸いカボチャは ない。)
わたしも彼女を想いながら、同じように料理したら、
歯ごたえもしっかりと、なかなかに おいしかった。
苗を下さった方に、感謝!