植松三十里・著 東京堂出版・刊
『 おばさん四十八歳 小説家になりました 』
最近 ブログに書きたいような本は読んでいないので・・
本書は 本当におもしろかった。
昨年12月に出版されたばかり。
歴史小説家として作家稼業を始められたころのこと。
デビューされてからの苦労話も身につまされる。
その中でも 次女の不登校の苦労話は
他人事でもドキドキと心配した。
著者はこの次女の不登校を書かなかったら、
小説家になった理由が説明できない、
と言われているのが理解できた。
文学賞を受賞され、その賞金や副賞にまつわる話も、
小説家はこういう笑いや涙ありの生活をされるのか・・
おばさん小説家の奮闘記が身近に思えた。
この作家の歴史小説は、まだ一冊も読んでいない。
さっそくに昭和史のヒーロー:重光葵(外交官)を小説化した、
『 調印の階段 』を読みたい・・
【写真】 植松三十里・著 東京堂出版・刊
『 おばさん四十八歳 小説家になりました 』
2013.12.10.初版発行 @1500e
近くへ行ったので、
”400年の歴史と 絞りの里”有松へ 回ってみた。
これまでに二度ほど この地を訪れていた。
有松は 絞りの名産地として 発展してきた町。
絞りを学び、今はすばらしい作品を作られたり、
同好の多くの女性に教えておられる友人がいる。
作品もいくつか分けていただいている。
有松・鳴海絞り会館で実演を見せていただいた。
友人もこのように見事な手さばきで作られたのだなあ、
と感心してきた。
有松の町並みを歩いていると、
きょうは静かで 歴史を感ずる。
所どころにモダンな絞りの作品が売られているギャラリーもあり、楽しかった。
美術館を観終わり、
徳川園へ冬牡丹を見に行く。
ここは 昔 結婚式場があったところ。
いまはもう無い と思っていたら・・
ちょうど新郎、新婦に出会い、なんてラッキーなこと。
一枚 記念に撮らせていただいた。
「冬牡丹」もきれいで、
20種類の品種が展示されていた。
「連鶴(白)」「八千代椿(うすいピンク)」が
特に気に入った。
一株ずつ わら囲いの中で咲く冬牡丹。
寒い冬晴れのもと やわらかい光を浴びながら、
ひときわ きれいでした。
徳川園の「徳川美術館」・・
旧蔵書や古典籍を所蔵する「蓬左文庫」
「新年を祝う」という特別展を観に行く・・
江戸時代の大名家で さまざまな行事が行われた。
大名家の正月行事に使われた縁起物や、
玩具、工芸品などが展示してある。
きょうのお目当ては「三番叟蒔絵鼓箱」
・・見事な蒔絵の箱に うっとり見とれてきた。
担当学芸員さんに たっぷりと解説していただき、
蓬左文庫の企画展示も併せて、よくわかりました。
久しぶりの美術館。
このごろの季節としてはあたたかい陽ざしの中で、
あちこち歩き回り 楽しかった。
友人と、昨年から 日泰寺の縁日に行く約束をしていた。
21日の縁日に行くのは 初めてだった。
参道の両側に いろいろな店が並んで、
人出の数も多く、にぎやかでした。
いつも 縁日はこんな様子だろうか・・
店主と言葉を交わしながらの買い物は、
縁日での魅力のひとつかなぁ。
生もの、干物類、くだものなどが よく売れてたなあ。
Cafe画廊 音彩(ねいろ)で、
からくり人形能の公演を初めて観た。
今までに
からくり人形がどうやって動くかは、見たことがあった。
が、きょうは企画演出の方(玉野宮夫さん)の、
ユーモアたっぷりの お話を伺いながら観た。
からくり三番叟(さんばそう)公演は、
からくり人形能の芸術の高さに驚いた。
一体のからくり人形を動かすのに、
4人もの人たちが分担されていた。
顔の表情、右と左で使い分けるなど、
細かい神経を使って動かす。
見とれていたら
あ~っという間に終わってしまった。
徳川美術館では 新年を祝う展示のひとつとして、
三番叟蒔絵鼓箱や浅葱地梅・鶴亀文直垂が飾ってあるとか。
・・見てみたいなあ。
今年初めての 藤工芸の おけいこ日。
午前中 少し早目に終え 新年会。
昨年先生が試食され、
とても良かったからと言われてた「和らく」。
10名ほどのお客様で満席、の小さなお店。
若いご夫妻だけで 経営されているようだ。
盛り付けも 器も申し分なし。
料理内容も珍しい食材が使ってあり、
わたしにはとても興味深いものでした。
また 友人を誘って行きた~いお店でした。
長女のところの娘たちは 年子なので、
昨年に続き 今年もまた 成人式だった。
この孫は 大学一年生。
わたしたち祖父母にも気を使ってくれる、よい娘に育った。
ショールは 50年前の わたしの時に使ったもの。
古いものでも嫌がらず、喜んで使ってくれた・・
陶芸教室の 新年会
2、3年 開かれなかったが、
ことしは 誰ともなく やろう ということになった。
教室では すれ違いなったりで、
なかなか会うことのない人たちも出席されて にぎやかでした。
ことしの春は大掛かりな生徒募集をやり、経費も抑えて、
会員の人にも還元してくださる・・と言う話。
大いに歓迎です。
出かけたついでに、お願い事が叶うことで有名な、
こびの天狗山(美濃加茂市)で 初詣。
神殿入口に一本足の下駄が置いてある。
一本足の下駄は、急な坂道の登り降りには楽で、
行者や僧侶によく使われていたとか。
この地方の人は天狗下駄と呼んでいる。
正月三が日間は甘酒がふるまわれる。
わたしは志しを入れて いただいた。
生姜が効いて、とってもおいしかった。
日ごろ不信心だが、
新しい年の初めに、神を詣でるのは 身も引き締まりますね。