わが家の前は、サクラが五分くらい咲き出した。
ほとんどの人は「わあ きれいね」と上を見上げている。
ソメイヨシノは寿命60年といわれている。
かなり古木で、大きなサクラの 幹の下の方に、
小さな芽が出て咲いている。
地面から40cmくらいの高さである。
あまりの可愛さに「パチリ」と写真を撮ってあげた。
皆さん、上ばかり見ないで、気がついてくれるかしら。
日経新聞(3.30.)朝刊の「春秋」欄。
「昨年9月に佐渡で自然に放たれたトキが、雄はすべて佐渡に留まっているのに、雌は全部本州に渡り、離れ離れになってしまったそうだ。・・行動がこうもはっきり分かれたのには わけがあるにちがいない・・。」
ここまで読んだとき、
今の人間社会と同じではないか・・、
男の子が気が弱いというか、女性とコミュニケーションがとれなくて、結婚活動(婚活)のために花婿修業をするなどの社会現象と。
こう思いめぐらしていると、
「男女交際の大切さを説いた福沢諭吉」が「動物でも雄、雌、両方が居てこそ楽しい」と書いている、という。
ひと(人)もさまざまだが、おひとりさまで人生を終わるのは 味気ないのでは、と老婆心ながら思える。
【写真】日本経済新聞1面「春秋」欄。2009.03.31.付け。
「とれったひろば」(JAめぐみのファーマーズマーケット可児店)。
自分の畑で生産し出荷している人の話を聞いた。
自分で売り値を決めて、自分で運んで自分で陳列していく。
売り切れそうになると、事務所から携帯メールが来る。
急いで収穫したりして、追加を並べるのだそうだ。
同じキュウリでも、大きさや本数や値段が同じでもない。
作った人が自分の畑から 直接買う人に選ばれて買ってもらう、
こういう しくみも、いいな。
ここ「とれったひろば」では、めずらしい野菜には、
作った人が手づくりのレシピ(調理例)を 添える。
どうしようかなと迷っていたら、そこで陳列作業中のご当人から、直接に調理のやりかたを教えてもらえたりすることもある。
こういうのが「生産者の顔が見える、安全安心の食品」で、
おいしさ、愉しさの“もと”だろうか。
「やっぱり、とれったひろばへ行こうよ!」となる。
お米を買うために、JA「とれったひろば」に行く。
いつも珍しい野菜が置いてある。
きょうは「うるい」という野菜の若芽があった。
調理方法は お浸しにしてマヨネーズで和える、
てんぷら、サラダにも、とレシピがおいてあった。
行者にんにく、わさびの花も、旬の味として、今おいしい。
玄米30kg袋を買って、その場ですぐに白米にしてもらう。
(わが家は、娘の家族の分もいっしょに買う。)
店員さんは親切で、台車に乗せて車まで運んでくださった。
感謝してます。
孫の吹奏楽部の定期演奏会に行ってきました。
プログラム第二部のマーチング。(歩きながら楽器を演奏する)
100人近くの生徒が、よくもあのように きれいに揃うものだと思った。
「感動」という、言い尽くされた言葉では、表すのがおしいくらいに素晴らしいものだ。
さすが全国大会に出場校!(全日本マーチングコンテスト ‘08)
孫は このために 一年間休み無く、勉強と部活に明け暮れたのですよね。
できるもの、青春っていいねぇ。 好きなことのために・・。
多治見に美濃陶芸協会ギャラリー「百碗百盃展」を見に行く。
さすが巨匠の茶碗は 個性が光り、見ごたえがあった。
そのあと いつも楽しみに行く「灯屋」でティータイムと、
雑貨の買い物を楽しんだ。
大壺に活けてあった桜は、まだ咲いていなかったが、
おおらかな壺に よく合っていた。
同年輩の人たち数人で おしゃべりを楽しんでいた。
その中のひとりが、最近 義母を亡くされた。
90歳で、すこしは家族の手助けが必要だが、まだまだお元気だった。
ある日突然で 意識が無くなり、そのまま瞬時だったとか。
そういう状態を「P.P.K.(ピン ピン コロリ)と言うのよ」。
みなさん異口同音に「自分もそうありたいネ」と本音が出た。
こういう話題に花が咲く年齢になった・・。
【カット写真】「しょうじょうばかま(猩猩袴)」(3月27日:今日の誕生花)(花言葉:希望)。
子どもの頃 食べなかったのに、大人になってから好きになったもののひとつに、饅頭がある。
ケーキ類から 和菓子に変わった。
いまの好物は「いちご大福」。
各務原の友人宅でいただいたのも、おいしかった。
別の友人が、「川辺町の養老軒の ふるーつ大福が おいしい」と、買ってきてくれた。
ふわふわのお餅の中に、いちごとバナナ、栗、つぶあん、ホイップクリームが ところせましと詰まっている。
誰でしょう、こんなにおいしいものを考えたのは!
いつになったらダイエットできるでしょうか・・。
一冊目(part Ⅱ)。
『世の中で一番おいしいのは つまみ食いである』平松洋子・著 文春文庫
ふだん、会話の中で、手洗い、上手、手加減、手間、手分け、手盆・・など、手の付くことばは たびたび使う。
この著者は「手を読む」として、手の付くことばを80個以上も挙げ、コメントをひとつづつ書いてある。
よく これだけ集められたものだ。
著者は フードジャーナリスト、エッセイストの肩書きをもっておられる。
そのうえ、料理のアイデアは長けておられ、エッセイの内容も幅広く、ボキャブラリーも多く、おもしろい。
口八丁、手八丁というが、著者こそ よい意味での このことばにぴったりの人ではないかと思う。
【写真】平松洋子・著『世の中で一番おいしいのは つまみ食いである』文春文庫 文芸春秋・刊 2008.8.10.第1刷。@600e
大型スーパーへ行くと 必ず寄るのは本屋。
最近は文庫の種類が増えて、表紙を見るだけでも楽しい。
安いので、途中でイヤになってほっぽり出しても惜しくない、という理由もあり、よく買う。
本日は 著者が女性ばかりの三冊を買う。
一冊目。
『世の中で一番おいしいのは つまみ食いである』平松洋子・著 文春文庫
いつもこの著者の本は おいしい。
この本は、まな板、切れる包丁を持っていなくても、
自分の手で作る おいしいものが書いてある。
手でちぎる。手で割る。手で裂く。折る。開く。しごく。むく。つぶす。揉む。崩す。むしる。和える。はたく。まぶす。・・・
なんでも手でやってみると、料理がとびっきりおいしいという。
レタスやこんにゃくをちぎったり、蒸し鶏をさいたり、いわしを手で開くなどは、よくやっているが、こんなにも手でできることがあるとは、気が付かなかった。
手水を付けて きゅっとむすぶ・・・おむすび。
読んだだけで、幸せな愛情のこもった食べ物ができあがる。
【写真】平松洋子・著『世の中で一番おいしいのは つまみ食いである』文春文庫 文芸春秋・刊。2008.8.10.第1刷発行。@600e