何年も前に「今村光彦・里山の写真展」を見て感動した。
それ以来、写真集を買ってながめたり、エッセイが掲載された雑誌を読んだりと、今森光彦さんを気にしている。
今回のこの文庫本も新刊案内を見て、すぐ購入。
この人は こういう育ち方をされたのか と。
写真の技術は言うまでもないが、お人柄に(生きざまに)深い関心を抱き、物欲の無い世界に生きるすばらしさを教えられる。
わたしが近頃 棚田や田園風景を見たい と思うようになったのは、今森光彦氏の影響も 大いにある。
語彙も豊富。地味な田園風景も 今森氏の手によると、本当に美しい描写となり 心を打つ。
【写真】今森光彦・著『 里山の少年 』新潮文庫。2010.5.1.文庫本 発行。新潮社・刊。@514e. 単行本:1998.7.新潮社・刊
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