午前中に 黒土で高さ4cmの花瓶型箸置きを作陶した(6個)。
ポイントは かや(蚊帳)の布を敷いて、白化粧を施した。
何年か前、信楽の陶器屋さんで見かけて買ったものより、少し大きい。
友人が来たとき、半月盆にスミレを一輪挿して、昼食を出したら、
すごく感激してくれた。
本を読むのが好きなので、図書館にもよく行く。
ちなみに、近隣の5市町村の図書館利用カードを持っている。
どの図書館へも(車で)30分あれば行けるので・・。
ということで この本は題名に惹かれた。
著者と図書にまつわるエッセイである。
パートⅠ「図書館をめぐって」では、図書館に起きる 単なる話だけでなく、世界の図書館を著者の 人間性あふれる目で見た感想がよい、グローバルな女性である。
図書館は、建物、図書・資料、司書の三要素があって、はじめて図書館が成り立つ。
この著者の図書館への思い。
パートⅡの「本をめぐって」では、『くまとやまねこ』河出書房新社刊を ぜひ買おうと決めさせてくれた。
また、小川糸著『食堂かたつむり』は、本屋で山積みされているのを見て、買おうかどうしようか迷っていたが、きょう買いに行こう・・。
パートⅢ「映画をめぐって」。
『歩いても 歩いても』は、是枝監督作品だとは知らなかったが、見たいと思っていた映画。 本書を読んですぐに観たい・・。
日曜日の朝、2時間半かけて 読んでしまった一冊。
伊勢湾台風。 もう50年。
わたしは高校生だった。
試験の最中であり、停電になってしまったが、
まさか あれほど とは思わず、勉強が気にかかった。
わたしは2階にいたが、揺れるのがこわくて、階下でラヂオを聞いていた。
翌日 明るくなって すこし静まったころ、庭へ出てびっくり。
工場の屋根は飛んでいるし、あちこちからガラクタがいっぱい。
名古屋市内の学校は無事であったが、クラスの数人は大変な被害を受けた人がいた。
おにぎりの炊き出しを 一日中 手伝った。
電車も止まっていたので、家業の商売用のトラックの荷台に、友人7人を乗せて帰った。
・・・いつまでも 忘れることができない。
【写真】「伊勢湾台風 きょう50年」2009.9.26.日本経済新聞から。
(藤工芸のおけいこ)
(一枚の陶板から すてきな作品に!!・・・↓)
6月に 藤工芸の先生から、
「生徒さんに陶板を作る指導をして欲しい」と頼まれた。
はじめて体験する人ばかりなので、陶板にひびが入るのを心配したが、まあまあの よく出来ました。
きょうは陶板に藤でデコレーションを付けたり、ポケットを取り付けたりした。
どの人も 個性的な良い出来ばえで、びっくり。
わたしは藤のイメージがすっかり飛んで、
新鮮なクラフトの世界に 拍手!!!
(陶板にポケットが付いて・・・↓)
(↑・・・出来上がり!!)
(デコレーションが付いて・・・↓)
(↑・・・出来上がり!!)
彼岸花。
近くの畑の脇に 毎年咲く。
あざやかな紅色で よく目に付く。
韓国人の友人のCさん家族が 日本で生活していた頃。
20年も前のこと・・。ご主人は仕事、息子さんは学校へ。
「言葉(日本語)もよくわからなくて、淋しい」と、よく、電車でわが家へ遊びに来ていた。
お互いに数少ない単語を交えて会話したものだ。
そんな時 この彼岸花が咲いていて、
「この花 私の国でも咲く」と言われたことを覚えている。
きょう、佐賀に住む女性のブログを拝見していたら、
韓国では別名「相思草」ともいう。
これは彼岸花が花と葉が同時に出ることはないから。
花は葉を思い、葉は花を思うという意味である、ということを知った。
日本では別名「曼珠沙華」とも いいますね。
花言葉は 悲しい思い出。
Cさんとは、今でも何年かに一度は お会いして、
楽しい思い出ばかりです。
赤土で土びん型の花器を作った。
中は透明釉をかけ、外側は 焼き〆。
酸化焼成なので 少しぼけた色に仕上がった。
持ち手は、インドネシアのバゴバゴを使用。
日本のアケビは 煙で燻(いぶ)してないと、虫が入っている場合がある。
最近は バゴバゴが編みやすいので 愛用している。
花器を作るときは きれいな花が生きるように、「できるだけシンプルな形で、色も葉の緑が映えるように」と心がけている。
朝刊(9月23日)に「芥川賞作家・庄野潤三氏 死去」の記事。
老夫婦の静かな生活を描いた私小説というかエッセイは ほとんど読んだ。
・・・「庭のつるばら」「うさぎのミミリー」「山田さんの鈴虫」「野菜讃歌」など。
特に、
夫がハーモニカで童謡や小学唱歌を演奏し、奥様が歌い、
「いい歌ですねえ」「ああ いいねえ」と 会話する。
老いた両親を気遣い、高いところや 庭の掃除に、長女が通って世話をする。
目立たぬ日常、どこにもある生活を、生き生きと描写され、この作家の人柄がしのばれて、大好きだった。
老いても このような文章が書けるのですね。
【写真】「芥川賞作家・庄野潤三氏 死去」の記事。(平成21年9月23日 日本経済新聞 朝刊)
白土に呉須の粉を混ぜ、
青磁色というか、スカイブルーの色を出したかった。
ロクロで直径18cmの器を挽き、半円形にカットして 穴を開け、還元焼成で 本焼きとした。
思ったように やわらかい印象の器ができたと思う。
藤の丸芯も うすい水色に染めた。
器の半円形の部分を みだれ編みで 編んでみた。
この皿にはこの料理を盛りたいとか、大鉢には居酒屋風に 肉じゃがを入れようとか、考えながら作陶するのが愉しい。
さて この菓子器には お抹茶のとき 干菓子が いいなあ。
(二十年ぶりに乗った金華山ケーブルカー)
シルバーウイークが はじまりました。
毎日決まった時間に出かけるわけではないので関係ないですが、
たまたま用事があり、出かけたら、一般道もすごく混んでました。
帰り道 岐阜城が見えてきた。
夫が「きょうは天気が好いから ケーブルカーで登ってみよう」。
わたしは20年ぶりに金華山ロープウエイに乗りました。
岐阜城天守閣から 眼下に見た岐阜のまちの景色は絶景でした。
ことし5月から9月まで 第1と第3土曜日。 10回の講義。
木曽川にまつわる文化、歴史などの話を聴く。
人気が高く 200名の席は ほとんど満席、
受講者の80%は 中高年の男女で埋まる。
最終回講義は「木曾三川と洪水」(所 史隆講師)。
わたしは洪水とは縁が無く、今に至るまで あまり関心が無かった。
知識として頭の片隅に残っていたら、
大雨の時、少しは役に立つかしらとぼんやり考えていた・・。
わずかな受講料で 日常あまり聞くことのできない話しを聴くことができ、大変よかった。
どうしても都合が付かなくてもあり、10回のうち8回出席。