DVDで「おくりびと」を観た。
アカデミー賞を取った!というニュースを聞いて、
映画館で観たかったが、行列ができていて観られなかった。
あきらめて、原作本を 読んでいた。
DVDは131分。 なかなか面白かった。
どこが アカデミー賞の、注目された場面だったか、すこし疑問も残るが、脇役・山崎努氏のしぶい演技力が魅力だった。
主人公大木雅弘氏がよい演技でした。
奥さん役・広末涼子さんも可愛らしく好感が持てた。
息子が警察官という知人の話・・:
「変死の検視立会いに行っただけで、死臭がしみつき、帰り路は他人の目が気になる」
主人公が帰りに風呂屋さんに寄って、身体を洗い流すのは、そのこととつじつまが合う。
一緒に観た夫の感想は、
「顔を撫でまわされる役の人は、くすぐったくても 身動きできないよなぁ」
「棺おけもいろいろで値段もあんなに違うのか。死んでも金次第の世の中かぁ・・」
小学生のころから 本屋通いを よくしていた。
「町内の書店」なら、父から「本だけは 欲しいだけ買ってよい」と言われていた。
そんななつかしい 町の本屋さんは 消えていった。
本書は、小さいけどユニークな本屋さん15軒を 紹介したもの。
写真を見ていると「美術館?」、「ブテイックかなぁ」「カフェかなぁ」と思うような本屋さん。
お店は 入りやすさよりも、なにも買わないときの出やすさを考慮されている、とか。なんて優しい店主なんだろう。
大型書店、インターネットの本屋さんではない、
ほーっとした空間でしょうか。
行ってみたいというより、オジャマしたい本屋さんが いっぱいある。
でも、遠いなーぁ。
ここに出てくる本屋さんは、本が好きで、好きで、という店主ばかりだ。
ことしは オクラの苗を二種類植えた。
オクラは和名オカレンコン。
葉っぱは同じ形だが、茎が紅くて、実が赤い「赤オクラ」が採れたので、
孫(小学校1年生)に見せたところ、
「これ、茹でるとミドリになるよ!」と。
「どうして 知ってるの?」と聞いたら、
「保育園のとき、実験したよ!」
ほかにも、紫の葉っぱを茹でると、ミドリになる野菜があったので、同じかなぁ・・。
保母さん、偉い!!
実物を見ることほど 強いことはないね!
7月7日の 前日の夕方から、なんとなく体がだるくて、
夕ご飯も食べずに 寝てしまった。
こんなこと 何年ぶりかしら。
「鬼の かく乱」かも。
7日も午前中 すこし家事をして、まだ気分がよくなく、
寝ながらラジオ・ビタミン(NHK 8:50~11:50)を聴いてました。
司会者の村上信夫さん神崎ゆう子さんの会話がおもしろい。
11時すぎに リクエスト曲は「夏は来ぬ」。
アナウンサーの解説では、一番はこうで、二番はこういうことも書かれてあり、五番まで のどかな初夏の田園風景が思い浮かぶ。
この季節にぴったりのことを歌ったものです、と。
小学校五年生が習う小学生唱歌。
いつの時代も こころに沁みる よい歌に、気分がよくなりました。
家で キュウリやナスなど夏野菜が多く採れるようになると、
「ぬか漬け」をつくる。
「ぬか(糠)」は玄米を 精米したときに残して置いてある。
この時季、家人や孫が「まだぁ」と 催促するので、漬け始める。
気温が高くなると、朝入れて夕飯に出しても 漬け過ぎになる。
その日の気温と相談しながら、漬け込む。
以前、テレビで 糠付けの達人の話をしていた。
気温に応じて、「今なら5時間くらいとかが漬ける時間」なら、逆算して、食べる時間の5時間前に入れる。
わたしは そこまで気をつかうことはないし、
手入れもいいかげんなので、
「今日は 漬かり過ぎ」とか、「味が無い」とか言われる。
心の中では「文句言うなら 自分でやれ!」だ。
いつか 友と雑談の折に、「南田洋子って 認知症だって」という話題が出た。
わたし達の年頃は、こんな話に花が咲く。
新刊コーナーに この本を見つけた。
夫である長門裕之氏が、妻の介護と生活を書いたもの。
かっての名高い美人女優の現在の症状は、きっと世間に知られたくはなかったであろう。
70歳代という男性なのか、有名人であるがゆえなのか、
介護にも「男の沽券」に振り回されているなあ、と 第三者は 読んで思うのだが・・・。
にがうり(ゴーヤ)を 作り始めて 10年くらいかなぁ。
一本の苗から おもしろいほど収穫できるので、
いくつとれるか 毎日カレンダーに付けていた。
きっちり正確ではないが、苗を五本植えると およそ500個採れる。
もちろん食べきれず、みなさんにもらってもらう。
日本語教室に持って行くと、ペルーの人たちが喜んでくれる。
日本の人は 嫌い、食べないと言う人も多くいる。
ことしも収穫期がやってきた。
わが家では、毎年 7月7日 七夕まつり前後に、初物が食べごろになる。
わたしは バッグが大好き。
カバン作家(友人)に頼んであったトートバッグが出来上がってきた。
染色家でもあるので、遠方まで指導を受けに行ったり、自分の門下生も多く持っておられる。
そんな合間に バッグを制作されるので、すぐにはできないわよ、と言われていた。
茶色の布製で 持ち手と底は丈夫なように皮にしてもらった。
希望通り、前面に大きなポケットを作ってもらい、カギ、ケータイなど 探さなくてもいいようにした。
お揃いで、財布も作っておいたわよ、と。
お値打ちにしてもらった御礼に、自作の器をもらってもらった。
最近、物々交換バーターがわたしのところでは、流行っている。
八百津町の久田見・白鬚神社の帰り路。
北山の「上代田の棚田」に出た。
1年くらい前に 一度 訪れている。
ここも「日本の棚田百選」に指定されている。
手入れがされていないのか この前より荒れていた。
どこも跡継ぎ不足で 手が廻らないのでしょうか。
稲がすくすく育ち、やさしい風に揺れていました。
初夏の里山を見ていると、のんびりと心豊かになります。
伊藤志保・著『 やさしい暮らしを、はじめませんか。』ポプラ社・刊
著者は 広告会社のカメラマンだった女性。
「農家」という生き方に興味を持つようになり、「やさしい暮らし」という、野菜のセレクトショップを経営するまでになった。
ショップでは、自給自足の暮らしをしながら、農業を営んでいる人たちを紹介している。
無農薬、有機農法というのは ほんとうに大変な作業。
わが家のほんの少しの家庭菜園だって、虫と雑草との たたかい。
でも 何より著者は、「自分で食べるものは自分で作ってください」と言われる。
この本は野菜の話が載っていて、写真も多く、参考になる。
第4章「しあわせの農家ごはん」カテゴリーに「凍り餅のジャガイモおやき」を 見つけた。
ひと月前、安曇野で買ってきた凍り餅が残っていたので、さっそく作ってみた。
書いてあったように、モチモチとした食感と焼き目のパリパリ感が あとをひき おいしかった。
溶けるチーズを載せたら 和風ピザだ・・。
高校生の孫は「もーっと食べたーぃ」。
【本】伊藤志保:写真・文 『やさしい暮らしを、はじめませんか。』ポプラ社・刊。2009.4.13.第1刷発行。@1600E