運転して行ってくれる人が、時間がとれたので、
急に 菰野町の パラミタ美術館へ。
こんどの企画展は 昨年から 待っていた・・。
「~イギリス陶芸界の至宝~ ルーシー・リー展 」
ルーシー・リーさんは 1902年ウィーン生まれの陶芸家。
大戦でイギリスに渡り、過ごした。
もともとシンプルな線文模様の作品が多い。
どこに魅力を感じたか。
多くの作品にみられるような茶釉線文の作品が一番 好き。
また、細く 長い首、大きく広がる形の美しさに 見とれる。
茶釉線文鉢を見ていると、イギリスに窯を構えた陶芸家:バーナード・リーチの影響が伝わってきて、どこか民芸らしさも感じる。
どの作品も 1902年生まれの女性ものとは思われないほど、
若々しく 新しいフォームだった。
三重県 長島町の「なばなの里・花市場」で、買い物をしていた。
身体がふわ~ふわ~ッと浮くような気がして揺れている・・。
隣りで買い物をしていた人も「揺れてる!」と叫びだした。
午後3時ちょっと前。
こんなふうに感じたことはなかったので、
(こりゃあ、あしたは医者に診てもらわなくては・・)
と一瞬あたまをよぎった。
同行の者が「長島、木曽岬は伊勢湾台風のとき、高潮をかぶり、何週間も水に浸かってた」と言う。
いま自分が居るところは・・!
店の人が、1000年前でも長島は”長島”で、
「ここだけはゼロメートルよりはちょっと高い」
「海からここだけは浮き出た島だから、沈まない」と。
家が心配になるし、津波が来たら間違いなく危険。
買い物を切り上げて、とにかく家にたどり着こう、と
急いで帰ってきた。
情報がわかるにつれて、大変なことになっていた・・。
『 ワタシは 最高に ツイている 』
小林 聡美・著 幻冬舎・刊
『かもめ食堂』 『めがね』 の主演女優の小林聡美さんのエッセイ。
わたしの描くイメージは きらびやかでなく、しっかりした演技力のある女優。
特に『かもめ食堂』が好きで、あの映画の中の役柄のイメージ通りの女性のような気がしている。
日常生活を描かれたエッセイだが、「うふふ」と笑える。
この女性(著者)も、「モノ」が あふれ、整理術に 悩んでいる。
アメリカバーモンド州のターシャ・テュダーのDVDを見て、メルヘンの世界にはまったら、自分の畑にも夢中になるような可愛い女性なのだ。
わたしの周りにも この女優さん:小林聡美さんが好きな方が多い。
ファンの方に 一読をおススメします。
【写真】 『 ワタシは 最高に ツイている 』
小林 聡美・著 幻冬舎・刊。
2007.9.10. 第1刷発行。@1400e
なお 文庫本版が 2010.2.幻冬舎文庫@520eで出版された。
毎年 暑いころ、みょうがの季節になると、
わが家にも みょうがが欲しいと思う。
香りがよくて(香味野菜)、しゃきしゃき感が いい。
ふだん食べているのは、みょうがの地下茎から出る花穂だ。
2月の終わりごろ、種苗店で みょうがの根株を見つけた。
半日陰の場所に 植えるといい というので、
ミカンの木の近くに植えることに。
今年は無理でも、来年から たくさん収穫できるますように。
削り節の出しガラは、溜めて置いて ふりかけを作る。
いちいち溜めて置くのは、わたしの性格ではかなり努力が要る。
さばの削り節なので 大きくて、
少し日光に当てて(半日) 乾かしたら、すり鉢で 摺る。
弱火にかけて、しょうゆ、みりん、酒、キビ砂糖で味をつける。
自家製 ふりかけは おいし~い・・!
【写真】 自家製の おいしい ふりかけ。
10日ほど前 県立高校の卒業証書を、孫がいただいてきた。
わたしのころとは違って、立派なファイル付きで びっくりした。
きのう、わたしは22年度市民総合大学の、歴史文化学部・明治カルチャー史学科の 卒業証書をもらった。
(こちらは パソコンで打ち出して印刷してあった・・。)
40何年ぶりかで あったが、「卒業証書」をもらってうれしかった。
わたしたち高齢者にも 学ぶ機会が与えられる。
来年度も また受講したい。
【写真】 市民総合大学の 卒業証書。
木曽川学の一年のしめくくりとしてのシンポジウムに参加した。
今回は「”日本ライン”の不思議」と題して、岐阜大学教授・小井戸由光先生の基調講演。
つづいて パネルディスカッション。
パネリスト、コーディネーターには、木曽川学講座の先生方。
「日本ライン」は 身近に日ごろ見ているが、深くというよりも 浅くも地質などがどうかなどと、考えたことも無い。
わかりやすく話していただいたので、そんなものかと感心した。
自分が何十年も住むまちの、景色や観光地が、どのようにして出来て来たのか・・。 ほんの少しだが解かり、よかった。
3時間半の長時間の勉強も 余り疲れず 楽しめたかなぁ。
[天下の絶勝 日本ライン下り]:昭和27年頃の宣伝パンフ。桃太郎神社附近。
車椅子プロランナー:伊藤智也氏の、
「 心の叫び ~明日ある今日を生きる~」という講演を聞いた。
35歳で突然「多発性硬化症」という病気にかかり、車椅子生活になった。
北京パラリンピック 400mと800mで金メダルを獲得された。
これほど名誉な賞が獲れるくらいだから、本人の努力はいかほどのものか はかり知れない。
講演中、
ご両親が この病気を知ったとき、お母さんが ひと晩で白髪になったり、大正琴の先生であったのに全然弾けなくなった、と話されたときは、本当に辛かっただろう と涙が出た・・。
・・また、いつ次ぎの病気に倒れるかもわからなくて、毎晩「今日と同じ身体で、明日の朝を迎えられますように。」と祈ってから 眠る。
「夜が 怖い・・。」と話された。
スポーツに疎いわたしは、三重県鈴鹿市に こんな勇気のある選手が居ることを知りませんでした。
二年後にはロンドンパラリンピック出場を目指しておられる。
お身体を大切に がんばってほしいものです。
スーパーで買い物していたら 友人に会った。
久しぶりなので、ティールームで しばらくおしゃべりを楽しむ。
友人は もうひとりの友人と一緒だった。
その女性は 最近60歳で車の免許を取られたそうだ。
びっくりした。
俵萌子さんが55歳で苦労して免許を取られたと本で読んだと話したら、その女性は、
「私は俵さんの その本を読んで、免許を取る気になったのよ」
「苦労したけど、おかげで今ここまで車で来られたから うれしい」。
60歳で免許を取る勇気はステキです。
友人と、初めてお会いした女性との三人で、
元気な会話が飛び交い、ウキウキした一日でした。
3月3日。
雛祭りと言えば、菱餅、雛あられ、白酒だが、
わが家では、ちらし寿司と はまぐりの吸い物を作って食べるのが しきたり。
どうしてだか わからないが、
ちらし寿司は、わたしの子供の頃から、3月3日の「食」なのです。