夏野菜。 十六ささげ。
「愛知の伝統野菜」といわれている。
わが家の家庭菜園は、今 真っ盛り。
きゅうり、ゴーヤ、ナス、オクラ、・・・、
青紫蘇、ピーマン、トマト、十六ささげ。
食べきれないので おすそ分け。
「十六ささげ」
ほんの数株なのに、十六ささげも どんどん長くなっている。
長いものは61cmもあり びっくり。
家族は ゴマ和えも ナスとの煮物も飽きてきた。
どう 調理したら 食べてくれるかしら・・。
偶然見つけたホームページ「食卓の風」は ときどき開いて見る。
テーブルコーディネートがあか抜けしていて、料理も参考になる。
料理のブログは多いが、そのなかで群を抜いているので わたしは好き。
このたび「本」になったというので、さっそく買った。
上品な表紙。使われているテーブルクロスや器も気品が感じられる。
横浜で料理教室とテーブルコーディネートの教室を主宰とのこと。
近かったら 行きたいのになぁ。
最近ブログから料理本が多く出ている。
買ってみると「なーんだこんなの 本に書くようなことでないのに」とがっかりすることが多い。(わたしが年老いたせいか・・)
本書は 合格。
【写真】 『おいしいから、何度でも』 田代たえ子・著 ソフトバンク クリエイティブ㈱発行 2009.7.11.初版第1刷発行。 @1500e
『 ドンナ・マサヨの悪魔 』 村田喜代子・著 文芸春秋・刊
“ドンナ”は女性の尊称。これに自分のことを指す「マ」を付けると、「私の理想の女性」すなわち“マドンナ”になる。
さすが小説家だと思うのは、想像力がたくましい。
平凡な生活をしている人には、考えも及ばない内容。
娘の胎内から不気味な声が聞こえてくる。
祖母になるドンナ・マサヨさんと 娘の胎児の不思議な会話が、怖さもあるが、新鮮というか ドキドキとときめいて 思わず読んでしまった。
ほかの登場人物はごく平凡な人物が描かれていて、面白くも何んともない。
この作家のものは何冊か読んでいるが、
個性は強いがなぜか惹かれる主人公が描かれていて、面白く読める。
木曽川学セミナー「木曾川流域の商品経済」。
講師は 松田之利先生(岐阜市立女子短期大学学長)。
商品経済というのは、自給できるものもできないものも、
売ることを目的に「作って売ること」を言うそうだ。
木曾川流域は、絹織物(養蚕)と綿織物の商いによって経済が成り立っていた。
ただ、糸と織物はできるが、染めは京都西陣へ出していたので、京都とのつながりが強くできた。
大衆商品としては、「綿(木綿)」と「菜種油」。
菜種油は、夜も働くためには 灯かりが必要。
そのために菜種油がよく売れたという。
木曽川沿いの商品はこのように発達をしてきた、と知った。
「しなければならないこと」が溜まって、時々 さぼろうかなぁと思うが、少ない受講料で講義を受けられる。
日常とかけ離れた時間が持てるし、
知らないことが教えてもらえることに、感謝して受ける。
ゴーヤ。
ゴーヤチャンプルも飽きたし、友だちに「どうやって食べる?」と聞いてみた。
一日に5~6個以上 収穫できるようになった。
わが家で人気の食べ方は ①おひたし ②エビとのかき揚げ ③チップにする ④ジュースなど。
「つくだ煮風」と 教えてもらった。
ゴーヤの薄切りを油で炒める。少々のだし汁を加える。
削りかつおを多めに入れて合わせ調味料で味をととのえる。
調味料はしょうゆ1 みりん1 酒1/2 ざらめ1/2 の割合くらい。
あさ9時には家を出るので、家事もバタバタと終え、あわただしい。9時半前だが もう3人目。
「猫」を作ります。
白に 茶色の縞模様を入れる。
首が細くてやりにくくて てこずったが、どうにか出来上がる。
網目がきれいに 揃うようになるには、やはり 数をこなさなければと思った。
集中して編んでいると 先生が「珈琲とワッフルで休憩にしましょう」と。
この先生のおやつは いつも おいしくて、これも楽しみのひとつ。
麻生圭子・著
『茶わん眼鏡で見た京の二十四節気』日本経済新聞出版社・刊
「お気に入り」に入れて、ほぼ毎日のように、麻生圭子さんのブログを読んでいる。
プロのもの書きとはいえ(エッセイスト・元作詞家)、ボキャブラリーが豊富。誰でも知っている有名人の知人が、いっぱい登場する。毎日読んでも 飽きない。
本書も、町屋暮らしの麻生さんが、それぞれの四季(二十四節気)を愛でながら、趣味のお茶を中心に、生活を愉しむ様子を描いたもの。
私事ではその頃の女子のたしなみ(花嫁修業)として、茶道を習っていた。十年以上もおけいこに通っていたが、趣味の一つにはならなかった。
陶器が好きになったのは、そのころいろいろと教えていただいた、お茶の先生のおかげだと感謝はしている。
本書の二十四節気によると、夏(7月23日前後)は、
「夏の暑さがもっとも極まるころ」。
四季を気にしつつ、豊かな日々を過ごしたい。
めいきん生協の組合員になって、20年以上になる。
グループ購入をしていたが、市内に生協の店ができた。
グループは解散して 出かけることにした。
今回は 新しい生協づくり(合併)に賛同するかどうか、
組合員にアンケートで 聞いてきた。
生協は「食の安全」のイメージが強く、信頼してきた。
合併後も組合員を裏切らないように、安全な商品を目指して欲しい、と賛同することに決めた。
藤工芸も素材の幅が広く、それに伴なってテクニックもいろいろあり、毎回 おけいこが楽しみ。
先日習った、うろこのような型になる編み方も好き。
残りものの 細い藤で、自作の白い花器に編んでみた。
高さ12cmくらいの ひょうたん型の掛け花用だが、
陶器だけよりも温かみがあり 新鮮になった。
いかがでしょう・・。
植田康夫・著『本は世につれ』・・ベストセラーはこうして生まれた・・水曜社・刊
ベストセラーになる理由は 本書からもわかるが、一冊づつ異なり、それぞれ特徴がある。
昭和24年ごろの『山びこ学校』は高く評価された。
この本の出版元が宣伝費も出せず、返品になっても困るからと、この本の良さをわかってくれそうな人に、ただで送りつけた。
これが見事に的中し、ここから火がついてベストセラーになったというエピソード。
ベストセラーづくりの名人:神吉晴夫(光文社)という人の力によって売れた時代。
今は、書店によって「本屋大賞」などベストセラー作りもあり、
「ケータイ小説」のようにメデイアの変化によって作られるようにもなった。
【写真】植田康夫・著『本は世につれ』・・ベストセラーはこうして生まれた・・水曜社・刊。2009.3.3.初版第1刷。@1600e