恵那市の武並へ行ったついでに、中野方の「坂折の棚田」を訪れた。
「日本の棚田百選」の景勝地。
実りの秋。 棚田の半分くらいはすでに刈り入れされていた。
黄金の田んぼと稲刈りの済んだ田んぼのコントラストがまた いい眺め!
「さかおりお茶番処」の茶店で野菜を買ったら、お茶を接待してくださった。
本日は祝日のためか 観光客がつぎつぎと訪れて来る。
来月10月5日(日曜日)には坂折棚田オーナー制度のオーナーさんたちの稲刈り日だとか。
現在31家族おり、名古屋方面から1時間以上もかけて来られる人たちもおれれるそうな。
その日は地元の人たちが弁当も販売されるし「にぎやかですよ」と話されていた。
ここはいつの季節に来ても それぞれの美しさが楽しめる・・。
ご飯が大好き。
気に入った、ほどよい大きさの茶わんで、白いご飯をよそって食べる。
毎日のことなので、よく米欠けをする(器が小さく欠けること)。
わたしはパテで埋めて金継ぎして使うこともある。
ご飯茶わんは 自分で作る。
今回はひと回り小さいものを作った。
貫入土で成形して、弁柄と呉須で線を引き、シンプルに仕上げた。
まずまずの出来具合で 気に入った。
木曽川学セミナー第10回は「木曽川中流域で食べる魚」。
講師は名古屋経済大学教授 日比野光敏先生。
木曽川中流域で食べる魚は、「川魚か 海魚でしょうか・・?」
川魚も食べなくはないが、意外にも海魚がほとんど・・。
木曽川は上、中、下流域ともに水運が発達していた。
舟で木材、木工品を運搬して、帰りに伊勢湾からの海魚、海産物をたくさん積んでくる。
サバ、サンマの塩漬け。身欠きニシン、イワシ目刺しの乾物。コンブ、アサリの佃煮。コンブ、ワカメ、天草の海産物などなど、手軽に食べれる、低廉な海魚を よく食べていた。
亡き義母は、木曽川中流域の川湊に生まれ育ったためか、
秋のお祭り、ハレのときには、酢サバの箱ずしを上手に作っておられた。
なつかしーい味・・。
【写真】木曽川学研究協議会発行。「木曽川学研究」第5号ほか表紙
1ヶ月前に型枠を使って丸い竹紙を漉いた。
竹の繊維が粗いので、味があっておもしろい。
その竹紙に同じ大きさのベニア板を貼り合わせる。
時計の針を取り付けて、電池を入れると動き出した。
竹紙の時計・・ 出来上がり。
当たり前のことだが、自分で作った時計と思うとうれしいものだ。
竹を割ったり、1年間も漬け込んだ、においの強い竹を洗ったりと、
つらい作業もしてきたから、愛着も沸く。
先生のご都合で 今月は午前9時開始。
各務原市まで30分かかる。
花束を作るので、きょうは葉っぱを制作。
一見簡単なようだが、リズムができるまではとまどう。
生徒も先生もあまり歳の差がない。
加齢による失敗談や、同居の嫁の陰口もここで話し大笑い・・。
ここでストレス解消。
「再見」。
母の介護をしていたころ、わからないことが多くて、この種の本を多く読んだ。
この本の著者が長年在宅介護をしていることは、新聞、雑誌などで読んで知っていた。
落合恵子著『母に歌う子守唄』は、著者のお母さんの介護日誌である。
一番大切な人の介護とはいえ大変な御苦労であったと思う。
医療の関係者に望むのは、正確な知識と技術と説明と、ちょっとした人間性と書かれている。
これにはわたしも同感。
体験から出たことばは強い。
【写真】落合恵子著『母に歌う子守唄』その後・わたしの介護日誌 2008.2.28.第一刷。朝日新聞社発行。@1400E
かれこれ10年くらい前、苗を2、3本もらって植えた。
ムクロジ科の多年草。 毎年種が落ちて育つ。
7月に白い小さな花が咲いて、今の時季に小さな風船のような緑色の実をつける。
実はしばらくすると褐色に変わり、中から白黒の可愛い種が採れる。
この苗を持ってきてくれた友は、ガンに侵され あっけなく他界された。
華道の先生ということもあったが、花の知識は豊富で おだやかな女性でした。
半年前に本書を買った。
日頃この著者の、骨董の趣味の良さにあこがれているので、何冊かは読んでいる。
今朝、新聞を開いたら、」この本の広告に14.7万部突破というのを見て、この本を買ってあることを思い出した。
『持たない暮らし』というタイトルであるが、わとし自身もそろそろ身辺をシンプルに暮らそうと思っているので参考になった。
いずれにせよ、自分の欲望といかに折り合いをつけるのか、むずかしいとこだ。
【写真】下重暁子著『持たない暮らし』(中経の文庫)
2008.2.6.文庫本化第一刷 中経出版・刊。@495E
高校生の孫は吹奏楽部。土、日曜日もなく、出かけて励んでいる。
最近は 何とか大会に出るとかで、はげしい練習の日々のようだ。
実際に見てみないと、“マーチング”が理解できない・・。
授業後、近くの市の体育館での練習日が 自由に見られるというので、行ってみた。
個人プレーでなく、大勢の人が“足並み揃えて”というのは、練習あるのみだなあと実感。
若いとき 青春時代にやり通すことができたいう体験が、いつか自分の中で生きてくることを願いつつ。
祖母は応援してます。
ボランテイアで“国際交流・・「日曜塾」”に参加している。
日本で仕事をして生活している外国人の人たちが、「今、どんなことを知りたいのか」という勉強もしている。
スペイン語の話せる若い日本人女性が講師。
小学生の子どもを持つお母さんたちは、今後の子どもの教育には大いに関心がある。
今日は「子どもが日本の高校へ行くと、公立、私立ではどのくらい費用がかかるのか」「どんな選び方をするのか」・・。
ほとんどの人が、これから日本で過ごしたいと思っているようで、みんな真剣である。
「日本の学校はお金がかかるとは知っていたが・・、大変! がんばらなくては!」と、日系ペルーのSさん。
異国で文化の違いにとまどいながらも、明るいお母さんたち。
少しでも力になれたら・・と思っている。