娘とクルマででかけた帰り路、途中で降りて 家まで ウォーキング。
わが家が遠くに見えそうな辺りへ来ると、大きなケヤキの樹が見えてきた。
秋には 二ヶ月近くも 枯葉が落ちて、掃除に悩まされた。
いまは丸裸だ。数えるほどの木の葉が付いているが・・。
これまでは、ケヤキの樹というか、樹木全般に興味は無く、見ても なにも感じることは無かった。
最近は 少し異なった目で観ているような気がする。
葉の落ちた、大きなケヤキが、冬の鉛色の空に よく合っている。
じーっと観ていると、落ち着く。
何でしょう・・この気持ち。
わたしが歳をとり、このような風景を受けいれるようになったということでしょうか。
お正月。
いつの間にか 70年経ってしまった。
病気らしい 病気もしていない。
多くの人が苦しまれる、女性の更年期障害も経験せずに過ぎてきた。
同年代の人たちの間で話題になる、腰痛、ひざの痛み、肩こりなどもなく、生活している。
まったく自然体である。
それでも 今まで以上に、健康に注意して、できるだけ謙虚に 生きていきたい。
2012年1月1日に 思う。
大みそか。
まだ 主婦の端くれなので、朝から いそがしい。
お正月用の 生もの(刺し身、かになど)を買いに、
魚屋さんへ行く。
すごい数のお客さんで にぎわっている。
午後からは おせち作りのつづき・・。
筑前煮、くわいの煮しめ、手綱こんにゃく、田作り・・など。
年越しそば の用意もあるし、あーっという間に一日が過ぎてゆく。
今年も 終わりが近づいた・・。
おせち。
・・・毎年、同じようなものを 作る。
これさえあれば お正月が祝える、と言われるようなもの。
30日は 黒豆と 伊達巻。
実家の黒豆は、
夏に食べたナスのヘタを干して 保存していたものを、
水で戻して、いっしょに煮込んでいた。
たぶん、これは父のふるさと:福井県の伝統料理。
黒豆は 冬になると、普段でも よく煮る。
(ただし 今は 黒豆のみ)
母の大好物だったので、母が作れなくなってからは、
わたしが煮ては 持参していた。
若い頃は「また黒豆?」と 食べなかったが、高齢になった今、
健康のためにも、よく煮ていただくようになった。
先日、歌手の石川さゆりさんが、
「声のためには 黒豆の汁を飲みます」と言っておられた。
げた箱の そうじをした。
ふたりだけなのに 夏用、冬用の靴、サンダル、礼装用、ウォーキング靴、長靴など、結構ある。 5~6足を すぐ処分した。
買い物のついでに、「くつホルダー」を見つけた。
これだと、くつの収納スペースが半分になる。
ひとつ買って 試してみることにした。
以前 テレビで収納の達人という女性が、
靴は 普段用と礼装用の二足だけ、と言っておられた。
わたしには できないので、収納グッズに助けを借りた。
さて、これでわが家の片づけができて、人生が変わるでしょうか。
わたしの ことしの五大ニュース・・:
○ 5年ぶりの海外旅行で、
韓国に行き、大変楽しく過ごせたこと。
○ 日本文学館のエッセイコンテスト。
応募1200人中の51人、
一次通過の仲間になれたことはうれしかった。
○ 東京・銀座の花屋さんから、
わたしのブログを通して 花器の注文があり、驚いた。
○ 二番目の孫が、希望の大学(推薦入試)に受かりました。
○ 東日本大震災はじめ 日本の生活にも、
さまざまな出来事があり、考えさせらたこと。
あの大地震。 3月11日14時46分は、
パラミタ美術館に出かけて帰路、
「なばなの里」で野菜や花の苗を買っていた。
目が回るくらい ひどく 長い横揺れで、
そのうち それは地震の揺れあることを 知る。
わたし自身は 健康で、薬をつかうことも無く、医者かよいも無く、
大震災、原発事故さえなければ、おだやかな一年でした。
日本経済新聞の毎週火曜日の夕刊に、
小泉武夫さん(発酵学者・文筆家)の「食あれば 楽あり」という連載エッセイが掲載される。
毎週、すぐに作って食べたくなるような お惣菜が紹介される。
フレンチとか、イタリアンの おしゃれな料理は無い。
ごくありふれた、日本人ならだれもが すぐわかる食材を使った料理がほとんど。
今週の料理も、「イカと里芋の煮付け」。
な~んだ思いきや、
イカと里芋の二種類を煮るだけの食べものに、これほどのヴォキャブラリーを使い、どんな色に出来て、口に入れると どんな音がして、 どんな味がするのか。
読む人が、とくにおなかの空いた人が たまらなくなるのか・・。
その表現力に 驚く。
単に「おいし~い」というだけしか能の無い人には、
ぜひ 読んで 感動してほしい。
<写真> 日本経済新聞2011.12.20.夕刊。生活のページ。
日本人が クリスマスを意識しだしたのは、いつの頃だろうか。
わたしは中学校がクリスチャンスクールだったので、
日曜日には 教会へ通っていた。
学校も教会も12月25日には クリスマス礼拝をしたので、
クリスマスを そのころから大切な日として、生活してきた。
賛美歌の数々は今でも歌えるし、心に残る。
大人になってからは、まったく縁遠い。
だから 今は、クリスマスは孫とケーキを食べる日 となった。
ことしは写真のような、シンプルで 好みのショートケーキが選べるもので、おいしかった。
きょうはボランティアをしている、
「 しみんてい 」のもちつき大会。
手伝うつもりだったが、
スタッフの若い人が多くいたので、おまかせしてきた。
帰路、和風ギャラリーカフェ「椿」で ティータイム。
わたしは「ぜんざい」を。 一緒に行った娘はコーヒー。
最近は 犬山ブームで、ここもタレントがよく訪れるようだ。
色紙にサインがあった。
この店は いつも インテリアがステキで、
わたしも 参考になる。