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犬山の里地や里山には3種類のモグラが生息する。
日本国内では5種類のモグラがいるが、それぞれの気候・土・生物環境の違いから、ある地方・地域には1種類、せいぜい2種類のモグラが生息している。
愛知県犬山市一円の里山・里地では3種類ものモグラがそこここに生息している希少な地域である。それだけ土・土壌環境・気候環境が複雑で、さまざまな生息環境が豊かに存在する。
八層の湿地といわれる八層の山地。平坦で水浸しの草木地とは趣が違い、水気を多く含んだ岩石混じりの丘陵地帯が八層の湿地。
岩が露出しているのにその岩は湿り気を帯びて、染み出た水が集まって五条川上流部を流れ出るほど、水脈が岩場の下を湿らす。
八層の湿地の水質は水温が春21℃夏26℃、秋17℃。
pHは4.7ほどとかなり酸性が強い。
にもかかわらず、係争類の組成は、好酸性・貧栄養・好酸素要求性の係争類が生息する。
伊勢湾・濃尾平野周辺の湿地分布の中でも豊かでユニークな湿地が八層湿地だという。
平成28年11月五日土曜日。犬山国際観光センター4階フロイデホール
犬山市文化遺産活用実行委員会・主催
NPO法人・古代邇波の里・文化遺産ネットワーク・企画
”歴史座of 犬山街プロジェクト”幻の栗栖 アンモナイトの謎
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