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内館牧子・著 『 終わった人 』 講談社・刊
大手銀行の出世コースから、子会社に出向。
そのまま定年を迎えた主人公の、その後の物語り。
女性にはわからないところもあるが、
定年後の世界は 現役中は考えられないものなのか。
身近にも定年後になってからあわてたり、
途方に暮れている人が 多くいる。
この本を
「読む?」
と貸してくれた男性は、作文教室で一緒。
どんな職業だったのかはわからないが・・
現在は一週間に三日ほどパートしながら、
趣味のエッセイを書き、あちこちに投稿して入賞してる。
第二の人生は楽しそうだ。
この本の主人公・・:
ハローワークで見つけた仕事だが、
東大卒で大手銀行出というのが、
第二の仕事探しにはマイナスに作用した。
主人公のプライドの持ち方が子どもっぽく面白かった。
妻の判断力は冷静で、「なるほど」と感心した。
【写真】 内館牧子・著 『 終わった人 』 講談社・刊
2015.9.16.第一刷発行 @1600e
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