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藤工芸の けいこ日
一本のつるに魅せられて
どのくらいになるのか・・
今日も うきうきと教室に出かける。
4日ほど前から 水に浸けて置いた、
フィリピン産のバゴバゴで 果物カゴを編む。
太いつるなので 編みにくいし、
二本どりの三つ編みで、・・ 脳は働きっ放し。
でも、
間違えたり、・・したり、大変でした。
2時間半で 完成。
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作文教室の日。
あさ8時半出発。 五月晴れで よい気分。
先月提出した作文が、
先生から返された。
「感情を描けたよい作品です。 読めば読むほど良い。
ことば以上に想像できる箇所があり・・ 」などと、
たいへん褒めていただき ご機嫌でした。
終了後、友達から
「すこし遠いけど、カフェギャラリーへ書作展を見に行きましょう」と誘われた。
好きなギャラリーであるので 行ってきた。
この友はさいきん親しくなった方。
絵手紙の先生。 人生前向きで 明るいお人柄。
わたしと共感できるところも多く、
ふたりでおしゃべりもよくします。
書作展(墨の妙に魅せられ50年!)も、
わたしの知る書道展とは すこしイメージがちがって、
表装も個性的なもので、楽しませてもらった。
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久しぶりの作陶・・
注文を受けて、一ヶ月ほど前に焼成されていたマグカップ。
赤土を使い、シンプルな型で、釉薬も白マットをかけた。
以前にもわたしのを気に入って、使って居て下さるので、
これらも気に入っていただけるといいなぁ
マグカップは
持ち手をつくるのに 気を使う。
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桜の盛りのころ たったひとりの兄が亡くなった。
きょうは忌明けの法要だった。
読経が終わったあとに、
住職から 法名(戒名)の講釈があった。
歓喜院と言う名は、法名にあまり見かけない字です。
この仏さんには ぴったりの名だと考え授けました。
わたしも、生前の兄の生き方を想い、同感だ。
日ごろから、この若い住職は、
人をよく観ておられるなあ、と感心した。
子どもの頃から数えて、この住職で四代目、
実家の寺であるこのお寺とは親しくご縁がある。
久しぶりになつかしく、
ご家族のお話しをうかがえた。
法要も無事にすすみ、墓参りも済ませ、
兄の家族と兄弟で会食。
その料亭の上がり口に、北川民次の絵が掛けられていた。
料理の器には・・大江文象の皿、・・など
作者は判らなかったが、
床の間には、おおきな染付けの花器・・
さすが陶器の町・・
目の保養ができました。
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よりみち探偵団 例会の日
ひさしぶりに ひばりヶ丘に、
「なんじゃもんじゃの並木道を歩こう」と。
犬山駅の東に集合。
妙感寺に寄り道し、てくてく歩き、喫茶店でひと休み。
早目に帰宅する人もあり、ひばりヶ丘へ直行。
手作り弁当を食べる。
どの人のも おいしかった。
そのあと、小野洞砂防公園の周囲をウオーキング。
なんじゃもんじゃの花は満開。
マーガレット、ヤマツツジ、さつきなどの花も 見ごろ。
上天気に恵まれ、
5月の前半でも28℃まで気温が上がりました。
本日 10名参加。
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多治見の虎渓山は、「灯屋」の庭でのイベント。
新緑のモミジのトンネルの中でのマーケット。
若い陶芸作家の店 ・・十五人ほどのお店が並ぶ。
印刻、骨董、和のデザート、おべんとうの店、
わたしの好きな皿立て、花台の店、
木工品の店など小さないっぱい。
店主さんとの会話がたのしい。
お客さんもおしゃれな人がおおくて・・
もう少し時間があったら、
フルート演奏や、電子ピアノも聴きたかった。
来年も行こうー!っと。
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クリスチャンスクールの女子校で過ごした仲間と
食事会をした。
(だれもクリスチャン信者ではなかったが)
あの頃のことは よく覚えていて、
思い出話をして よく 笑い合った。
何十年も経ったいま、最大の関心事は・・?
健康で いかに楽しく過ごすかということ。
「老前整理」・・
これは老後を快適に暮らすために、
体力、気力があるうちに、
家の中を整理しておこうと・・という。
どれも皆さん興味があり、
よくおしゃべりしました。
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多治見に出かけた。
時間があったので虎渓山永保寺と 灯り屋に寄る。
禅寺修行道場・永保寺。
さすが古刹で国宝に指定されるだけあり、
本堂、観音堂などや、池泉回遊式庭園は見応えがある。
池にかかる太鼓橋、まわりのヤマモミジの新緑・・
淡々しい若葉が、後方の山肌に重なり合い 見事である。
この近くには よく行くが、
永保寺の中まで入ったのは、十年ぶりぐらい。
灯り屋は 和の雑貨屋。
江戸の老舗「笠仙のゆかた」展をしていた。
いつもなにか欲しいものがあり、買ってしまう。
きょうはぐ~っと我慢して
なるべくていねいには見ないで出てきた。
・・でも わたしには とても魅力のある店。
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ゴールデンウイークが近づくと、
さつき、シャガ、あやめ、かきつばた・・の花が庭に現れる。
さつきは わたしの背より高い。
咲きそろうと大きな花の壁となる。
通りすがりの人が 足を止めてながめておられる。
たった二株だったさつきも 五十年の風雪の貫録だ。
シャガの群生は 十五年ほど前に奈良は吉野の山中で、
すこし株分けしてもらったもの。
毎年 毎年木陰で増え続け、拡がって行く。
通り路が狭められ続けて 困るくらい。
強い生命力に つつじが押されてる・・
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出久根達郎・著 『 本があって 猫がいる 』 晶文社・刊
『佃島ふたり書房』で直木賞を受賞の作家のエッセイ。
旧き よき時代(わたしも同世代)の生活が書かれている。
おなじ頃を知っているので 共感できるところが多い。
著者出久根夫妻は 猫好きである。
わたしは猫好きではないが、身内に猫好きが居るので、
「同んなじだなぁ」と面白く読めた。
この作家のエッセイは、誰が読んでも 読みやすい。
【写真】出久根達郎・著 『 本があって 猫がいる』 晶文社・刊
2014年9月30日初版 @1600e
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