わたしの住む市でも 在日外国人が多く生活(くらす)ようになった。 異なった民族であり 異なった文化をもつことから起きる、いろいろな問題に出会う。
お互いに仲良くなれるキッカケになれば・・ということで、シェイクハンド!の活動が始まった。
週に一度だが平日の放課後、ボランテイアの人たちが宿題をみてあげる。 子どもたちは日本語の教科書だから、親たちには難しい人もいるのだ。
毎週日曜日の午前には、スペイン語の先生に来てもらい、子どもたちはスペイン語を勉強する。 日本で生まれ日本の学校にいるために、子どもたちはスペイン語がむしろできない。
子どもたちの勉強会には必ず保護者が送迎する約束だから、
母親たちは子どもの勉強が終わるまで、日本の文化、習い事を習いながら待っている。
この日は 母親たちが折り紙で遊びながら会話を楽しんだ。
わたしは何十年も前に覚えたスペイン語を思い出しながら話しかけた。 ペルーからきた小学生の女の子に「スペイン語しゃべれるの?」と言われ、うれしかった。
こうした小さな交流でお互いが仲良くなっていけばいいなあと思う。賛同参加するボランテイアの人が増えるといいな・・。ぜひ参加してください。
【写真】2008.6.22.(日)犬山楽田ふれあいセンターにて。
国際協力や異文化の理解を深めるボランテイアグループ「シェイクハンド!」。子どもたちのスペイン語勉強会の会場前で、お母さんたちも折り紙つくりの交流会を楽しむ。
『・・寿司屋のかみさん・・「はじめての寿司教室」』 佐川芳枝・著 寿司屋のかみさんがカルチャースクールで寿司教室の講師をつとめた体験をつづり、本にまとめられたもの。
「簡単にできる変わり海苔巻き、7種」の章のこと・・:
”ネギオカカ巻き”のところで、「ネギをまるく囲んでモノトーンのシックな巻きものができました」と読んだら、すぐに自分も作りたくなった。
買い物に出かけなくても、うちにあるもので作れる。
ネギオカカ巻き、明太キュー巻きの2種を作った。
40年以上も前に買った、紅志野の大皿に盛り付けた。
あじさいの葉を敷き水色の花をあしらい、すこしおしゃれに見せた。
娘と孫たちがおいしい、おいしいと食べてくれた。
とくにネギオカカ巻きは(やすい材料でも)バツグンにおいしかった。
著者の店のオリジナルメニューとか。
元・橋本首相が この著者佐川芳枝さんの本を読んで、ご主人が経営する寿司店に おしのびで食べに出かけられた、という。(佐川さんのほかの著書で読んだことがある。)
なんともうらやましい話。
【写真】『・・・寿司屋のかみさん・・・「はじめての寿司教室」』
佐川芳枝著。2007.12.10.第1刷。青春出版社刊。@1429E.
さっそく作った、ネギオカカ巻きと 明太キュー巻き。
「これをつくるのに四苦八苦してます」と よく会話の中で使いますよね。
この四苦八苦ということばは、熟語として よく知ってるのに、こんな意味を持っているということは知らなかった。
「生老病死」(しょうろうびょうし)。
生まれて、老いて、病に倒れ、そして死んでいく。
これが「四苦」。
これに、
「愛別離苦」(あいべつりく)。 愛する人と別れる苦しみ。
「怨憎会苦」(おんぞうえく)。 憎い人と会う苦しみ。
「求不得苦」(ぐふとっく)。 求めても得られない苦しみ。
「五蘊盛苦」(ごうんじょうく)。感覚の苦しみ。
この四つの苦を加えて、“四苦八苦”。
生まれて、老いて、死ぬこと。 時間は逆さまには流れない。
だれにも逃れることのできないということを、2500年も前から お釈迦様が言っておられるそうです。
皆さんは知ってました?これからは慎重にことばを使います。
瀬戸内寂聴著『老いを照らす』朝日新書を読んでいたら出てきたことです。
この本も読んでいると、「老いる」ということはこういうことか、と気づき、
「老いていく過程」を、もっともっと楽しもうと思わせてくれる一冊です。
【写真】瀬戸内寂聴・著『老いを照らす』朝日新書089・
(表紙の一部)朝日新聞社2008.01.30.刊・\720E
わが家の裏庭でゴーヤを育てるようになって10年ほどになる。
毎年5月のはじめに 苗を5株ほど植え付ける。
ことしも小さな実が付きはじめました。
2、3センチなのにもうゴーヤの形をしているので、思わず可愛いいと叫んでしまう。
毎年7月に入ると収穫がはじまり 9月の半ばごろまでに500~700個くらい採れる。
いつもカレンダーに 毎日書き付けて 数えている。
小エビとのかき揚げ、お浸し、チャンプル、つけもの、ジュース・・。
どんな食べ方をしても おいしい。
4月末から5月初めの連休どきに、ナス、きゅうり、ピーマン、トマト、ゴーヤなど夏野菜の苗を植えた。
きゅうりはエンドウの根元に重ねて植えたので、なかなか大きくならなかった。
ナスは冬野菜の肥料残りか、肥えヤケで葉っぱが茶色くなったり、虫に喰われたりした。でも、どうにか実がなるようになった。これぞ自然のみが出せる色。
ピーマンはまだ姿が小さいのに大きな実をつけて、つややかな緑色。
ゴーヤは真夏の野菜。まだまだこれから茎が伸び拡がる。
初採り時期の3種の野菜たちはピカピカで、見ていてもすがすがしい。
かごに載せて記念撮影。 はい ポーズ!
藤工芸の作品展を観に行き、自分もぜひ作ってみたいと思っていた。
体験入学させてもらう。
2時間ほどかけて、きょうは藤で20センチくらいの「かご」を編めた。
先生の作品は独特の個性が光り、どれも目を奪われた。
特に陶板と藤(つる)からできた作品はすごい。
わたしもいずれ、自分の陶器と藤つるで 作品を作るのが夢となった。
国道19号から中野方峠に向かって坂折の棚田に行く途中、不動の滝の売店がある。
やさいや弁当、五平餅など売っている。
食堂もあり、手作りの定食560円。安いし、近くの農家で採れた野菜で工夫された料理でおいしい。そしてなつかしい。
会員の女性が当番制で作ったり、店番されているようだ。
今回は五平餅を買った。5本で400円。
ゴマとクルミのたれがわたしの好みで、とてもおいしかった。
6月19日は誕生日。
はじめての孫も同じ日に生まれてうれしかった。
5歳の小さな孫は「お姉ちゃんと同じ日がお誕生日だから、同い年でしょう」と思っているみたい。 ちなみにそのお姉ちゃんは高校1年生。
60代も半ば過ぎになると、よく生きてきたと自分でも驚く。
今は主婦としての家事、孫の保育園の送迎、ボランテイア、趣味の陶芸、読書・・と、起きている間はすることがいっぱいある。
とりあえず今は健康である。
(かっこよく言えば)充実した日々を送らせてもらっている。
恵那市中野方の坂折棚田から、山道を車で40分ほど、八百津町の上代田棚田に着く。
この地、この町の関心が少ないのか、「日本の棚田百選」に選ばれた棚田への案内地図の道路看板も見当たない。
通りすがりに土地の人に場所や道順を尋ねても、場所を知らない人ばかりで、たどり着くのに大変だった。
(小さい声で)恵那・坂折のほどには、住民の関心やまとまりがないように感じた。
ここは跡継ぎ・人手が足りないのか、「やおつ棚田オーナー」制度が創られている。
田植えはとっくに済んでいて、力強く根を張る早苗がとても頼もしかった。
6月15日(日)。
梅雨の晴れ間に、恵那市の中野方川沿いの坂折棚田へ、早苗田を見に行く。
昨年の9月に、ここの棚田の話を聞いて早速出かけた。
そのあと 刈り入れ時と今回で、三度訪れた。
今日は田植えが済んだばかりで、風になびく苗の列はキラキラ光り、なんとも見事である。
いつもながらの景観を楽しみ、平地ではない水田の農作業や、その傾斜地に暮らす人の日々のご苦労も推しはかった。
ちょうど日曜日のせいか、つぎからつぎへと観光客が訪れる。
あずま家の休憩所には、ノートが置かれ、訪れた人が思い思いに自由に感想を書いていた。
失恋していやされにきた人、家族や友だちとドライブの途中という人、季節の移り変わりを楽しみに来る人・・など。
ノートを読んでるとその人たちの生き様のドラマが展開するようだ。
棚田から大げさに言えば人間模様がみえてくる。