植田康夫・著『本は世につれ』・・ベストセラーはこうして生まれた・・水曜社・刊
ベストセラーで思い出すのは、原田康子著『挽歌』。
わたしが高校三年生のときだった。友人の家で遊んでいたら、本好きのお母さんが「Tさん 挽歌読んだの?あなただったら もう読んでるかと思って・・」と言われた。
まだだったので すぐに買った。
北海道の釧路に住む兵藤令子という少女が、建築家の桂木と知り合う。桂木夫人の不貞を嗅ぎ取ることで、桂木との関係を深めるというストーリー。
大人の女性の 内側の心理を理解していたかどうかは別として、ロマンチックであり夢中になった。
50年近くも経た今も、兵藤令子はわたしの中で理想の女性のひとり。 それ以来、原田康子著の本はほとんど読んでいる。
『挽歌』は作者も無名で、版元も東都書房という無名の出版社であったのに、よく売れたとか。
『本は世につれ』。本書を読みながら、このようにしてベストセラーも、時代によって生まれ方も変わってくるのかと面白かった。
【写真】植田康夫・著『本は世につれ』・・ベストセラーはこうして生まれた・・水曜社・刊。2009.3.3.初版第1刷。@1600e
「 2009年 ORIBEX器・暮らし展 MINO 」at セラミックパークMINO
おととし 京都市 新古代鬼工房:鬼楽さんの作品を買った。
その後 毎年ていねいな招待状を送ってくださる。
ことしは出展者(41ブース)が少なく感じたし、
楽しみにしていた「器のコーディネート・コンクール」も無かったので がっかり。
一番気に入った漆工芸さんの、とちの木の皮に漆を塗った板のと、ガラス細工(トンボ)を買った。
来年は「はぁーっ」とか「わぁステキ!」と思わず言ってしまうものを期待してます。
ブログで知った喫茶店「幸」(可児市久々利)へ行って来た。
あまりにもきれいな写真に惹かれて見ていたら、
わが家からすぐにでもいける距離(車で40分)。
土曜日なので 娘と孫と三人で出かけた。
近くの荒川豊蔵の記念館には何度も行っている。
そんなところ 無かったのになァ と思っていたら、「まだ新築して1年足らず」でした。
久々利川が借景になり、緑が雨で洗われ、黒い民家風の建物は ステキ!!
定年後の御夫妻が経営されているのかなあと想像。
インテリアも 趣味のよさが うかがえて満足でした。
「キャセロール」でランチを楽しみながら おしゃべり。
この店とは 10年以上も前からの 古い おつきあい。
友人と食べに行き、気に入ったので、A新聞の「おすすめの店」に投稿し、掲載された。それ以来 シェフ(ご主人)、奥様とも、仲良くさせていただいている。
住宅地にあり、便利な地の利ではないが、厭きさせない、創作料理の味の良さで、根強いファンが多数いる。
わたしは この店のシチュー類とプリンが大好き。
きょうは 織物をする人、園芸家、など。
日ごろいそがしいが うまく息抜きをする人ばかり5人集まり、
それは にぎやかに話しの花が咲いた。
朝、NHK・ほっとモーニングで「夏バテ防ぐ カレー特集」を 放映していた。
朝食にカレーを食べると、スパイスの効用で 脳の血液流量が2~4%アップするそうだ。
そして「みそ汁ぶっ掛け風カレー」を紹介していた。
材料も家にあるものばかりなので さっそく作ってみた。
いまでも わたしは夕食のときのカレーを、朝のみそ汁に少し入れて食べたりすることがあったので、とってもおいしいと思った。
高校生の孫も「おいしーぃ」と言ってくれた。
あとの家族は「みそ と カレー・・」と イヤな顔された。
盛り付けたのは 加藤捷信・作 青磁の夏の抹茶茶わん。
作家から仏教(僧侶)へと、人生を変えてみたら、どんな生活になったかを書いたもの。
リセットしたら すべてバラ色に、とは思ってたわけではないでしょうが、仏教の世界もそれなりに大変であることが、読むほうにも伝わってきました。
「坊主 丸儲け」とは よく聞きます。
わたしも、親や近親者の葬儀に、いくらかかったなどと聞けば、
坊主丸儲けだなあ と思ったこともあります。
川西住職の話を読み、葬儀の費用が、はじめて納得いった。
今まで こんなことを聞いたこともなかった世界でした。
ぼやきの数々が面白く、
一日のうちに 一気読み した本。
「やきもの」は 同じ粘土を使っても、
釉薬によって違う仕上がりになる。
また、焼成法も違えば 違った焼き上がりになる。
悩む所以である。
きょうは マグカップ11ヶ、その他10ヶばかりの「釉がけ」をした。
釉がけをする部屋は クーラーが無く、暑くて疲れた。
この地はことし最高気温の日だった。
これから陶芸家の人たちは、作業が大変な季節・・。
半年もまえだったか、カーラジオを聴いていたら、「落語家・立川談春が「赤めだか」という本を出した」という内容を放送していた。
そのとき、読みたいと思った。
その後、忘れていたが、つい最近 知人が「腹を抱えて笑った」という本が「赤めだか」だった。
立川談志の弟子となり、修行する様子を書いたもの。
読むほどに思わず大声で笑ってしまうほどに楽しい時間だった。
立川談春ら門下生が二ッ目になったときのこと・・。
「これから お前たちは世の中に向かって、落語を語り込んで行くんだ。
決して 落語だけを愛する観客たちの、趣味の対象になるんじゃねえ。
今後は 自分たちのために 生きろ。」と。
立川談志・家元は、生きるヒントをさりげなく教えてくれる。
本書は 立川談春のことが書かれているが、
家元である立川談志の人柄が、さすが伝統芸のトップになる人は違う、と読み取れる本でもある。
おすすめの一冊。
日本語教室。
4月から毎日曜日に、はじまった「日本語教室」も、
皆さん 熱心に通ってこられる。
この教室は、何年か日本で生活しているので、すこしは会話ができる、でも 読み書きができないという 人が多い。
生徒も先生もこの教室に慣れて、質問も出るようになった。
「花」という漢字を練習しているとき、草花が出てきた。
日本人なら何の疑問も抱かないが、
「草花はどんな花か?」と問われた。
一瞬「えっ?!」と考えてしまった。
また、ここは愛知県だから「愛知県弁ですか」と。
思いもかけない疑問、質問が 飛び出し、冷や汗もの・・。
他県へ用があり出かけた。ついでに大型SC△△スコに寄った。
夏のイベントとして、ちょうど「ゆかたファッションショー」をやっていた。
ミス△△△市がモデルのひとりとして出演されたり、子ども(小学生)のモデルたちもにぎやか。
今どきの若い人は、ゆかたに半巾帯+ブローチや、帯の前に大きなリボンを結ぶのが、流行だとか。
男性用も角帯にビーズアクセサリーがぶらさがっていた。
余分な装飾は、見てるほうが暑苦しい。
大きなお世話だが、
涼しげな、藍染めのゆかた姿が 見たかった。