この本の書評を読んで、すぐに読み始めた。
雑誌『ミセス』は1961年に創刊されたというから、
わたしは創刊の2年後くらいから ずーっと読んでいる。
自分がミセスになったばかりのわたしには、
すべてがあこがれの世界であった。
最近は読むというより、きれいなページを眺めると言ったほうが合っているが・・。
そのころ作家:獅子文六氏のエッセイが掲載され、
その魅力に惹かれ、氏の小説は全部読んだという記憶がある。
本書の中セピア色になっているバックナンバーの写真を見ながら、
これだけ長く続いている雑誌も少ないなぁと思った。
【写真】金井美恵子・著『昔のミセス』幻戯書房・刊。
2008.8.5.第1刷発行 @1900E
月間雑誌『ミセス』 発行所:文化出版局
大きなケヤキの木が一本ある。
11月に入ると 落ち葉が舞い降りる。
お隣の庭へ入ったり、お隣の駐車場にも吹き溜まりになるので、
毎朝、毎朝 落ち葉を掃く。
大きな網袋に ふたつできた。
やっと半分くらいかなぁ。
これが5、6袋貯まると、ケヤキの葉っぱがほとんど落ちた勘定になる。
きょうは一日中 庭掃除に明け暮れた・・。
キムチ前線がやって来た。
11月の下旬にソウルを訪れたとき、路地脇のあき地で、
おばさんたち5、6人が、おしゃべりしながら、
山積みされた白菜で キムチを漬けている光景を見た。
韓国人のCさんによると、大量のキムチを一度に漬けるので、
近所の主婦が集まって共同作業をするの。
日本流に言えば井戸端会議しながらの作業で、にぎやかで楽しい。
今の若い人は共同でする人は少ないし、買い求めている人も多いよ、と言っていた。
この時期 白菜を運ぶトラックは、渋滞道路もバスなどの優先車線を走れる。
キムチボーナスが出る会社もあるそうだ。
Cさんはマンションに引っ越したので、
キムチの保存は甕(かめ)から「キムチ冷蔵庫」に変えた。
冬には寒いところでベランダの外側も二重窓になっている。
冬はベランダに置いてもいいのよ、と笑っていた。
日本でも最近は好まれて、よく食べる人が増えているようだ・・。
5歳の孫は 鉄棒で逆上がりができない。
友達のひとりは 上手にできるようになり うらやましい。
ほかの、できない友だちと一生懸命練習している。
お尻を支えてもらったり、してあげたりと、彼女なりに熱心である。
ついに成功!!
11月10日は「さかあがり成功記念日」・・。
「ぬくもりラタンクラブ」と名付けられた、
「藤工芸」の先生の門下生で、バス旅行に。
“永源寺もみじ狩りと近江八幡散策”
永源寺には20年も前に一度、今日は二度目。
紅葉の真っ盛りで すごい人の見物客であふれていた。
近江八幡で、近江牛のすき焼きで昼食。
八幡掘周辺を散策する。
旧い町にはわたし好みの骨董屋も多く、
あれこれ見て楽しかった。
帰路のバスの中では、退屈しないように、
先生から藤工芸のプレゼントがあったり、
カラオケでなつかしい歌を全員で歌ったりした。
晩秋の一日、
なごやかな雰囲気の方々ばかりの中で、幸せでした。
毎年 初冬の日曜日、わたしの住むまちでは「おもしろそうだがや」と名付けたクラフトフェアーが開かれる。
城下町の通りに テントの中で、陶芸、木工、織物、アクセサリー、布から作ったバッグ、古布から作った作品の数々に、野菜、各地の特産品など小さなお店が広がっている。
大型スーパーやデパートの専門店での買い物とは違って、
作り手と直接やりとりしながら手にとって、
気に入ったものを買う。
人とのぬくもりを感じながら買い物。
皇帝ダリア。キク科の多年草。
ふた節分の幹を おすそ分けでいただいて埋め込んでから、今年で2年目。
熱帯性なので真夏も枯れることなくどんどん育っていった。
別名「木立ダリア」というように、茎が木の幹のように太くなる。
ひと月ほど前 風の強い日に一本折れてしまった。
ほかのは健在で花が咲いた。
今朝近所のひとが「大きいねえ」と言われるので、
背丈を測ったら、いちばん高いのでちょうど4メートルもあった。
ものすごい成長に驚く。
春に信楽焼きのお祭りに行った時、
「文五郎窯」で 若い作家さんが、作陶しながら、
いろいろ話しをしてくれた。
“惜しげもなく”、小さなことだけれど、
わたしにとっては、「プロの技」のヒントを教えられた。
たとえば、「素焼きは こんなときには二度焼きをするといい」とか、
などなど・・。
今回のやきものワールドも特別招待券を送っていただいたので、
御礼がてらに、そのブースを訪れた。
その作家さんは兄弟で家業を守ってるらしく、
どちらも気さくで明るく、気持ちよい青年たち。
つい 花びんを買ってしまった。
陶芸作家として がんばって 大きくなってほしい・・!
「ドームやきものワールド」・2008
2008年11月14日(金)~18日(火) ナゴヤドームで開催。
全国のやきもの産地から 約300ブースが集合して、
広いナゴヤドームいっぱいに、「やきもの市」が開かれている。
わたしが訪れたのは 一昨年、昨年につづいて3回目。
一番の楽しみは 「テーブルコーディネートゾーン」。
有名人によるテーブルコーディネートや、
一般募集の中からの優秀作品が展示されている。
どれもこれも洗練されたコーディネートに見とれてきた。
3回目ともなると、気に入った店もあり、
店主さんとの会話も楽しかった。
・・・・・
また 衝動買いしてしまった・・。
山本一力・著『いかだ満月』 2008年 角川春樹事務所・刊。
材木問屋さんは 季節ごとの行事を大事にしている。
8月の十五夜と 9月の十三夜の月を祀るのが月見。
8月15日は「芋名月」で、9月13日が「豆名月」とは、生活そのものだ。
どちらか片方だけ、「月見」をすると、片月見といって縁起に障るといわれている。
材木問屋で、片月見だけをした年に土砂崩れがあったので、それ以来、片月見は「断じて忌むべし」と家訓。
わたしは、年中行事にあまり関心が無く、過ぎてきてしまった。
日本の年中行事には、それなりのいろいろな知恵が詰まっていると、あらためて思った。
【写真】山本一力・著『いかだ満月』 角川春樹事務所・刊。 2008.9.8.第一刷発行。@1600E。