著者のデビュー作『写楽殺人事件』出版より以前のエッセイを読み、
作家になるにはこういう勉強をするのかと感心した。
歯切れのよい、というか、テンポのよい文章が 気持ちよく読める。
江戸川乱歩賞をはじめ、直木賞、吉川英治文学新人賞など、
書いて 書いて 書きまくる。(18年間で 100冊の著書を刊行)
作家だから、毎日 仕事の日々でしょうが・・。そのうえ、
趣味のカメラ、温泉めぐり・・と活動的な日々が伝わってくる。
還暦を過ぎた男性は、まだまだ活力にみなぎっている。
知性で 品のよさが にじみ出ている。
著者も「還暦現役の」物書きとして、還暦を迎えられたことにこそ、大きな意味がある、と書いておられる。
これからも書きまくってほしい作家のひとり。
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