「クラフトフェアまつもと」へ出かけた。
城下町として栄えた松本は、民芸家具・ガラス・漆器・陶器・織物など、手仕事が人びとの暮らしの身近にあった。
25年前に 作家を中心に、生活に根付いたクラフトフェアが始まった。
友人がブログを通して親しくなった方が招いてくださり、宿泊もスケジュールも全部お任せだった。
初めてお目にかかったKさん夫妻はじめ、Aちゃん、Oさん、いろいろな人にお世話になった。
安曇野市穂高に着いて、おいしい そばで昼食後、高瀬川ダム、長い間あこがれである「ちひろ美術館」を見学した。
この二、三日は 5時半起床。すっかり明るいが静かだ。
コーヒーを入れ、本を読む。 至福のひととき。
『白夜に紡ぐ』志村ふくみ・著 人文書院・刊
書く人も、内容も、なにもかも品があり、この本に出合えて自分まで高められた気になる。
7、8年前、「家庭画報」という雑誌に掲載されたトルコ旅行の話を読み、感想を書いたら採用されたことがある。
染め、紡ぎ、織りを探し求めて、どんなにか苦労があり、今の地位、重要無形文化財保持者まで登りつめられたことは、著者の生い立ちも含め、本書で知りました。
わたしより ひとまわり年上の女性。奥ゆかしく、それでいて強い信念の持ち主であり、「精進、精進こそが一本の道になって続いていた」という仕事への情熱が本書にちりばめられてある。
わたしの車を停めるところに「ゆすらうめ(ゆすら梅)」の木がある。
今朝、ふと見ると 赤い実がついている(直径1センチくらい)。
口に入れると ほんのり甘くておいしかった。
姿も味も、さくらんぼ みたい。なつかしい ふるさとの味。
別名「山桜桃」というだけに、春に桜と見間違えるような かわいい花が咲く。
ゆすら梅を見ると、梅雨が近くなったなあ と感じる。
籐工芸の先生から、
「籐と陶の コラボレーションの作品を作りたい。
教室のみなさんに、タタラで作る陶の板の作り方を教えて欲しい」と頼まれた。
最初のグループは 5人に。次回は7人に作ってもらう。
タタラで作るものは、同じ厚さに作ること。
そのまま放って置くと、縁のほうから先に乾いていき、ひび割れるので、全体を均一にゆっくりと乾かしていくことがコツ。
陶板が出来上がったら、たとえば下の写真のように、
籐を使って、オリジナルの作品に挑戦。
『和 MIX INTERIOR』わミックスインテリア 辰巳出版
こんな 見ているだけで楽しい本!
韓国に行くと、よく家具屋さんに連れて行ってもらったり、骨董街に行く。
いつか 韓国の友人の家で 小振りの「薬箪笥」を見つけた。
欲しそうな顔を見て友人が、本気で「あげるから持って帰っていいよ」と言ってくれた。
でもねえ・・、20年も前のこと。
海を渡って 簡単に宅配できる時代ではなかったので あきらめた。
「和とアジアの融合」などのタイトルで、すてきな工芸美のインテリアを見ると、「薬箪笥」を思い出す。
いまも、「惜しいことをしたなあ」と思う。
上の写真の台は 高さ35㌢くらい。
韓国独特の六角形の函。中に ものがはいり、フタの上に電話器をおく人が多いと聞いた。
【写真上の本】『和 MIX INTERIOR』辰巳出版・刊行 2002.11.25.初版発行 @1200e
時々 人形が作りたくなる。
2年くらい前に この人形をよく作っていた。
何人かは 他家に片付いていったので、また今 作っている。
髪の毛は 男性だが長く カーリーヘア。
髪の毛を作る道具はあるが、どこへ仕舞い込んだかわからない。
代わりのものを考えて、味噌漉しのざるで、
トコロテンのように 粘土を押してみたら うまくいった。
五人できたので、芝生の上で写真を撮った。
時々、谷村新司氏や森山良子さんの歌のCDを聴く。
谷村氏は一度コンサートに行ったことがある。
話術もうまく、ひとをそらせない。
人間としても立派な男性なのだろう。
群青、チャンピオン、昴、22歳などが好きな歌。
そうだ、 コスモスもいいなあ。
在留外国人のための日本語教室のボランティア。
きょうは小学校低学年の作文(日本の子が書いた作文)を読む練習から始まった。
20数名が出席。
ほとんどは、ひらがなは読める。
「は」をHaと読むかWaと読むかが わからないらしい。
漢字になると、書き順を正確に覚えてもらうのが むつかしい。
今はいいけど、これからもっとむつかしくなれば、
わたしも改めて勉強しなければ・・と思った。
それにしても どんな形であれ、
異文化に接することは 愉しい。
特定非営利法人NPO「シェイクハンズ」定期総会と交流会。
今年度から法人化されて、はじめての定期総会が開かれた。
まちづくりと 在留外国人支援の仕事をしようと、ボランティア団体「シェイクハンズ」のひとりとして続けている。
わたしは 以前 ホームステイを よく引き受けていた。
日本を訪れた外国の人に、少しでも心地よく過ごしてもらえたら、という気持ちから、ほんのわずかでも手伝いできたらと、ボランティアをしている。
交流会では、「ソムニード」(飛騨高山にあるNGO)の専務理事・竹内ゆみ子さんのお話があった。
「海外協力活動をすることにより、われわれ自身の国内生活を見直すことになるのです」。この言葉が 印象的でした。
冷蔵庫を買い替えたついでに、使用済みで家にあったパソコン類、業務用冷凍庫を引き取ってもらう手続きをした。
わけがありアイスクリーム専門店の大型冷凍庫を10年くらい使用していた。
そのころは食べ盛りの子ども3人もいて 便利であった。
家族が二人だけになり、
電気代もかさむので使わなくなって 5年。
モノ入れになっていた。
若い男性4人で来て、家から道路までは手で吊り、
あとはキャスターで曳いて行った。
引き取り代金も3万円以上も払ったけど、
家族だけではどうしようもないので、「ありがとう」でした。