朝の家事を済ませて11時ころ、この本を読み始めた。
沖縄・石垣島のペンギン食堂の料理の描写には、
あまりにも おいしそうで、おなかが空いてしまった。
二度 沖縄を旅行した・・。
10年以上 この地の住民として生活している女性(ひと)人に、
いつも 地元のおいしい店に 案内してもらった。
そのとき おいしかった料理の数々も しっかり覚えている。
この本の中で、ぜひ行かなくては と思ったのは、滋賀県米原市のレストラン「ベルソー」。
オーナーのことば・・:
「
料理人として料理をたくさん作ってきたけど、人間は 草ひとつとして作ることができない。 自然こそが偉大な料理人なのだと思います。
」
このことばに感動したので、ぜひこの人の料理を食べてみたい。
もう一軒。
岐阜県中津川市の和菓子店「満天星 一休」。
ここの栗は 毎日 九州から飛行機でやってくるとか。
中津川の栗きんとんは なじみがある。
また 行こう。
本書は 作家の「おいしいもの みつけた」というエッセイ。
文章も深くて『 食堂かたつむり 』と共に 楽しい。
ことしは止めようと思っていたが、やっぱりその日だけでも、お内裏様だけでも、と出すことにした。
小学1年生の孫が、
「おじいちゃんとこの おひな様は 二人だけしかないの?」と。
わが家のは長女が誕生したころ(昭和40年ごろ)、七段飾りを買ったもの。
孫のはケース入りの 簡単に出したり仕舞ったりできるもの。
どちらも、おひな様を出して 家の中が華やぐのはいいことだ。
【写真】 ちょっと手抜きしてお内裏様だけ 飾りました。
2月28日 日経新聞 コラム「春秋」の記事・・。
「
若者より年齢が上がるに連れて、ここ一年に中古品を売買した比率が低下する。
消費者同士で、物や空間を共有し、融通する動きが増えた。
節約でき、ゴミも減り、売買などを通じて人とのつながりも拡がるという。
確かに、合理的でよい。
とくに 若い人と 女性が中心で、中高年の男性が取り残されがちだという。そこが問題。
」
わたしのまわりの 中高年の男性を考えると、この状況に乗っていける人は 少ないかも・・・・。
無理しても、自分で使うものは買うし、中古品を買うのもこだわる人が多いように思う。
同世代の人間として、何となく原因はわかるような気がする。
さて、わたしの場合は どうだったかなぁ。
【写真】日本経済新聞 2月28日 コラム「春秋」 部分。
カンブリア宮殿という番組(2月17日)で、回転すしの「スシロー」(豊崎賢一社長)を観ていて、「一度行ってみたい」と思っていた。
その日11時45分に到着したのに もう席はいっぱい。
案内パネルは「16分待ち」と出ていた。
待つことの嫌いなわたしは 止めようと思ったが、同行の人が「待つ」というので・・・。
番組の中でサブインタヴュアーの小池栄子さんの「おいし~い!」という顔が浮かんできた。
(でも、16分ではなく 20分待った。わたしには限界。)
回転レーンの寿司のお皿の先頭のカードに、「遺伝子組み換えの大豆は使っていません」とか、「店長のおススメ」とか。軍艦ねぎまぐろとかネーミングもおもしろかった。
寿司ごはんも酢の加減が わたし好み。
番組内では寿司職人の社長と、経営・営業の執行役員のコンビで、売上げ日本一の回転すし屋チェーンにしたという。
話しは 観ている人を 活き活きと感じさせてくれていた。
特に投資ファンド会社から転職された執行役員さんは、東大大学院卒という学歴だけでも 観ている人を感心させた(エリートには弱いわたしだけかも)。
一緒に食べた人は、「回転すし」商売は 「高級な鮨屋」を大衆化した、ニッポンの食文化の革命だったのねぇ と言っていた。
【写真】 回転寿司「スシロー」可児店にて。
きょうは 今月2回目の 藤工芸の おけいこ日。
わたしは月に2回 行っているので、仲間が そのつど変わる。
今月は 羽子板作り。
昨年末に 作る予定が延びた。
きょう仕上がったので、来年のお正月用に、
10ヶ月間 しまって置く・・。
三人の作品は 一見すると 同じのようだが、
花びらなど細かいところに 個性がでて それぞれ おもしろい。
『 人生、捨てたもんやない 』を読み直していて、
「結婚したいと思う瞬間」の章に、心打たれた。
「・・・・・
また、ある日の夜明け。 眠れない夜だった。
明けがた。 胸を締め付けられるように さびしかった。
理由は無い。 私という 存在の孤独。 そんな感じだった。
こんなとき、隣りに 温かい胸があったら・・。
たぶん、結婚って、そういうことのためにするのだと思うよ。
・・・・・」
なんと うまく表現されるのか、と つくづく思った。
わたしは さらに、今は亡き 俵 萌子さんに あこがれた。
【写真】 『 人生、捨てたもんやない 』 俵 萌子・著
2009.3.18.第1刷発行。海竜社・刊。@1429e
【写真上】 新聞記者時代の俵萌子さん。(本書さし絵から)
『 妻の超然 』 絲山秋子・著 新潮社・刊
著者:絲山秋子さんは、2006年に芥川賞を受賞した作家として 名高い。
一度 読んでみたいと思っていた『 妻の超然 』だが、「超然」ってどんな意味かと辞書を引いてみた。
「俗世間から 離れているさま」と出ていた。
この小説を読んだ限りでは、それほど「超然」の奥様だとは 感じなかったけれど、こういう夫婦もあり、かなぁとおもしろく読んだ。
「小田原は 幕の内弁当のような街だ。」
「ゴマ塩振った ご飯を・・」などと表現されたり、とにかくわかりやすいことばで、人間のわかりにくい心理を 読ませている。
文章の達人の作家だ。
次には、芥川賞受賞作品『沖で待つ』を読んでみよう。
買い物に出かけたついでに、すこし遠回りして、
大縣神社:姫の宮の「梅まつり」を見に行った。
神社の裏の山を切り開いて、全国の神社・名跡から献上された梅が植樹されている。
およそ300本(株)。 枝垂れの梅が 多い。
開花には まだすこし早く、チラホラ・・。
一週間後には 満開でしょう。
【写真】 大縣神社・姫の宮の梅園にて。(犬山市楽田)
わが家の裏に わずかだが家庭菜園がある。
手入れができないので、植えたら そのまま大きくなるような、手間いらずの野菜にかぎり、育てています。
陽当たり 風通しもよく「菜園環境」は抜群なので、まずまずの出来栄えです。
葉大根。
昨年末、もう時季も遅く ダメかなあと思いながら 種を蒔いた。
寒い間は 背丈5~6cmでしたが、このところ すこし気温が上がり、すくすくと伸びてきました。 12~3cmくらいに育った。
すこし間引いて採り、茹でてみた。
とってもきれいな緑色で、やわらかく、お浸しでいただいた。
土から 命を分けてもらったような気分を 味わいました。
わが家から一番近いスーパーで、ファンクラブカードを見せると、消費税の3%分を取らない(還元する)という制度のサービスができた。
わたしも登録料200円を払い、カードを作る。
このスーパーでは、折込みチラシは入れない代わりに毎日安くとか、独特の売り方で、最近は いつ行っても、お客さんでいっぱい。
わたしはいつも、同じところのお店で買い物はしないし(出かけたときに、ついでに立ち寄ったところで買うパターンが多いので)、こういうカードが 増えて困る。
これって 本当に 消費者にとって、お得になることでしょうか・・。
【写真】 KANESUE社の FAN CLUB CARD