犬山市民総合大学 明治カルチャー史学科。
北口駐車場から、講座の開かれる部屋までは 歩いて30分近くかかる。
朝9時半過ぎ。明治村の村内はまだ観光客は、チラホラというより チラくらい。
秋晴れの中、山の木々の間をぬって歩くのも 気持ちがよい。
講座は「錦絵にみる明治の歴史と 明治村」
講師は 博物館明治村 主任 学芸員・中野裕子先生。
「錦絵」も展示され、見ながら説明を受ける。
見せてもらった絵は、天皇が御巡幸の折りに描かれたものが多い。
絵師(画家)は 一度みたものは忘れずに描かれる。
この年代(明治初期)見えない天皇(存在)から、見える天皇になられた頃というのが理由。
重ね摺りをするため、図柄がずれないように技法が工夫されている。
描かれた情景から歴史を読み取る好資料だが、芸術性は認められてないので、美術的評価はそれほど高くないという説明でした。
10月1日は コーヒーの日、と新聞で読んだ。
どうしてかなあ ?
国際協定によって、コーヒーの新年度がはじまるのが10月で、この日がコーヒーの年度始め という。
また、女性にコーヒーブレークを贈る日 だそうです。
わたしは若いときほどは飲まなくなったが、一日に一杯は飲みます。
喫茶店は おしゃれで 雰囲気の好い店を選んで行く。
わたしには コーヒーの味というよりは、香りの好いのが おいしいと感じる。
日本でコーヒーを飲むようになったのは、鎖国時代の長崎 出島が最初らしい。
これからコーヒーがおいしく感じられる季節ですね。
【写真上】中日新聞2011.10.1.の29面。
『 古本屋歳時記 』~俳句つれづれ草~
出久根 達郎・著 河出書房新書
直木賞を受賞されたとき、著者・出久根達郎氏が古書店主ということで話題になったので覚えていた。
その後 新聞、雑誌などでエッセイを拝読した。
この本も、ごく平凡な市井の生活が描かれたエッセイ。
読みながら うふふ と笑えるのもあり、
皇后様が英語でスピーチされたという竹内てるよ(昭和初期の詩人)の詩の話は、思わず可哀相と 泣けるのもあった。
平凡な日々の 身辺雑事を 飽きさせず 読ませる。
この作家は 名文筆家ですネ。
【写真】 『 古本屋歳時記 』~俳句つれづれ草~
出久根 達郎・著 河出書房新書 河出書房新社・刊
2011.5.30.初版発行。 @1600e
孫が 韓国で買ってきた 靴下。
顔が描かれていて、口の中に足を入れるようになっている。
耳も付いていて おもしろい。
黒と白の縞模様のほうはサンダル用。
アイデアは すごいですね。
佐渡ヶ嶽部屋の 琴奨菊関が、
日本人として4年ぶりに大関になった。
伝達式のあいさつ(口上)で、
「”万理一空”の境地でがんばります」と おっしゃっていた。
わたしは この言葉は知りませんでした。
辞書をいくつも引いたら、「万里」はありました。
でも、この四文字熟語はなかった。
新聞を見たら、宮本武蔵の「五輪書」の中に在る、と。
どんなに遠くまで行っても空はひとつしかない、という意味。
テレビのインタビューで、
「迷いの無い境地を求めて、日々努力する」と言われた。
なかなか見どころのある方だと 感心した。
わたしは 歳を重ねたが、のこりの人生もこうありたい。
【写真】2011.9.28.日本経済新聞(夕刊)
近くに来たついでに 美濃焼伝統産業会館に立ち寄る。
何度も来ているが、陶芸に関わっていると、すぐれた作品をつねに見ていたいと思う。
先週の雨台風で 土岐市は土砂災害が多く、
今も片側通行の道もある。
この会館も山の中に建っている。
受付の人が「先日の大雨で 後ろの山からここまで水が入ってきました。まだ泥くさいので 申しわけありません」とおっしゃっておりました。
・・でも大切な作品は 無事でよかった。
美濃焼の産地なので、青織部の色が素晴らしい。
「やさい家」で買った空心菜。
わたしは初めて使う。
葉っぱを食べる野菜(葉菜)。
茎が空洞なのが特徴で「空心菜」というのだと、店の人は教えて下さった。
ベーコンと空心菜ともやしで 炒めた。
シャキシャキ歯ごたえがあり、おいしかった。
久しぶりに山あいの 好みのカフェに行ってきた。
テラスは滝のある流れが見えて、
ここでのモーニングコーヒーが ステキ。
カフェの前の道路向こうに、"やさい家”があった。
「夢楽(ムガ)小屋」と名付けられ、建物も自分たちの手で建てられたという。
女性ふたりがトウモロコシの皮をむきながら、親切に応対してくれた。
野菜は全部 無農薬で作っているので、なかなか思うように収穫できなくて・・と。
白菜、ナス、さつまいも、空心菜、ゴーヤなど 買う。
小麦も作っている。
小麦粉も500g単位で売っていた。
「天ぷらによく合うので 使ってみて」と言われ 買ってきた。
平日は本業の工場仕事もあり、土 日曜日だけ野菜家をされている。
もう少し近ければ(わが家からクルマで40分)、毎日のように買い物できるのになあ・・。
今朝は13℃まで下がり、肌寒かった。
空気は澄んで さわやか。
そんな中 孫の運動会を見に行く。
わが家はこの小学校に3代通っているので なつかしい。
娘の頃と比べると、児童の数は三分の一に減っている。
きょうは陽射しは強く、日中は気温も25℃と暑くなったが、児童たちは皆~なテントの中で ひと安心。
・・でも なんとなく過保護気味に感じた。
知人から「お地蔵さんが 好きそうなカフェガあるよ」と 教えてもらった。
家からクルマで20分くらいのところ。
「Cafe 画廊 音彩(ねいろ)」
~あずみ野の香りをのせて~とある。
ギャラリーでは 絵手紙の教室のグループ展が 展示中。
また、常設のアクセサリー、布作品の小物、バッグなどが置いてあった。
店主さんに「どうして”あずみ野”なんですか?」と伺った・・。
「青春時代にしばらく居て、思い出のある地だから」と、すこしテレて話してくださった。
テーブルも ムクの木の 手造り。
ひとつひとつ型が違って、あたたかい雰囲気。
わたし好みのカフェギャラリーでした。また行きたい店。
教えていただいたHさん ありがとう。
カフェの コーヒーも パンも おいしかったよ。