著者の森まゆみさんは 地域雑誌「谷中・根津・千駄木」の編集人として 著名な方。
これまで読んだ本も わかりやすかった。
最近読んだ本は、原因不明の自己免疫疾患で、失明寸前まですすんだ重い病気だったという体験の本。
そのことに心を痛めていたが、今回の この新刊出版で 多少は快復されたことを知り よかった。
近ごろは”断捨離”ばやりで、捨てられない人はダメ人間のように言われる。
著者は 物もいろいろな人との関係につながっているので、「片付かなさ」の中を生きるのが 人間の宿命ではなかろうか と書いておられる。
これを読み、捨てられないわたしは 少し 気が楽になった。
近所の友人と ランチ バイキングに 行ってきた。
わたしは 風邪気味であったが・・。
楽しみにされていた友のためにも、
また わたしが おしゃべりをしたかった。
よく いただき、よく 話し、
あーっという間に 楽しい時間は 過ぎた。
風邪が ひどくならないように、早く 寝ます。
著者は 漫画家らしい(?)。
本書は 男の 料理本 というか エッセイ というのか、わからない。
文体の変化も、挿し絵や漫画ページの絵も、おもしろい。
書かれている食事(料理)も庶民的だが、きっと絶妙な味で おいしそうだ。
ちょっとした工夫があり それがよい。
たとえば料理名も「ちくわの穴 確認弁当」とか。
(すべてのメーカーではないが原材料高で、ちくわの穴が広がっている とか)
「八ヶ岳 鮭きつね弁当」とかも。
(これは 先生の故郷・八ヶ岳に敬意を表わしたネーミング)
読んでいて たのしい本。
【写真】 『 逃避めし 』 吉田戦車・著
2011.7.20.第一刷発行。 ㈱イースト・プレス・刊
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映画「 スープ・オペラ 」を 観た。
独身のルイ(坂井真紀)は、
亡くなった母の代わりに 女手ひとつで育ててくれた、叔母(加賀まりこ)の トバちゃんと 二人暮らし。
還暦を前に そのトバちゃんが結婚する。
残されたルイの その後の物語り。
ちょっと現実離れの内容だが(わたしには)、でも こんな生活をしている人も多いかも。
ルイさん役の坂井真紀さんは 品がよくて さわやかでした。
香川県の讃岐は うどんが有名。
もうひとつ 竹網代(たけあじろ)工芸品も。
昨日「ドームやきものワールド」で わたしの好きな「恵子さん・・」のお店で 買ったもの。
竹網代は真竹を うまく割いて削って 平竹ひごを作る。
それを一枚づつ入念に 網代模様に編み上げて 網代単板にする。
・・竹職人の手仕事にのみ 作られるという。
わたしはコーヒー盆を買いました(長さ50cm)。
この店が好きで、毎年 なにかしら買うので、
同じ竹網代の おしぼり盆を おまけにしてくださった。
この女主人との おしゃべりも楽しくて・・。
ことしも「ドームやきものワールド」に行ってきました。
~文化と出会い、暮らしを楽しむ「器の世界」~
全国から300ブースの店が出る。
わたしはテーブルコーディネートコンテストが楽しみ。
ことしは「花心(かれん)」がテーマ。
この6年間 毎年見ているが、ことしは「これだ!」というのがなくて がっかり。
ここも 毎年楽しみで訪れるのが、香川県の「恵子の たのしい家goods」の店と、信楽の「ギャラリー草土」。
覚えていてくださって うれしかったので、また 買ってしまった。
藤工芸でお世話になったKさんが、1時間以上かけて わが家に来てくださった。
教室では隣り同士で よく話しをしていたが、いまは都合で お休みされている。
Kさんはフットワークが軽い。どこへでも自分で運転して出かけられるし、好奇心旺盛な方。
友を大切にされ、縁が切れないように心がけておられることを知り、見習わなければ・・。
久しぶりに おしゃべりして、楽しかった。
おみやげにいただいた、菓匠/香梅さんの 栗おはぎ は、絶品の お味でした。
この著者の本は 数多く読んでいる。
題名がピッタリの女性。 いくつになっても可愛い女性。
ひらひらでピンクの花模様の服が、年老いても似合うひと。
でも、頭の中身は 大人。
男と女の生き方、聖子流の人間の生き方は、数知れない多くの著作から浮かび上がってくる。
古典にも造詣が深く、豊かな知識に 胸を打たれる。
本書の最後に 笑福亭鶴瓶氏との対談も おもしろい。
ちなみに 本書の表紙も ピンクの花柄。
映画「トイレット」。
前から 見てみたいと思っていた映画。
「かもめ食堂」「めがね」を見ているので、荻上監督の 独特の世界を期待していた。
出演者は もたい まさこ さんのほかは、外国人。
せりふは ひとことのみでの会話だが、
不思議と もたい さんの演技がいきいきと伝わってくる。
日本のトイレで思い出したが、日本のトイレメーカーは優れていて、水の流れ具合なども計算されていて、見事だと聞いた。
また トイレそのものは国民性というか食文化の違いで、ウォッシュレットがまだ少ないことを知った。
おばあさん役の もたい さんに、日本のトイレをプレゼントするアメリカ人の孫との情愛が あたたかく残った。
~女性社員800人の健康・美・やる気を引き出す~
『 再春館製薬所 ニッポンいちの社員食堂 』
タニタの社員食堂の本がベストセラーになって以来、多くの社員食堂やら、大学の学生食堂の本が 次つぎと出版されている。
娘が 再春館製薬所の「ニッポンいちの社員食堂」を買ってきた。
化粧品の「ドモホルンリンクル」を作る会社と言われ 納得。
会長が食堂にこだわり、日本一の社員食堂を目指して 努力されている。
この本で知る限り 手に入りにくいものは ほとんどない。
単品料理ではなく、野菜のメニューも多く、食材の種類も多くて、家庭のお惣菜と同じようだ。
いくつかのメニューも 見て、作ってみたが、どれも おいしくできた。
社員食堂は 昔の”まずい”のイメージは無くなった。
安くておいしい社食になったという。
【写真】 ~女性社員800人の健康・美・やる気を引き出す~
『 再春館製薬所 ニッポンいちの社員食堂 』
主婦の友社・編・刊
2011.10.31.第1刷発行。 @1143e