今年の春は ゆっくりやって来る・・。
2011.3.11.14:46.
地震、津波、東電原発事故。
今年の春は ゆっくりやって来る・・。
今年の春は ゆっくりやって来る・・。
(去年の今ごろは 満開のサクラ並木だったが・・)
【写真】 五条川 小弓橋にて(2011.3.30.)
彼岸桜。
ことしも 桜色にふくらみ、開花し 満開になった。
去年より一週間近く遅い開花。
まあ 平年並みか。
ことしは、「サクラの花を 手放しで愛でる」気が募らない・・。
2011年3月11日 14:46
東北地方太平洋沖大地震 M9.0 最大観測震度7.0 巨大津波。
東京電力:福島第1原子力発電所。
運転中の3基は無事 緊急停止した。
外部電力供給施設の防御失敗。
制御システム・冷却システムの自滅。
「低温停止」「停める、冷やす、外に出さない」が 守られなかった。
「現地・現場・現物」を知りながら、「現実・真実」を隠す企業。
最高責任者:社長が、国民に顔を見せない私企業の怪。
東電は 怪物企業。
経産省の原子力安全保安院は、いわば電力会社の監査部門。
文科省の原子力安全委員会は、外部監査委員会。
だが、顔を見せない・・・。 この怪・・。
地震津波は天災。 東電原発放射能放出は「人災」。
「自然災害」と「投資利回り指向、利潤追求がもたらした」「人災」。
おまけに外部電力喪失と、冷却システム機能喪失を企業は隠蔽した。
予期しない非常事態では、初動の一歩が致命傷となる。
初動3時間の隠蔽。 姑息な利己主義が、国民ひいては地球上の生きものに、放射線、放射性物質の放出・拡散で、これから永い間、苦しめることになった。
彼岸サクラの 淡い桜色が いちだんとまぶしい・・。
想定外の事態・状況を克服するシミュレーションを、
STEP by STEPで、進めるこそ、意思決定してこそリーダー。
非日常、想定外の状況で、企業の社会的ミッションをできてこそ。
経国済民、殖産興業。 企業はお客さまの幸せな世創りに貢献する。
メガバンクはいち早く、無印無帳での、小口現金支払いで対処。
ユニクロは、被災地域店舗の営業再開・衣料供給を最優先に実現していく。
ローソンはとにかく次々と営業再開していく。
クロネコ・大和運輸は、日次・時々刻々と集荷・配達区域を拡げている。
(佐川がつづき、日本郵政がやっとこさ再開の目途をたてた)
ソフトバンク、NTTドコモは競って、移動体通信の復旧区域を塗りつぶしていく。
どこも、想定外の事態・状況に陥っても、さらに克服する手立てを即断即決で、段階的に、挑戦・実現していく。
トップが想定外の事態でした、と頭を下げて済むものでもない。
安全基準を満たしていた、認可を受けていた・・などは、何の解決にもならない。
「想定外」という言葉は、封印しよう。 死語にしよう。
想定外の事態・状況を克服する、手立て・筋道を立て、挑戦・実現しよう。
技術者がいう想定外。
経営者がいう想定外。
政治屋がいう想定外。
高官・官僚がいう想定外。
官僚組織が言う想定外。
リスク管理万全を標榜するビッグビジネスが言う想定外。
想定外の場合にどういう対処をするかを、描くのが危機管理。
想定外の事態状況で、現地現場現物」:現実真実をどう直視するかが、危機管理。
想定内の事態状況で、手順どおり進めるは、無過失業務執行。
想定外というは、無過失ぶって、責任逃れの方便に過ぎない。
たぶん訴追されるであろう損害賠償請求訴訟で、無過失・不知の自己弁護の方便。
想定外の事態状況のときどうするか、を作為しなかった過失(過失罪)であり、不作為責任に問われるもの。
想定外の事態・状況を克服するシミュレーションを、
STEP by STEPで、進めるこそ、意思決定してこそリーダー。
今は飛騨市。 神岡町・割石温泉の源泉は、1976年に鉱石探査中に地下850㍍から突然湧出して以来、41℃の30㍑毎分程度であった。
地元の旧・神岡町が町立老人福祉センターとして、1979年一般にも開放して掛け流しの日帰り温泉(単純硫黄泉)として人気が高い。
岐阜大学田阪茂樹教授の研究グループの観測でわかったこと。
(出所:2011.3.20. 岐阜新聞Web版)
1983年日本海中部地震M7.7の発生直前に、一時的に源泉の湯量が増えて戻った。
2007年能登半島地震M6.9の発生で30㍑毎分から44㍑毎分にまで増えて、その後1年3ケ月かかって元の30㍑毎分程度となった。
ことし2011年2月27日の飛騨地方の地震M5.4のとき、直前27.5 ㍑毎分から、44.5㍑毎分に湯量が増え、湯温も直前40℃から2℃ほど上がって42℃に変化していた。
それが2011年3月11日14:46の三陸沖地震M9.0の2分後に、源泉の湯量・湯温が急激に変動するメカニズム。
今回は14:46の三陸沖M9.0から30分間に、宮城県沖、福島沖、房総沖の3震源域でも連鎖してM7~8の巨大地震が4個も発生し、
その間、遠く神岡の地下850㍍の源泉湯量が 増減振幅する。
湯量が急減したり、止まってしまうのは、巨大地震の直前、もしくはほぼ同時だった。
阪口教授は「地震予知の基礎研究を進めるうえで興味深い」と言われる。
北米プレートの最西端部分が、北海道から北~南アルプスまで東日本の列島の背骨を形造るように在る。
太平洋プレートが潜り込む、北米プレートの東縁で、ひずみが割れ ずり上がった巨大地震が起きるとき、北米プレートの西縁の飛騨地域で、地下水が暴れる。
地震国、火山国の日本列島の壮大なメカニズムのうえで、日本人は生きている。
国難の中、お彼岸を過ぎ、
彼岸桜が、開花し始めた。
ことしは2~3日遅れ気味。
大地震、大津波の被災・・。
大津波の破壊力を防ぎきれなかった福島第1原発。
地震には緊急計画停止を うまく作動させた福島第1原発も、
冷温停止に導く”自家発電システム”が、津波で損傷自滅・・。
これは自然の脅威を、人智で防御するに”甘く見た”結果。
国民の安全・安心の確保を、安全確保投資のソロバンが蹂躙。
たとえば東北電力女川原発は、臨海ではあるが、高台に立地させ、
今般の地震・津波にも破壊されること無く、緊急停止・再起動できている。
女川原発では、地元住民の緊急避難場所として利用されている。
福島第1原発、女川原発のあたりに、サクラ、コブシの花は咲くかなぁ。
この国は 強い。 きっと花も咲く。
この国は 強い。 きっと新しい華の世が来ると信じる。
もともと犬山祭りは、(377年前)1635年の犬山城下の大火における多くの犠牲の鎮魂の意と、町衆を励ますために、
第二代 犬山城主・成瀬正虎公が、祭礼を奨励したことに起源している。
当時は 花で飾った「お馬ん塔(オマントウ)」や「茶摘の練り物」などを出したのが始まりとか。
江戸中期には 現在の三層の車山(ヤマ)、からくり奉納をするようになり、現在の原型がほぼ出来上がったと言われている。
犬山祭り保存会の 石田芳弘会長は・・、
日本各地のお祭りの起源には「鎮魂」の意が込められております、377年目を迎える今年の犬山祭りには、より多くの方々にご参加いただき、国家を上げての震災救済活動、新たな復興の一助となれば幸いです。・・と熱い思いを込めておられる。
福島第1原発の地震・津波罹災から 第三の被爆危機が迫っている。
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ボトムアップ統治、縦割り行政は平常時の統制体制。
大震災・大津波・原発制御喪失は国家的喫緊非常事態。
情報集約先一元化・情報分析解析の叡智(能力者)緊急招集、対処の戦略戦術の参謀の軍略協議と決断が国の安全を左右する。
指揮命令天下武布は政治の長=征夷大将軍・・・首相の器・品格が国家の存亡を分ける。
3月21日午後安全保障条約締結国の太平洋軍司令官が、しびれを切らして統合統幕長へ、原子力災害対応専門部隊450人規模で即派遣を申し出。
わが危機対策本部長殿への直訴状と御意が見えない。聞こえてこない。
海水注入で実質的に休止・廃棄処分に決断したのも同然。
ならば国内外の知見・対処策を集め、原子力災害事故処理の国際協力で国家国民の救済を即決すべし。
【写真】 陸上自衛隊撮影
2011.3.11. 14:46 東北地方太平洋沖地震M9.0震度7烈震にはじまる、巨大地震が連続発生している。
その震源から数百キロも離れた、岐阜県飛騨市神岡町。 そこの割石温泉の、源泉の湧出量(従来45㍑毎分)に大きな変化が現われた。
岐阜大学田阪茂樹教授の研究グループの観測でわかった。
(出所:2011.3.20. 岐阜新聞Web版)
2011.3.11. 14:46 東北地方太平洋沖地震M9.0がはじまる。
2分後の14:48から3分間に数秒間と十数秒間の二度、湧出が止まった現象が確認された。
14:51から14:56まで湯量が大きく振幅したあと、(それまで45㍑毎分だったのが)湧出63.5㍑毎分に増え、湯温も(それまで41℃だったのが)42℃に上昇したままとなった。
田阪教授の話では「地震動に応じて地殻のひずみが伸縮するため、温泉の源泉の湯量が振動する」。
遠く、三陸沖、宮城県沖などの地震と、北アルプス山あいの源泉掛け流しの温泉。同時に起きるメカニズムは・・・。
(日経Web版:2011.3.19.18:26)から国土地理院の発表内容:
2011.3.11.14:46 M9.0 震度7(烈震)。余震つづく。
東北地方太平洋沖大地震。
超巨大地震。超巨大津波。
(そして原子力発電所の放射能放出事故。)
宮城県 牡鹿半島。(いまも行方不明者5000人地域)
ここから震源方向の南東南に 約5.3m移動。
地表は、約1.2m 沈下した。
ここから30km北の、宮城県南三陸町。(今も行方不明者8000人地域)
ここも震源方向の南東南に 約4.4m 移動。約0.75m沈下した。
実は、3.11.M9.0以降、三日間などは M5.0以上のものでも日に200~100回もつづいてきた。
震源域の南北500kmで何が起きているか。
岩手県は宮古市の南:山田町で 25cm移動。
千葉県銚子市で 17cm移動。
一気に動いた地殻変動。
まさに 地球は生きている。
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それにつけても、原子炉を6機連ねた福島第1原発所。
地震、津波、塩害、風水害・・。
「あらゆる事象にも100%無停電無停止の備え」の未完さ・不徹底さから、「為すべきことへの不誠実さ」が露呈した。
「想定を超えた地震と津波があった・・」とは、
すなわち「人災である」。
エネルギー戦略、エネルギー政策の「未熟さ」「未完さ」だ。
【写真】(日経Web版:2011.3.19.18:26)から国土地理院の発表内容
春霞・朧月夜の黄砂、花粉症のスギヒノキ花粉に、体内被曝の放射性微粒子。
春の季語が 一つ増えた・・。
新型マスク開発のビジネスチャンスか。
緊急避難距離について、放射線を発する放射性物質の微粒子が直径4マイクロシーベルト以上なら飛散距離半径20km以内説もわかるが、1microSvなら、風向き風速により100~200kmくらいになるのでは。
地震と津波<天災>で地表の冷却装置・外部自家発電装置が損壊し、冷却機能と電気・制御の機能を喪失した福島第1原発。
東京電力~原子力安全・保安院~経産省~官邸危機管理室の「直ちには人の健康を害するものでない(官房長官記者会見)」というロジック。
汚染された地表作物を10年間摂取し続け蓄積された内部被爆ならどうなるか・・<人災>。
つまりこれは人災である。
文部科学省~科学技術庁~原子力委員会サイドからのセカンドオピニオンが聞こえてこない怪?の国。
経産省&エネルギー政策、9電力会社・原子力発電産業を巡る政治・行政官僚・科学者ぐるみの既得権益・縄張りの力学がこの国難にも作用しているのか<人災>。
この事態に「国家非常事態宣言」が発せられないのは何故だろう。
超巨大地震で東日本の東岸がGPS測定値でも数十センチ沈降したのに。
震度6でも致命傷を受けなかった臨海原発所が、超巨大津波という天災(制御システムの喪失)で、動力・制御SYSを毀損し被爆危機にあるのに。
国家非常事態最高指揮官は何処に・・。
国家非常事態なのに「“火事場”の指揮・責任を執る」を、許認可・同意を付与した電力会社に丸投げするとは。
設計・施工図や安全・制御対策・危機対応要領類は、霞ヶ関の引き出しにも在るはず。
永田町ができないなら、霞ヶ関の知見・叡智、原子力ナントか会議のプロが陣頭指揮を執れないか・・(何故かなぁ)。
計画停電で難渋する姿や、いかに避難者が難儀なことだけが社会の“公器”か。
救援物資の集荷・発送の進捗状況、救援物資の輸送状況(何が何処まで)(何時ごろ何処の誰の手もとへ届けられる予定か)を追いかけ、伝えるのがメデイアの“公器”機能ではないか(なぜ情報を取りに行かないのかなぁ)。
ネット社会は すばらしい。
在日英国大使館がこんな認識と、対応方法についての広報をしている、とのニュースを見つけた。
日本の首相官邸の官製広報情報と重ね合わせてみると、
かなり冷静に、わかりやすく 理解できた:
(拡散には好意的のようで、備忘録として引用・記述する)
*********
日本の原発についてのお知らせ;英国大使館
2011年3月16日 14:46 Tom Vincentさん作成
元: Paul Atkinson 2011年3月15日6時55分
http://www.facebook.com/notes/paul-atkinson/japan-nuclear-update-british-embassy/10150111611771235
さきほど東京の英国大使館の会見から戻ってきました。日本の原発の現状についてでした。英国政府主席科学顧問(Chief Scientific Adviser)ジョン・ベディントン (Sir John Beddington)が代弁者をつとめ、数名の原子力発電の専門家も同席しました。日本の現状について、彼らの状況判断は下記の通り:
●比較的悪い場合(1個の原子炉の完全メルトダウンとそれに基づく放射性爆発の場合)、避難エリアの50キロは人の健康の安全を守るために十分な距離でしょう。もっと最悪な状況でも、(2個以上の原子炉がメルトダウンする場合)1つの原子炉のメルトダウンのときと比べ、被害にさほど変わりはないでしょう。
●現状の20キロ退避指示区は現状の放射能レベルにたいして適切な範囲でしょう。このまま炉心への海水注入を続くことができれば、大きな事件を防ぐことができるでしょう。これからさらなる地震と津波が起きた場合、海水注入ができなくなる可能があり、その場合上記のメルトダウンが起こる可能性があるでしょう。
●基本的に、専門家は東京住人の健康への悪影響はありませんと予想してる。健康に悪影響を起こすために現状の放射能の何百倍のレベルが必要。専門家はそのような状況にはならないと言う。(しかも、専門家は妊婦や子供へ影響するほどの放射能を基準にしていた。健康な大人にとってはさらに放射能のレベルが高くならないと影響はないという。)
●専門家は風向きは関係ないと言う。東京は現場から十分離れてるので、影響はないでしょう。
●海水注入を続けることができれば、原子炉が冷え、10日間後に状態は大きく上向くでしょう。
●日本政府からの情報は複数の独立した団体によりモニタリングされつづけ、放射能のレベルに関しての情報は的確と判断されてる。
●チェルノブイリとは全く別な状況です。チェルノブイリの場合、原子炉が完全メルトダウンし、手を付けずに何週間も燃え続けた。チェルノブイリでさえ、50キロに避難ゾーンがもしできたら、十分に人の健康を守ることはできたでしょう。チェルノブイリの場合、事件から何年も後まで現地の食料や水に含まれた放射能は一切モニタリングされなかったと、危険性についての情報も全く知らせなかったせい、汚された食品、麦、牛乳や水などを食べ続けた現地の人々が病気になった。事実は隠されたチェルノブイリの事件とくらべ、今回の非常に開かれた福島の事件もその意味でも大きく異なるでしょう。
●ブリティシュスクールの学長が、休校をつづけるべきかどうかを尋ねた。専門家の答えは、放射能に関する恐れのためならば休校は必要ない。余震や建物の状態などに関する理由はありえるかもしれないですが、科学的に放射能の恐れは 子供にとっても全くありません。
●ヨード剤の補充に関して、専門家はヨード剤は現場で放射能を体内に吸収した場合や汚れた食料を食べた場合だけ必要と説明した。それに、ヨード剤の長期的利用は健康によくないと話した。
会見は驚くほどフランクで正確でした。専門家の判断によれば、原発からの放射能の恐れよりも、地震と津波からの被害はもっと大きな問題でしょう。
専門家の判断を信じましょう!
(荒い翻訳を許しください。間違えなどが見つかった場合、連絡ください。トム)
——————————————————————————————————————-
http://www.facebook.com/note.php?saved&¬e_id=10150166028076416
Facebook以外のひとにも伝えたいと思い、トムさんに連絡したところ是非とのことでしたので、この場にコピーすることにしました。専門家の判断を信じること。冷静に対応すること。非日常だからこそ拙速に行動しないこと。肝に銘じたいと思います。
(kwmr)
2011年3月11日14:46 東日本超巨大地震発生。
直後30分も経たずに襲来した、超特大の大津波が急襲。
東京電力が商用原子力発電所として、
社運をかけて40年前に、稼働にこぎつけた、
福島第一原子力発電所(原子炉6基)。
福島県西部:浜通り地方と呼ばれる、太平洋岸。
自家用の港湾施設を持ち、広大な敷地の海岸側には、
貨物船・小型タンカーが接岸できる。
海寄りには、自家用燃料タンク、自家発電施設、保管倉庫。
その奥に、原子炉の保守維持管理に必要な建物・設備。
そして、原子炉6基が並ぶ。
この一角は、外界とは隔離された、自立できる工場配置。
発電所の運転と、天変地変・事故非常時対応のミニコンビナート。
今回の超巨大地震では、想定を超えた「地震」にも、このミニコンビナートは、設備損傷もダメージは無かったかもしれないが、
特大・大津波で海側の埠頭港湾施設・燃料タンク、自家発電関連設備が、「高さ14mもの津波に呑み込まれ、打ち壊され、一旦は水没し、「津波」に持ち去られてしまった。
原子炉の緊急冷却用真水貯水槽や、動力源の自家発電用油タンク、ポンプ・給排水パイプラインあたりも まるきり流失するやら、使用不能なほどにダメージを受けたに違いない。
津波に運ばれてきた大量の海水は、もろもろの設備機器装置に、再起不能な損傷を与えたであろう。
水圧・空気圧の調節や、真水を使っての冷却水の注入・排水も、自家用電気で。 その自家発電が、油もポンプもパイプラインも、津波にさらわれ、塩水で作動できなくなっている、と思われる。
原子炉は、燃料棒も制御棒も自家発電力・モーターの駆動で操作するであろうのに、運転制御・保安異常時安全装置が機能喪失状態で、停止した原子炉の熱さましを強いられる。
保安設備を喪失した原子炉の制御は、想定マニュアルにもない、難儀な対応を強いられる。
スタッフの叡智と、勇気にエールを送りたい。
【写真】東京電力福島第一原子力発電所。by jp.reuters.com/
(商業衛星ISIS/デジタルグローブの提供)
原子力発電の「安全三原則」は、
「停める。 冷やす。 閉じ込める。」
このたびの大地震では、運転中の原子炉3基は、ただちに停められた。
「冷やす」冷却装置群のうち、少なくとも冷却装置を起動運転する、自家発電装置が壊れ、失われ、「冷やす」装置と、運転制御盤が電源が無く作動しない。
操縦席コックピットと、飛行制御の尾翼を失った飛行機が飛び続けているがごとき危機的状況にある。
東京電力が、超巨大地震と特大津波の被災で、
原子力発電所の損壊を 来たした。
緊急避難措置として、計画停電を実施している。
供給電力の計画停電に注文をつける前に、
市民が消費電力を3分の2へ 激減させること、か。
省力化、生活合理化、豊かさの象徴で、シロモノ家電が増えた。
その 快適さ追求を抑え、電力供給能力が回復するまで、
電気を使わない半世紀前の生活レベルへ戻ること、か。
起動電力をカットする:モーターを使わない生活。
EVの9割停止、モーターを持つ家電の封印。
エアコンは換気送風運転へetc.
2011.3.11. 14:46
東北地方太平洋沖 超巨大地震 マグニチュード9.0 震度 7
余震つづくことより、超巨大地震、巨大津波の威力が畏れ多い。
原子力発電所の 緊急非常停止の 制御の難しさ・・
自家発電設備や付帯設備、異常事態に備えた補完設備が、
塩水の津波で冠水し、起動・作動が不能になる盲点露呈。
完璧さ追求と コストパフォーマンスとの難しさ・・。
亡くなられた方々のご冥福と、被災された方々の再起を願う。
自然災害、重大な人為事故の危機管理体制の要諦は、
「初動は、最大、最強の出動態勢で着手し、
災害、事故の全貌をとことん把握する。
(現地、現場、現物(現実)(真実)を、正確に把握する)
「原状回復、体制維持継続のために、必要な修理修繕・取替え・新設に必要な事柄を、概略見積りする。
「直ぐやるべき手段を見積り、着手手順・優先度を決める。
(人命最優先)
(道路・食糧・医薬・電気ガス水・衣類寝具・便所・ゴミ処理・・)
超巨大地震に遭遇して、
「一億2千万人の総力戦体制を 組む」理念で、臨もうよ・・。
自衛隊、海上保安庁、警察庁消防庁・・
駐留米軍(海兵隊、陸海空軍)、友好各国救難隊も フル活用を。
2011年3月11日14:46 三陸沖で発生したM8.8地震。
その後 茨城県沖M7.4、岩手県沖M7.5、福島県沖M7.4、
宮城県南部M5.3、新潟県中越M6.6、長野県北部M6.7、・・と
”誘発”地震が拡がる。
これら東日本んの巨大地震は、巨大な津波を引き起こし、
波の高さ10m、6m・・と極めて巨大なエネルギーで襲来。
緊急地震情報が 間をおかず次つぎと発せられ、
震度の大きな地震が 北米プレートの縁まわりなどで起きている。
被害情報の収集・分析・広報に 気になる心理がある。
根拠・データも無い、作り話や風評拡大は避けねばならない。
広報により いたずらに煽動をおそれるために、政府・担当省庁・権威機関が手堅い確認実績データだけを広報する傾向にある。
それはそれなりにわかるが、未曾有の国難・天変事変に対処する措置は、いささか”せこい”のが気になる。
最大の組織力・行動力を持つ自衛隊の出動が、知事の出動要請が無ければ発動しない。
「現場の状況を把握してうえで、しかるべき措置を執ります」と、国家危機管理室最高責任者の首相官邸筋が、記者発表する姿は 見ていて切なく歯がゆい。
*******
未曾有の国難だからこそ国家維持・国土領海領空防衛などに必要要員を保持した上で、陸海空・海保から10万人規模で、直ちに!出動させるべきではないか。
世界各国50カ国以上から緊急支援要員の派遣や、支援物資の申し出を受けながら、初めは受け入れを断る方針を発する始末。
国民の生命・生存基盤を護るのに、それ以上の、何かの不具合不都合が、あるというのか・・。
広報は控え目に手堅くすすめて民を苦痛の世界に閉じ込めるのではなく、 最悪の事態を、最短の時間で、先ずは最低限の「国民、社会の生活・経済基盤の回復」に必要な施策を、 最速で、最大限の救援・回復に必要で かつ 充分な措置を採ってもらいたいのだ。
お役所の、公布・示達主義、申請主義、届出主義という”保身的な””前例主義の””役人根性”が、この伍に及んでもリーダーがとる国家観が、たまらなく腹立だしい。
こんなリーダーを国家統治の府に送り込んだ主権者:民として口惜しいのだ。
3月11日(金)14:46 東北地方・太平洋沖 大地震発生。
大きな地震と 津波に襲われている宮城県気仙沼市。
以前訪れた記憶では、
風光明媚な陸前海岸・海水浴場から、気仙沼湾の奥深くに、気仙沼の港・まちがある。
大地震に加え、かさ上げされながら押し寄せた津波に、さらに大火災が発生し、大きな被害が出ている。
どうか早く地震が鎮まり、ご無事を念じます・・。
その気仙沼市役所:危機管理室では、TWITTERをフルに生かして、市内外の情報を提供し、あるいは市民・事業所への地震・津波・火災情報などを精力的に提供しておられる。
この機動力は 極めて的確で、情報の確かさがうかがわれる。
他の市町村・NGO・NPOも、ぜひこの仕事振り、利活用ぶりを見習って、布陣されることを願う。
@bosai_kesennuma
http://twitter.com/#!/bosai_kesennuma
田んぼの中に市民体育館を(移転し)新たに造る話しが進んでいる。
今どき、こんな小さな地方都市に、でかい室内体育館が要るかなあ。
小中学校には立派な体育館が、耐震構造で次つぎと更新されていくのに。
体育館。ナントか公園。機能よりも見映えの過剰華美な遊歩道柵も、巧みな趣意書の筆運びで国庫補助金を取り込んで、一見 自己負担を小さくハコモノ類は造れる。・・・ここまでは政治屋さん」かナ?
めでたく竣工式典の日に、だれが儲かるか、だれが笑うか、だれがシアワセと喜ぶか・・。
ハコモノ造りは有能な実務者の手に載れば出来上がる。
だが供用開始後の20~30~年間の修繕維持費はたぶん全額自分持ち。
先のことは「そのときに」では「先送りの、罪作り」。
4年後、10年後、20年後、30年後に喜ばれるハコモノか。
美辞麗句の総論や能書きは無用。
社会生活基盤など新規・整備の投資は、20~30年間の年次収支・損益・追加投資のコストパフォーマンス・ポートフォリオも仮説・検証した上で、是か否か。その決断をするのが・・・政治家さん」「二元代表制の監査機能」。
主権者から負託された先生への真贋リトマス試験紙。
さあ、それができるか、そこから逃げるか。
ご近所さんの畑が地ならしされて、あたらしい家が建てられた。
離れて住んでいた子達家族が、近くへお引越しとのこと。
木造在来工法の一戸建て。 きょうは完成比較見学の日。
今様に合理的な 設備まわりのしつらえ。
ほんのりと、あたたかい気分に包まれる。落ち着ける。
「ご近所さんに、お世話になります」と家づくりの本をいただいた。
棚橋泰樹・著 ~工務店のプロでも失敗した!~
『 だから分かった、いい家づくり! 』 日本建築出版社・刊。
著者は会社勤めをはじめて数年後、
宅地建物取引主任者試験に合格。 不動産・住宅会社に移る。
自身は結婚して、当初は 軽量鉄骨集合住宅住まい。
やがて高層マンション暮らしから、一戸建て住宅マイホームへ。
住宅業界に働き、日なたも日陰も知り尽くしていく。
自分の納得がいく家づくりを、お客さんに提供したい。
お客さんの 家族みんなが幸せになれる家づくりを手伝いたい。
自らの会社(木造在来工法の一戸建て工務店)をおこし、
生まれた郷土で、近隣の市町をエリアでとする。
ローコスト住宅研究会、いい家を造る会と、仲間もふえる。
工務店の同志も引っ張っていく社長さんが著わした本。
営業報告書であり、木造在来工法の家づくりのガイドブック。
工法、材料、コストから、使い勝手・暮らしやすさまで、
「安くていい家づくりの秘密」を知ることができる。
何よりも、「みんなの笑顔で満たされた、日だまりのような家づくり」への思いが あふれた本で、著者である社長さんのファンになってしまった。
【写真】 棚橋泰樹・著 ~工務店のプロでも失敗した!~
『 だから分かった、いい家づくり! 』 日本建築出版社・刊。
2009.7.31.初版第11刷発行。星雲社・発売。@1300e
第377回(!) 犬山祭 が近づいてきた。
祭りを盛り立てる中核団体は 犬山祭保存会で、
その会長を長年つとめるは(この人でなければ! と人気男の)
元 犬山市長、前 衆議院議員の石田芳弘さん。
城下町の町屋に生まれ、冬来たりなば春遠からじ とばかりに、
根っからの祭り男が ことしも 先導する。
犬山城の山城に鎮座し、城下の産土神を祀る針綱神社の行粧式である「犬山祭」。 例祭は寛永12年(1635)尾張徳川家家老の犬山城主:成瀬隼人正正虎(なるせはやとのしょうまさとら)の沙汰で、氏子が行粧の車山・ねり物を出し、以来377年後の今日まで継承されてきた。
犬山祭の主役は、13輌の車山(やま)。三層の豪華な曳山(ひきやま)で巡行し、「奉納からくり人形」を披露する。
城下あげての例祭で、ツアー客ら50万人の観光客が押し寄せる。
ことしは 4月2日(土) 試楽祭。4月3日(日)本楽祭。
”この日は 桜が 脇役です”とは、犬山祭保存会のキャッチコピー。
「犬山お城まつり」で、城下は、催事が目白押し・・:4月2~3日:
・・・友好都市交流物産展。 屋台村。 骨董市。 リサイクルフリーマーケット。 茶会。 生け花展。 ぼんでん横丁。 女みこし。 どんでんまつり。 全国古城絵巻五十撰。 わん丸横丁。 犬山おも城市。 しみんてい横丁、などなど・・。
くわしくは 犬山観光協会の「犬山祭」 http://inuyama.gr.jp/festival/731 で。
3月6日 木曽川学シンポジウム。
基調講演は 小井戸由光・岐阜大学教授(地質学)。
長年 気にして来た疑問・・・
「木曽川は美濃加茂市~富加~関市~岐阜市を流れていたか」
きょう結論が出た:
木曽川は、美濃加茂市から二股で流路を取っていた。
一つは、美濃加茂市~富加~関市~岐阜市~ 。
一つは、美濃加茂市~坂祝~犬山市~ 。
ン億年前、地殻の隆起によって、各務野台地、加茂野台地が形成され、隆起の大きかった加茂野台地に遮られて、美濃加茂市~坂祝~犬山市~ の流路だけが唯一の流露となった。
木曽川本流と飛騨川を合流した木曽川の流水量は大きく、川面から200~300mもの渓谷美を造るほどに川底を掘り続けて、「日本ライン渓谷美」を形成していった。
小牧~犬山~各務原~岐阜~あたりを波打ち際とした古東海湖。
(伊勢湾が 奥深くここまで入り込んでいた)
日本ライン渓谷美を形成しながら、掘り進んだ土砂は、現・犬山城下から、犬山扇状地を造りながら、濃尾平野を造り続けた。
根尾谷活断層につながる梅原活断層の先端部に当たる木曽川日本ライン(坂祝~可児市土田)だから、
巨大な断層が引き起こした、大地の「巨大な亀裂」が日本ライン渓谷だろう、という推理は、当たらなかった。
活断層が起こす巨大亀裂か、沈降ではなかった。
美濃加茂~富加~関~の河床堆積でもなかった。
加茂野台地の大きな隆起に行く手を抑え付けられて、坂祝~犬山~を掘り進んだとは・・・・。
「木曽川岸 犬山は、全く(ドイツ)ラインの風景そのままなり」と賞賛した「志賀重昂 先生」も、よもやそこまでは知らなかっただろう。
第8回木曽川学シンポジウムが、
3月6日 フロイデホールで開催される。
楽しみにしていたシンポジウム。
ことしのテーマは「”日本ライン”の不思議」。
木曽川学研究協議会が発足して以来、第8回を迎える。
この間、ずーっと知りたかった関心事がテーマとなった。
基調講演は岩石男:地質学の小井戸由光先生(岐阜大学教授)。
軽妙な語り口調で、グイグイと引き込んでくれる・・。
ン億年前に、木曽川は飛騨川を合流させた後、美濃加茂市から加茂野~富加~関(現・津保川)へ流路を取っていたものが、河床堆積がすすんで、ある時渓谷部の坂祝~栗栖~鵜沼への現・日本ラインルートへ流路を変えた・・。
何が起きたのか? なぜ硬い岩石の山間を流路としたのか?
巨大な断層地震が引き起こしたのか?
長年、小井戸先生が「それはいつかの機会に 明らかにしましょう、乞うご期待!」とされてきたテーマ。
きょうのシンポジウムで明らかになるであろう、と期待している。
第8回木曽川学シンポジウム「日本ラインの不思議」
日時:20111.3.5.(日) 13:00~16:30
会場:犬山国際観光センター フロイデホール
弟子の子路から君子の資格について聞かれた孔子が答えたなかから、修己治人の学、つまり、上に立っ者がどうしても身につけておかねばならない学問として〃帝王学″が生まれた。
日く「 原理原則を教えてもらう師を持つこと。
直言して入れる側近を持つこと。
よき幕賓(パーソナルアドバイザー)を持つこと 」。
この〃原理原則″を見つけ、原論の筋に立ち続けることは至難である。昔は通用したが今は通用しないでは、原理原則の価値がなく、いついかなる時代にも、場所にも通用するべしと頭で分かっていても、仕事の現場で動じることなく信じて言動するには、相当な知識、見識、胆力を要する。
孔子、子路に遠く及ばないわが身なれば、せめて原理原則を見つけるため、情報、事件の発生源にできるだけ近づき、発生現場に目と耳を据えて情報を評価し判断したい。
現場で現物を確認し、位置と方位を見定めて、仕事を現実処理していくのが精々である。
地図帳と航空写真集が、お前の頭は晴れているか、三半規管は作動しているかとでも言いたげに、今日も机の傍らに鎮座している。
[この項:初出稿:1987.12.機関誌TOKAI vol-no.379]
仕事柄、人に会い、話をする機会が多い。
ビジネスの話が一段落すると、お互い の気心を探り、交誼を深めたくて時の話題、趣味、健康法へと話が弾む。
雑学を好み、浅学非才の身には、愛読書とか座右銘を問われるのが、どうにも辛い。
ところがさる日ある人から、地図と地球儀、鉄道時刻表と航空時刻表を身近に置き、時の流れと空間の広がりのなかに、多次元の組み合わせを楽しむお話を拝聴して以来、当方もいささか意を強くした。
かつて自分の時間をかなり自由に得られた若かりしころ、地図帳と時刻表を頼りに旅に出て、全国全都道府県踏破を目ざして渡り歩いた時代から、地図を眺め、かの地この地を好んで座右に置いている。
ビジネスの話であれ、人の生きざまの話であれ、話の舞台はどこどこでと、場所とか周囲の状況が欠かせない要素である。
話題の地点と方位を頭のなかに描き、ときには地図を広げて目で確かめないと気が済まない性分になったと思う。
方向感覚が鈍っていては、話の筋道も立てられないし、相手に話を聞き届けてさえもらえないだろう。
早い話が、「やってみます」「頑張ります」と言ったところで、さてどちらを向いてやればいいのか、目標や答えが分からずに、駆け出し汗を流すばかりでは、仕事にならない。
[この項:初出稿:1987.12.機関誌TOKAI vol-no.379]
今朝早くから、大きな音が近づいてくる。
キャタピラー付きのブルドーザーかな。
うちのすぐ近くで止まったぞ・・。
姿を確かめる閑も無く、仕事先へ飛び出す。
夕方 帰ってきて、見てびっくり!
すぐ隣りの野菜畑と桑畑が 無くなっている。
地慣らしされて、広々と すっきりしている。
聞けば、いつの間にやら不動産屋さんの手に渡り、
分譲住宅が建てられると言う噂話・・。
世の中 目まぐるしく変わるが、
こんな身近なところが こんなにも簡単に姿が変わるとは。
1945年 無条件降伏という最悪の、完膚なき敗戦をしたニッポン。
中国(朝鮮半島・台湾)、ソヴィエト(樺太、千島列島)、アメリカ(北海道~南西諸島)等戦勝国の占領下に置かれたニッポン。
1953年 サンフランシスコ講和条約にこぎつけて、国家としてニッポン国の存続へ道筋をつけた吉田茂首相。
(1945.8.9.に参戦し満州・樺太・千島列島を占領したソヴィエト;ロシアは、サンフランシスコ平和条約締結会議に参加せず、ニッポンはいまだに終戦手続きの平和条約をロシアと締結できていない。つまり無条件降伏を伝えたポツダム宣言署名4カ国の当事者のソヴィエト・ロシアは、無条件降伏者に対するの戦闘停止状態にあるがごとし)
その吉田茂元首相は(その著「世界と日本」だったと思うが)、
「国防と治安を欠けば、国家の存立は期し難い」と後世に警鐘した。
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ニッポンがどこかの国の隷属国・朝貢国になりたくなければ、
社会保障・経済・・の私益や、自治の公益を超えて、国益として、国家統治体制の確立と「国防」「治安」は必須要件だと思う。
政党政治・政局の確執を超えて、外交海防国防の国家観の合意・確認を!
それができない政権なら、そう選んだ国民が参政責任をとって、
一刻も早く、選びなおさなければ、国の独立は望めない。
北方領土:国後島を実効しているロシアは、ホタテ養殖に韓国の投資を誘い、ロシアに帰化した元中国人が経営する水産加工会社へ中国人労働者の就労を歓迎する、とロシア大統領は公言している。
(何でニッポンの農林水産業界・研究会社の参加が果たせないのか・・?)
ひとたび国後島など北方領土周辺で、自然災害・人為事故事件が起きれば、自国の人命と財産を護るため、韓国軍・中国軍の艦船軍隊が国後島まわりへ集結する日も起きてもおかしくない状況にある。
韓国・中国の艦船(潜水艦)がオホーツク海およびそこへの航路の海図作りに精を出すのもむべなるかな、だ。
尖閣諸島・南西諸島・沖の鳥島かいわいは、中国が領有権・制海権をとろうとし、対馬海峡・日本海での領有権・制海権を韓国が願うのに、照らしてみると、いまニッポンはロシア・韓国・中国は、歩調を合わせるかのように、ニッポンの外交・海防・国防を揺さぶり続ける。
ドイツの(誰だったか忘れたが)が言ったように、
「海洋国に限らず、たとえ島嶼の1島たりとも、実効支配であれ、他国に乗っ取られるような国家は、やがてすべて(の国土・国益)を失う」。
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