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きょうは わたしと孫の 誕生日。
(70代も半ばになるとうれしくもないが・・)
今春から社会人になった孫娘が
ランチを御馳走してくれるという。
誕生して22年間 病気もせずに元気に育ち、
祖母の誕生祝いをしてくれるなんて・・・
平凡だが このおだやかな生活がつづくことを願う。
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知人から聞いていたカフェ&ギャラリーへ行った。
ここは 木曽川右岸沿い。景色のよいところ。
犬山城を 川面越しに真正面から眺められる。
今、流行の古民家(築100年)を改装・利用してある。
中庭を眺めながらコーヒーを飲む。
ギャラリーにはアクセサリー、骨董品など。
楽しいものがいっぱいあり、どれも欲しい・・
木製のお盆と、エンゼルの陶製の人形を買ってしまった。
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内館牧子・著 『 終わった人 』 講談社・刊
大手銀行の出世コースから、子会社に出向。
そのまま定年を迎えた主人公の、その後の物語り。
女性にはわからないところもあるが、
定年後の世界は 現役中は考えられないものなのか。
身近にも定年後になってからあわてたり、
途方に暮れている人が 多くいる。
この本を
「読む?」
と貸してくれた男性は、作文教室で一緒。
どんな職業だったのかはわからないが・・
現在は一週間に三日ほどパートしながら、
趣味のエッセイを書き、あちこちに投稿して入賞してる。
第二の人生は楽しそうだ。
この本の主人公・・:
ハローワークで見つけた仕事だが、
東大卒で大手銀行出というのが、
第二の仕事探しにはマイナスに作用した。
主人公のプライドの持ち方が子どもっぽく面白かった。
妻の判断力は冷静で、「なるほど」と感心した。
【写真】 内館牧子・著 『 終わった人 』 講談社・刊
2015.9.16.第一刷発行 @1600e
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藤工芸 おけいこ日
きょうは
帽子スタンドを仕上げる。
首のところ。
細くなるのだが、やわらかい藤糸が無くて
苦労した。
このクラスは60歳代と70歳代の 4人。
先生も気さくな方。
”先生”と呼ばれるのではなく、
”~さん”と呼んで欲しいそうだ。
口も動き、手も動き、
なごやかな二時間半です。
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あさのあつこ著 『 花冷えて 』
~ 闇医者おゑん秘録帖 ~ 中央公論社・刊
夫と通じた女中の 子堕ろしを頼みに来た女将の様子から、
事件を解いていく女闇医者の物語り。
筆者の本は『バッテリー』『花宴』などを知ってはいたが、
読んだことはなかった。
今回 表紙の絵にひかれ、
「闇医者」という主人公に惹かれた。
読み始めると おもしろくて 二日間で完。
読書は面白い。
止められなくて ほかのことがおろそかになるので、
困ったものですネ。
【写真】あさのあつこ・著 『 花冷えて 』
~ 闇医者おゑん秘録帖 ~ 中央公論社・刊 @1600e
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名古屋へ出かけたついでに、
「大名古屋ビルヂング」を見に行ってきた。
先月(3月)に建て替えオープン。
雑貨、ファッション、食堂、カフェなど
たくさんの店が入っている。
どの店も 品がよく、きれいなインテリアでよい。
・・が、これは面白いという、ユニークな店は無かったなあ。
50年以上も前、わたしはこのビルの近くのビルの中にあった
毎日文化センターで、料理教室に通っていた。
名古屋駅前周辺の景色は、
「変わりましたネ」という印象を強く感じた。
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知人からチケットをもらった。
名古屋市芸術創造センターで 童謡の合唱を聴いた。
第15回「水芭蕉コンサート in 愛知」名古屋公演。
箏、尺八など和楽器アンサンブルでの、
「小さい秋みつけた」「早春賦」などの混声合唱。
聴いていて心が洗われるようでした。
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子どもの頃から馴染んでいる唱は
何度聴いても いいですね。
混声合唱、女声合唱。
それぞれ 楽しませていただきました。
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ひと月ほど前から、いつか行きたいと思っていた、
石水博物館。 その企画展「川喜田半泥子の旅」
いつものことだが、今朝突然に行くことになった。
家から高速を使って三重県の津市まで二時間近くかかった。
博物館は閑静な丘の中、新緑に囲まれたモダンな建物。
わたし達のほかには 誰も来館者が居なかったので、
この博物館のことを、
受付の人としばらくあれこれ話しをした。
ショップで見つけた本:川喜田半泥子著「随筆 泥佛堂目録」
まだ読んでいなかったので さっそく買った。
人びとがまだ海外旅行など思いもつかない 大正時代に
半泥子は 生涯に8回も洋行に出かけている。
館内では、
物見遊山の旅で描いたスケッチや見聞記録、朝鮮半島での修業時期の陶芸作品など、どれも味のある作品で見とれてしまう。
館蔵品である抹茶茶わんは、どれも大振りで
のびのびとした作風のものが良かった。
昭和の初めのころ、岐阜県・久々利(可児市)の荒川豊蔵氏や、愛知県・瀬戸市の加藤藤九郎氏にも訪れ、学んでいることを知った。
伊勢商人の豪商の家柄の十六代目として生まれ、
経済界、財界人で活躍。
書画、陶芸、茶の湯、俳句と多彩な趣味に生きる、輝いた、
魅力に満ちた人生を過ごした男性。
・・・ また訪れたい博物館。
わたしはもう20年以上も前に、同じ市内の山里にある、
「半泥子廣永窯」に来ている。
その窯場は広い敷地内に、茶席や展示場もあり、
緑がきれいでした。
そのころは未だ「半泥子が愛した美と食を体験しよう」などどいう観光イベントものは未だ無かった・・
きょうはもっと朝早く出て、半泥子ゆかりの「東洋軒」で「ブラックカレー」を食べてみたかったなあ。
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高校時代の仲間で ミニクラス会。
今回は 希望する人がいて、犬山ホテルで。
ほとんどの人が名古屋からで、わたしは一番近くて楽でした。
ホテルの窓から、木曽川と 新緑の庭が見える、和食の店。
「あわび&飛騨牛」を味わう、
サプライズ会席ランチを食べた。
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美味しい料理を食べて満足でした。
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18歳。
今から50年以上も前の思い出話をして、楽しかった・・。
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年に二回、小さな地方スーパーで、
「もんぺっこ と なかまたち」という手づくりものの展示会が開かれる。
編み物、袋物、根付け、壁掛け、トートバック、布ぞうり、ケーキ類などの、手作り品を展示し販売する会。
仲間同士で品評したりして にぎやかなこと。
素人ばかりだが、プロ級の腕前の人ばかり。
わたしは、陶芸品が無いから仲間になりませんか、
ということで、入れていただいた。
三日間 出展者になるので、十時開店だが、
九時四十五分には店に入り、準備して開店時刻を待つ。
開店と同時に、待っていたお客さんがどーっと入ってこられ、
しばらくはてんてこ舞い。
このスーパーは街の中にあり、
年齢の高いお客さん層が多い。
時どき、店員さんも見学に来られる・・。
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