二人目の孫。
きょう公立高校 入試の合格発表。
いまは、公立高校に推薦入試もある。
いろいろ 悩んでいたが、合格決定して、
思い通りになって よかった。
おめでとう。
15歳の春は ピンクになったかなあ。
月一回の藤工芸教室。
きょうは5名の生徒。
このくらいの人数だと、よく目にかけてもらえてちょうどよい。
全員が同じものを作るわけではないので、
(材料の藤のサイズも異なっているし)
先生は てんてこ舞いの状態だが・・。
そこはプロ。
適度に気配り、心配りをして、できる限り生徒の個性を生かし、
見ごたえのあるものができ上がる。
わたしは 先月に男の子、今月は女の子のペンギンができ上がる。
「満開の夜桜」の図柄の表紙を見たとき、
映画「細雪」の世界が浮かんで、女優・岸 恵子が演ずる、
華やかな場面がいくつも思い出された。
鳥越 碧(とりごえ みどり)著『 花 筏 (はないかだ)』講談社刊
本書は谷崎潤一郎の名作の数々で モデルになった、
松子という女性を想い、創作した小説。
世間であこがれの的であった松子。美しく聡明であった松子。
著者は松子という女性が、ほんとうに幸せであったか、
疑問に思い追求して描かれたもの。
このような世界(潤一郎と松子の世界)は、
わたしには無縁の生活なので・・・、
否、だから興味深く読めたのかもしれない。
長編で 何日もかけて読んだ。
谷崎潤一郎は、生け花を活ける女性にこころ奪われたり、
半衿に日本刺繍する女性の指先を見つめるような、
敏感な男性であったとか。 さすが小説家だ、と感心した。
題名も 花の名前「花筏」と 美しい。
花筏は 確か 6月ごろ 咲く。
今朝、裏庭にある畑で 野菜を見ていた。
わが家は電車の駅に近く、降りて歩いてくる人がよく通る。
(裏通りなので車も通らないから)
10時ごろ リュックをしょった3人の中年女性が、
通りすがりに「よく育ってますネ。これだけワラが敷いてあるといいですね」と、声をかけてくださった。
「尾張富士までウォーキングに」行かれると言う。
お互い初対面なのに、(たぶん)同年輩ということもあり、
会話がはずんで、ほんのひとときだが、心さわやかでした。
老化とともに身体の機能が下がっていくし、
心の老いもやってくる。
人との会話・おしゃべりが 心の老いを防ぐということは、
いろいろ言われている。
友人や家族を大切におしゃべりの相手になってもらうといいですね。
わたしはブログを書くようになってから、
ほかの人のブログも読むようになった。
一番興味を持って見るのは料理かな。
否、読みごたえのあるエッセイ。
自分と同じ陶芸に関するブログを書いている人のも見る。
身近な友人のも 多く見る。
エッセイスト:麻生圭子さんのブログは、
いつも心に沁みる文章。お手本にしたい ブログ。
写真もハーッとするような、見ごたえのあるものが多い。
特に自然界を写したものに、「いいなあ」と思うものがある。
わたしも自分用のデジカメを買ったが使いこなせず、
ほとんどケータイカメラを使っている。
写真は「見て、わかればよい」の状態。
いつか「いいねえ」と言われるように、腕を上げたい。
日本経済新聞「私の履歴書」2月は、
ドトールコーヒー名誉会長・鳥羽博道(とりばひろみち)氏。
きょう15回目は、半分くらい。
ドトールコーヒーは 今やどんな田舎町にもあるようになった。
ここまでの、創業者・鳥羽氏が歩いてきた道は、わずか15回の中にも、血のにじむような努力がうかがえる。
コーヒーの卸業を設立して、
うまくいきかけたとき、人にだまされる。
こうした心がすさんでいる時にこそ、人は強く成長するかしないか 分かれる。
著者は前者でありえたので、今のドトールがある。
あと半分、毎朝新聞を開くのが 楽しみよ。
もう20年くらい前から わたしは花粉症。
3月になると ゆううつ。
はじめの頃は 漢方薬を飲んでいた。
でも、完治しないので 止めた。
今は 対策もせずに、一番ひどい時期に、市販の薬を飲む。
あとは 外出時はマスクする。
年をとったのか、近年は それほどひどくない。
一番よいのは、この時期に海外に行くこと。
トルコのエーゲ海・クシャダスに居たのも、3月の終わりだった。
残念ながら、今、予定はなく、夢で行くしかないなあ。
日本の空港に到着したら、アーっという間に 症状が出る。
ここ数年、内科医に行ってない。
行きつけの医師が亡くなり、気軽に行くところも無くなったし・・。
ここ数日 調子が悪く(ころんだこともあり)、
気になりながら 生活していた。
思い切って 実家で診てもらった。
(いま、甥が医院を開いているので)
エコーを撮りながら(わたしには初めてのこと)、
「うーん どこも悪いところは ない」と言われ、
パーッと 世の中 明るくなった。
ああ これで もう少しがんばれるなあ・・!
このことばが聞けて、今までになく うれしかった。
鎌田 實・著『 それでも やっぱり がんばらない 』 集英社文庫
半年も前に買って 読むのを忘れていた。
読み始めたら 引き込まれて止まらない。
テレビで鎌田實医師の ニコニコ顔を見たり、
ラジオでおだやかな声を聞いたりしているので、
大変な生育歴を読んでも、同じ人物と思えない。
「家族のチカラ」の項では、先生もふつうの親としての苦労もされている。
大学受験を前にして、お嬢さんから 思いもしなかった「お父さんは嫌い」と言われてショックだった。
柳田邦男の『惰性』という本を一緒に読みながら、親子の絆を深めていくと言う。
これは 読んでいて 感動という ひとこと ではなく、
言い尽くせないほど 衝撃を受けた。
家庭では いいお父さんなのだ。
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ひとは 一人 生きていける。
でも きっと ひとりは寂しいだろうなあ。
ゆるやかな 縛り合わない絆、新しい絆ができるといいなあ。
鎌田先生の言われる家族ばかりだと いいですね。
【写真】『 それでも やっぱり がんばらない 』 鎌田 實・著
集英社文庫 2008.2.25.第1刷 集英社発行 @552E
初出:集英社刊 単行本 2005.05. @1680E
いそいで出かけようとして、庭で つまづいて ころんだ。
運悪く砂利道のところに 顔が行ったので、
右目の下がかすり傷で ひどく腫れ上がってしまった。
上唇も 少し切れて痛い。
両膝も軽い スリ傷で 血がにじんだ。
健康が取り柄だったのに トホホ・・・。
当分 だれにも会いたくない心境。