アーカイブ: 2009年10月

すれ違い? 

パーマリンク 2009/10/31 00:33:10 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 人口十万人足らずの地方都市の市議会本会議中のひとコマ。


 国の行政改革、電子化がすすみ、法務局出張所が廃止され、人口三十万人都市の支局へ まもなく併合される。
 「その跡地に、市内西部地区に散在し手狭な公民館、老人憩いの家、児童センターを集中して利便向上を はかれないか」と一議員が質した「一般質問」。

 市長が答弁:
 「既存の施設を売却し、財源が確保できる目途が立てば、複合的な施設にすることも理にかなったものと考えます」。

 市役所担当部局が答える:
 「現時点では何も来ていないが、法務局側から跡地の具体的な利活用について照会が正式に来た段階で検討します」。

 これって、どこか「すれちがっていないか?」


 小さいまちながらも、歳入歳出予算規模は230億円。
 人件費半分でも100億円規模の事業費枠の配分問題のはず。

 そんなことより「もっと好くしたい」かどうか。
 「欲しいか、要らないか」。
 欲しければ、こちらから打診を仕掛けるのが第一歩。

Yokoso Japan ! -5- 旅の時差ぼけ対策地

パーマリンク 2009/10/30 09:19:27 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 もう ひと昔前になるが、駆け足で海外拠点を訪ねて出張した。
 フランクフルト、ロンドン、ニューヨーク、ロスアンジェルス。

 時差ぼけを少しでも和らげるため、東へ東へと向かう。
 それでもユーラシア大陸横断と、太平洋ひと飛びはきつかった。
 ドバイとハワイとかで 休息がほしかったなあ・・。


 21世紀は「アジアの世紀」。
 五大陸からやってくる人びとは、時差ぼけの洗礼を受ける。
 時差ぼけ馴らしには、東西に時差5~10時間ぐらい飛んでは、
 ショートステイを 行程に入れると 身体が慣れていく。

 ショートステイ観光にピカイチは、アジアなら“TOKYO”。
 フジヤマ、はとバス、おいしい水。  治安の良さはダントツ。
 なにより、青い海、緑の大地。  ほど好い気候と お日様。


 アジアの玄関「TOKYO」。もてなしの国、「ニッポン」。
 トランジットステイ、ショートステイも 大歓迎。
 お気に召したら、今度は本格的に「ニッポン探訪」の旅へ。

 

Yokosu Japan !-4- ニッポンに国際ハブ空港は育たない

パーマリンク 2009/10/29 00:03:31 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 格安海外パッケージツアーは ソウル(仁川)経由が強い。
 ワールドカップ日韓共同開催が キッカケかな。
 ・・・悪友が茶化してつぶやいた。

 ソウル(仁川)には格安ツアー観光客が いっぱいいる。
 格安航空会社の乗り入れる国際路線が いっぱいある。
 格安航空会社便の機内サービスも そう悪くないよ、とも。

 なぜ、格安航空会社はソウル(仁川)に来て、
 成田、羽田、関空、中部へ来ないか。
 
 国際線で出入国するとき「施設利用料とやらで、
 2000円とかを日本円で用意してください」とやられた。
 この関所の駄賃って なあに?まさか袖の下ではないだろう。

 そもそも、国際便のニッポンの着陸料が80万円、90万円。
 こんなド高い関所料が 世界に通用するかいな。
 乗客一人当たり ン千円以上。格安航空会社がくるはずがない。

 空港会社の投資回収独立採算が 国益国策に合うのではなく、
 できるだけ多くの人びと(そして物流貨物)がやってくること。
 なるべく長く、楽しく滞在してもらうこと。
 ひとりでも多くがニッポンを知り、ニッポンファンになること。

 そのためならニッポン国民は負担もできように。

見えるものは 信頼できる

パーマリンク 2009/10/28 00:09:15 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 食の安全。損害保険の安心。終身雇用の安定。

 その仕組み、制度、見えないリスク。
 免責条項に記された事態になったとき、
 たちまち崩れ、露呈する本性(サガ)。

 安全、安心、安定の「信頼」が崩れ、
 危険危惧、不安、不信が 心の澱(オリ)となる。

 
 見えないものへの不安、不信。
 どこかで連想したなぁ。

 突然、暗闇に包まれたとき。
 ことばが通じない異国の街角で 迷子になりかかったとき。
 槍ヶ岳を目指す尾根下で雨雲(深いガスと風)を耐えたとき。
 

 

Yokoso Japan ! -3- ハブ空港の実態

パーマリンク 2009/10/27 00:02:49 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 新政権 新国土交通大臣・・・
 「成田と羽田は ハブ国際空港でも棲み分けできる」と。

 メデイアのコメンテーター殿は、さっそく講釈する・・・
 「TOKYOに 二つも要るか」
 「棲み分けの具体性が見えない発言が、ことをあいまいにする」。
 
 「そもそもハブ国際空港はどんなものか」「どういう形がニッポンの国策国益にふさわしいか」「アジアの玄関:ハブ国際空港に 利用者はなにを望んでいるか」「それに応えることに つながるか」。
 それを検証するコメントをしてから、大臣ぶらさがり記者会見の放映画像を「解説・評論」してくれよ。


 近所の”おひとりさん”が、ときどき欧・米へ行く。
 聞けば、現地フリーの格安パッケージツアーで。
 たいていは、ソウル(仁川)経由だとか。
 中部や成田から直行ツアーより5万か10万円は安いという。

 ソウルからは ほとんどの国・地域へ格安ツアーがある。
 そのソウルへニッポンの国内地方空港からの直行便が20くらい。友だちとソウルからの便で落ち合うこともあるそうな。

 通算飛行時間が半日ちかく余分にかかっても、到着地へ午前中に降り立ったほうが、長く居られて得した気分で楽しいとも。


 だから、ハブ国際空港は24時間運用で。
 なぜなら、利用便が何処の国から離着陸しても、
 出発地の離陸時刻、到着地の着陸時刻が「その地の生活時間に都合がよいことが、利便・サービスの最優先要素である」から。
 トランジットのTOKYOの時刻は 二の次でしかない。

Yokoso Japan ! -2- 目先の“国家戦略”騒ぎ

パーマリンク 2009/10/26 20:00:38 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 観光立国 ニッポン!
 来日観光客数は、 年間 1千数百万人で横ばいつづき。
 前内閣では「2000万人を先ず目指そう」。

 新政権発足後、成田第2滑走路の延伸工事が済んで、
 長距離国際線の離発着に供用開始。
 羽田空港の24時間国際空港化と第5滑走路新設を提唱。
 たちまち、知事と国内ジャーナリストが喰い付いた。

 滑走路1.5本の成田は「裏切られた!?」と大騒ぎ。
 地べたの上の線引き、用地造成、財源引き当て政策論争・・。
 国際空港規模・運用システム・アクセス利便・騒音景観・・。

 それも「大事」だが、
 数年先には経済力・国力が、2軍落ちするニッポンが、
 「アジアの通用口」になり下がらないための国策を、
 いまこそ、志し高く、ぶち上げよう時ぞ!

 「24時間離発着可能なA級国際空港」なくして、
 年間2000万人もおぼつか無い。
 フランス、イギリスあたりでも 年間5~6000万人以上。

 5000万人クラスになってこそ「観光立国ニッポン」。
 「24時間離発着可能なA級国際空港」の3、4箇所の建設整備と、出入国管理、警備治安を含めた情報管理インフラ・・・。
 
 半世紀前、 ニッポンは、
 重工業化貿易立国で敗戦の苦渋と貧困から抜け出した。
 これからの半世紀、「アジアの先頭車両」であるために、
 「観光立国ニッポン」「アジアへのハブ空港」を目指そう!

 (知事さんの競り合いよりも、やっぱり道州制かなぁ・・。)

Yokoso Japan ! -1- 成田第2滑走路

パーマリンク 2009/10/25 00:13:26 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 成田国際空港の第二滑走路から 遠距離国際便が離陸した。
 一方では、建設工事すすむ羽田空港第四滑走路が 24時間ハブ空港化を引き寄せる。千葉と東京との 奇妙な綱引きまでも。

 韓国仁川、スイスチューリッヒ、 ドイツフランクフルト・・。
 シカゴ、 ニューヨークJFK、 ロンドンヒースロー ・・。
 いずれも 堂々たる これぞ「ハブ国際空港」。

 季節の風向きに合わせて滑走路を4本、5本を持つのは常識。

 丸一日、空港内免税ゾーン内で乗り換え待ちしても、快適に過ごせる利便とホスピタリテイ。
 入国すればシャトル列車、渋滞なしの高規格道路でスイスイ。
 24時間離発着対応のエアポートホテル群、飲食娯楽施設群。

 「ことば」苦手にも 不安をやわらげてくれるコンシェルジュ。
 トランジットの利便:サービスの良さ。 それは 世界の常識。

 21世紀はアジアの世紀。
 アジアの玄関:ハブ凱旋門は、
 はたして、ソウル(仁川)か? 上海か? 東京か??

歓迎! 裏白のチラシ ご一行様

パーマリンク 2009/10/24 08:07:29 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 近ごろ 新聞折込みチラシが減ってきた。
 景気が悪くなったから・・。
 ゴミが減っていいことだ、ゴミ袋有料化で大変なのよ・・。

 愉しみが減った。
 裏が真っ白なチラシは、恰好な雑記帖にしているから・・。

 俳句人は いつもポケットに チビけた鉛筆と句帖。
 わが家は いつもクリップボードに 裏白チラシ。

 DMの封筒裏が 二軍選手。
 コピー済みの裏紙は もちろんメジャーリーグもの。

 一俵の米も 一粒から。木曾の流れも一滴から。
 暮らしの中の発見、感動、思いを書き留めるには、
 やっぱり裏白のチラシが手頃にコンビニエンス!!

シラサギの宿

パーマリンク 2009/10/23 02:56:18 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 「あっっ! 鳥! 白い鳥・・」
 走る車の中から、童が張り上げた大声。

 田んぼ道の先に、田ノ神を祀る社の森。


 伊勢湾台風の直撃で、神の森は まる裸。
 風倒木を片付けて植樹され、ヒノキの森へ大変身。

 ”農林省”肝いりの圃場整備事業。
 碁盤の目区画整理でも残されて、
 山ノ神様の降臨地の森(田ノ神様)は安堵された。

 いま、シラサギの定宿となる。


 シラサギは北から飛来する夏鳥・渡り鳥と思っていたが、
 この半世紀 年中居残る「留鳥」となったらしい。
 徳島県(だったと思うが)では「県の鳥」とか。


  ∬ シラサギに 留守居を頼む 山ノ神  (モリゾー)

「愛車の整形・外科」

パーマリンク 2009/10/22 02:27:29 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 通りがかりに見つけた工場の看板・・、
 「あなたの愛車の整形・外科」。
 言いえて 妙。 説明も要らない。

 この自動車整備工場の脇を この数十年間いつも通っていた。
 気付かなかったなあ。

 「かかりつけのお医者さん」「かけりつけ薬局」など、
 自分をアピールしたい側のうたい文句か、お客さまの信頼のことばか。

 困ったときの強い味方、
 それが「あなたの愛車の整形・外科」。

高速道路「無料化」は 短慮愚行かも。

パーマリンク 2009/10/21 00:26:35 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 「高速道路通行料が高すぎる」「全部無料化する」。
 潮目が変わり、実施時期が取り沙汰される。

 高速道路を 日常茶飯に使うので、「朗報だ」。
 移動先へのルートがシンプルにわかりやすく、疲れない。
 時間も短縮されて、能率が良い。

 どうも話がうますぎる。
 横移動距離は上(高速道路)でも下(一般道)でも変わらない。
 所要時間、快適さ、疲れにくさ、足回りが長持ちする。
 この差があるのに、時間軸なども「無料」は虫が良すぎる。

 鉄道と同じように「横移動料」は下(在来一般道)と同じ(普通運賃=この際”無料”)でも、
 「時間短縮料」「快適料」部分は、特急料金見合い分ぐらいは、利便受益者が負担する、これが利用者として”居心地がよい”。

 政権争奪の勢いで、振り子が大きく振れたとき、
 言った言わない、と言葉尻の争論は”無益”で”愚行”。
 もっともっと「高速道路」の本質、原論を深める時代ではないか。

 

「職に就く」(どういう職で生きていくか)―就職率―5―

パーマリンク 2009/10/20 01:06:15 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 “就職 超氷河期”だという。

 「就職」。 「職」に就く。
 「身体に職を就け、どう生きるか」。それが巣立ちの”就職”。

 ではあるが、そんなことより
 まずゼニを稼がなければならない時期もある。時代もある。

 だが、中高等教育(高校・大学)の教育者が、
 「就職率(実態は就社率)」の評価に 右往左往するさまは哀しい。

 「教育」は知識と技能・技術を「学ぶ力」を身に付けさせ、「自分の職を決めて、どう生きるか」を「考える力」を付け、ことばを使って「伝える力」を付けさせることではなかったろうか。

 「EDUCATION」は「生きる力を付けさせること」。
 日本語訳の「教育」は どうも「知識を授けること」に偏ってはいないか。


 「13歳のハローワーク」がベストセラーになって 久しい。
 18歳の子どもが、せめて「28歳の自分は、こう生きていこうとしていたい」と言えるように・・。
 「28歳の自分になるために、就“職”する、進学する」と言えるヒトつくりをしたい。

「 企業内OJT 」 ―就職率―4―

パーマリンク 2009/10/19 03:21:51 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 “就職 超氷河期”だという。

 50年前 高度成長期にさしかかると、企業はヒト集めに走った。
 集団就職。 就職列車。 独身寮。社宅団地。 公団住宅。

 石油化学工業の進展で、炭鉱から工場へ。 
 工業製品輸出と引き換え輸入となった木材、果物、畜産加工品の関税撤廃・自由化で、農山村から町の工場へ。

 終身雇用・年功序列。新卒者初任給は横並び・就職協定。
 新卒者採用活動は”青田刈り”で、採用内定時期は早くなった。

 「どんな職をやりたいか」「どんなふうに生きるか」を聞き届けるよりも、ヒト(アタマ数)を集めて、身に付ける「職」は 企業内教育(OJT)が施した。
 
 卒業生を送り出す「学校」教育は、「知識」(ペーパーテスト)だけで、社会(企業)は善しとした。
 ペーパーテスト全盛、「就職率ランキング」で、学生募集した(実態は就社率)。

「失業」者・「失職」者―就職率―3-

パーマリンク 2009/10/18 06:13:34 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 “就職 超氷河期”だという。

 「失業者」と「求職者」。
 日本語として 対になってるのかなぁ。

 「失業者」は 給料をもらう働き場を失ったヒトで ン百万人。
 未就業者(とくに若者で仕事に就けないヒト、就こうとしないヒト)もン十万人。

 「失職者」とするなら、給料はもらっているが、自分の職(知識・経験と技能)を活かす「職」の場を得ていないヒトが、「会社」の中に ン百万人居るのではなかろうか。
 過剰人員がコスト(原価)を押し上げ、価格に転嫁される。

 「失業者」「失職者」「未就業者」合わせて 5~6百万人といわれる。
 日本の生産年齢人口の およそ10%相当。
 これが 日本の国の「生きやすさ」「住みやすさ」の影か。
 生活者実感もこのあたりにあるのでは・・。

「 有効求人倍率 」 -就職率-2-

パーマリンク 2009/10/17 00:44:59 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 “就職 超氷河期”だという。
 ハローワークの「就職率」ってどうなのだろう。
 ”募集人員に対する希望者倍率”だけが 脚光を浴びる。

 「有効求人倍率」。
 全国が00%で、00県では00%などがトップニュースになる。
 全国’09.7~9月はおそらく0.34倍。

 ハローワークが受け付けてただ今紹介している「求人票(募集人員)」数の合計を 「求職票」を提出し求職活動をしている人数の合計で割り算した倍率。
 どんな仕事でもいい、糊口を満たせればいいという敗戦後復興時代の指標が、いまだに主客で生きている・・。



 ヒトを求める事業主は、
 職種、職能、技能・技術、就業時間帯・就業継続期間、考える力、ヒラメキを具現化できる力、などなどの「職種」「職能」(身に付けた知識と技術と健全な心身)を求めて、「求人票」を出しているはず。

 モノつくりなら工程別に 事業主が欲しいと思うヒトを採用できたかどうかが、求人・採用(離職)のモノサシ(有効ヒト確保率)ではないのかなぁ。
 
 せめて、マスメディアに言いたい!
 「職種別の有効求人倍率」をどんどん報道してほしい。



 社会保障を、介護医療を、少子化対策・子育て支援を!と望まれている時代に、社会福祉の職種や、助産師、介護関連は3~4倍で推移している。
 「その他の(作業重度の低い)労務の職業」は0.10倍台。
 いわゆる、一般事務員は0.20倍台。

 資格や免許、高度な技術に向けての実技実務、手に職(技能)を付けようと、誰でも自助努力したいのだ。
 それに対して、社会的に教育・訓練・修行の機会をつくる対策と、もっと利用しやすい支援を!

 所得格差、教育格差を通り越して、技能・資格・免許の格差が、「どう生きるか」「人生設計の格差」「しあわせの格差」につながって本性を あらわしてきた。

「 就職率 」 -1-

パーマリンク 2009/10/16 07:10:45 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 “就職 超氷河期”だという。
 大学3年生が この10月から”就活”をはじめる、と聞く。
 在学生も 学校も”大変な時代”。


 学校別・学部学科別・年度別就職率が マスコミにニュースレター(リリース)で流され、報道され、コメンテーターが講釈する。

 学校別「就職率」とは、
 就職を希望する学生が卒業した翌月から「給料」をもらえる「身分(会社員)」の採用通知書(出社命令書)をもらっている比率を言うらしい。
 これって「就社率」のこと?

 (中等・高等)教育機関の学校が「授業し」「卒業させる」ことは、「就社」させて終わり、と評価するのか・・?

 マスメデイアから目の前に突きつけられる情報に このごろ疑問符(??)だらけ。

小牧山  小牧城

パーマリンク 2009/10/15 17:46:52 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 小牧市の街なかを 通った。
 見上げれば 小牧山。

 濃尾平野の どこからでも見つけられる山。
 尾張の国の下(しも)四郡、上(かみ)四郡を平定した織田信長は、小牧原・間々原の林野草地の小高い小牧山の砦に立つ。

 しばらくは美濃の国・斎藤道三とのにらみ合いと読み、金華山・井ノ口城を望む山頂に城を築き、清州城から居を移す。

 城下、南面に壮大な街区を構想し、後の”城下町”の絵図を描かせ、まちづくりをはじめる。
 井ノ口改め岐阜や、安土で栄えさせた「楽市楽座」経済を、すでに試みている。

 ふもとから 十町も離れたあたりにも、堀之内、外堀町などの地名が残る。
 いまは小牧歴史博物館の「小牧城」が、ちょっと晴れがましい。

新型インフルエンザ感染情報 ・ 報道機関の”怪”

パーマリンク 2009/10/14 02:16:14 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 15kmほど離れた町の知人宅の学童が学校を休んだ。
 新型インフルエンザA/H1N1にかかっていた、という。
 クラス一番の元気者が真っ先にかかったらしい。
 
 運動会が終わって一週間余。 クラスではポツポツと欠席者。
 38.1℃が二日足らずで下がり始めたとかでヤレヤレ。


 「風評パニックを懼れたのか!」と言われながら、厚生労働省や”記者クラブ”情報は、7月下旬から「新型インフルエンザ感染情報」がマスメデイアの定時報道に顔を出さなくなった。
 とくに有料購読、視聴料徴収の新聞テレビが、定時報道、定点報道をしなくなった。(衆議院総選挙告示前時期と重なったため?都合の悪い抵抗勢力(そろそろ死語か)のため? と憶測も出る)

 新型インフルエンザは感染力は強いが、
 季節性インフルに較べて同等かやや軽く発症・回復するらしい、
だから「ニュース性」「視聴率」が低いというものではなかろうに。

 購読料を払って「読みたい」、視聴料を払ってでも「見たい」「知りたい」、「欲しい」情報なのに。
 暮らしの中で、空模様・予想最低最高気温(お洗濯指数なんてのもある)と同じくらい「欲しい情報」。


 それならばと「県感染症情報(週報)」ホームページを覗く。
 まるで冬場のように、ここ数週間、感染増加地域が拡大。
 11月秋冷季に入ったら さらに加速するのかな。
 「うがい」「手洗い」「咳エチケット」は 仕事場・学校・家庭の5S。

 「欲しい情報は、こちらから取りに行く。
 ・・・「デジタル社会(Web2.0世界)」を痛感する。 

: 「愛知県感染症情報(週報)」 : 
  http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/2f/200940.pdf

村祭り (秋の大祭)

パーマリンク 2009/10/13 02:02:38 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー


 秋晴れ。
 村祭り。
 
 18号台風 暴風域、 すこしはずれて 被害微少・・。
 稲刈り準備も きょうはお休み。

 久しぶりに 出会えた 幼な友だち。
 子ども獅子連の にぎやかな声・・。

 まつり好きなDNAが おおよろこびの一日・・。

竹 林 -2-(竹取物語が似合う里地)

パーマリンク 2009/10/12 00:25:14 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 そのむかし ここは竹材の一大産地だった・・。
 あの戦争が始まるまではね・・。
 長老から よく聞く。

 1980年代、いよいよ住宅地化がすすみ、竹ヤブまでもが「市街化区域」に指定されるところが続出する。

 タケノコ採りを兼ねた竹林がようやく残るほどになり、竹ヤブは生活ごみ、産業廃棄物の不法投棄の場に狙われる。
 地主は やむをえず 伐り払って暗闇のゴミ投棄者から自衛せざるをえなかった。
 竹林は10年たたずして 姿を消していった。

 「孟宗竹」。
 やっと生き延びた竹林も手入れも不十分で 窒息死寸前。

 子どもの頃、(増えすぎて害鳥化していた)スズメの大群を、ねぐらの竹ヤブに仕掛けたカスミ網で、一網打尽に捕獲した。
 村人みんなで慰労の「焼き鳥」大宴会。焼きトリ食べ放題!!
 スズメ追っかけ竹取物語を体験した仲間も少なくなったなあ。

(注)その昔、カスミ網捕獲は害鳥化した雀の退治に許されていた。

運動会

パーマリンク 2009/10/11 00:08:56 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー


 10月10日は「秋晴れの特異日」。
 ことしも 18号台風一過の「日本晴れ」。

 きょうは 「子ども未来園(保育園)」の秋の運動会。
 かわいい歓声のにぎやかさが心地よい。

 子どもは地域の宝物。
 この国の未来からのお客さま。

 

竹林 (竹取物語が似合う里地)

パーマリンク 2009/10/10 04:30:57 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 そのむかし ここは竹材の一大産地だった・・。
 あの戦争が始まるまではね・・。
 長老から よく聞く。

 1633年 巨大な溜め池:入鹿池が築かれて、
 水がかかるところは田んぼに新田開発され、里山の恵みと民の汗で、肥沃でおいしいお米のとれる美田となった。

 水のかかりが難しいところは、桑園(養蚕)、竹林が広がった。
 1868年ご維新後人口増加、水田開発がすすむと、竹林は活気づいた。

 水田の稲刈り後 ハサ掛け用に尾張平野一円に、竹材が求められ、ご当地は竹材の一大産地・集積地でも栄えた。

 1960年代、鉄パイプ資材の出現や、農協にライスセンター(乾燥施設・貯蔵施設)が普及すると、ハサ掛け・自然乾燥は、長時間作業と「お天気次第」が疎まれて、竹材は貧乏百姓の道具と目されてくる。

 1970年代から、大都市のベッドタウン化の大波に呑み込まれるように、竹林は次々と宅地化されていった。

台風一過

パーマリンク 2009/10/09 00:07:22 著者: モリゾー
カテゴリ: 五条川の四季


 「大型で強い台風 18号台風」。
 さいわい我が家では被害なし。

 台風一過の青空が拡がる。 小寒い北風。
 お気に入りのシャッターポイントへ行く。


 台風に備える一日。
 後片づけに追われた一日。
 当地は何事もなくて感謝。
 18号台風 お見舞い申し上げます。

"台風18号"大接近

パーマリンク 2009/10/08 14:00:15 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー



 この時期に、台風18号 大接近。
 この秋 いちばんの日本晴れが一転、”伊勢湾台風”以来の大型台風。

 雨戸を釘打ちで補強して備えるなど、まさに50年振り。
 今のうちに ひと眠りしておかなければ思いつつ台風情報に釘付け。

 コースは伊勢湾台風コースだったが、
 徐々に東へ”13号台風”コースに移る。

 風向きが”裏風”になり、備えが手薄な方となる・・。
 早く 台風一過の秋晴れが 見たい・・。

【写真上】台風情報。NHK-TVから。

稲 穂  (“穂の国”の稲作文化)

パーマリンク 2009/10/07 01:10:57 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー


 秋晴れ。 この秋いちばんの日本晴れ。
 雲ひとつだに無い空。 おだやかな日本の秋。

 上陸してくる台風こそ無かったこの4ヶ月。
 ぐずつく空模様で日照時間不足の夏。

 秋口、出捕時期からのカンカン照り・・。
 作柄は平年比 やや悪いながらも 稔りの秋本番。

 頭を垂れる稲穂を見ると、ホッとする。
 やっぱり“穂の国”ニッポンの原風景は うれしい。

台風の進路予報は 5日先まで

パーマリンク 2009/10/06 02:08:48 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー



 日本晴れに喜んで テレビの天気予報を観る。

 当地方は どこもかしこも日本晴れ。
 きょう富山県宇奈月温泉へ出かけた、
 あの人たちもさぞかしご機嫌だろう。

 外孫の運動会は さぞかし陽射しがきつかろうな。

 10月に入っての台風が二つ。
 「進路予報」は「5日先まで」予想円で教えてくれる!
 (気象台・気象協会・NHKは、やることはやってます!?!)

 10月10日は 「全国的に快晴となる」気象の特異日。
 さて いかが 相成りますか・・。

 
【写真】いずれもNHKテレビより。

仲秋の 日本晴れ

パーマリンク 2009/10/05 01:02:09 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 「日本晴れ!!」
 いいことば だ。

 昨夜は「仲秋の名月」を満天の夜空に仰いだ。
 そして 今朝は 日本晴れ!

 ぴったり三カ月ごとに 春夏秋冬がある国。
 ”瑞穂の国””大和”。

 言うこと無し。
 雲ひとつない大空に感謝。

エコドライブ(4)(定速走行・車間距離70m)

パーマリンク 2009/10/04 00:26:05 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 仕事がら、クルマで高速道路をよく使う。
 移動の時間を活かす「エコタイム」を選択。

 安全に 安心で。 できれば安く。 
 眠気を感じたら すぐ仮眠。一番近いPAへ停めること。
 「時間を活かす」は 体調管理と安心運転も同じ。

 高速運転で疲れない手立ては、「車間距離を確保する」。
 前方の道路事情、前車の運転くせに 左右されにくくする。
 登坂・下り坂、乾いた路面・雨降り雪降り、夕暮れ・夜間など、
 経験的には「車間70㍍」が 気持ちが落ち着く。疲れにくい。

 高速運転で疲れない手立ては、もうひとつ:「定速走行で」。
(物流トラックが多いと、走行車線か、追い越し車線か、が悩ましい。)
 ほどほどにクルマが多いときは、走行車線を 定速でいく。

 車の流れは、不思議とダンゴ運転で流れている。
 前車に接近するまで追いかけて、ブレーキランプを多用しても、
 10km先で1分ちがいだったりして・・。

 「定速、車間70㍍」走行は、なにより事故回避・安全運転。
 ダンゴ運転の前方詰まりにも、影響されにくくブレーキ踏み込みは少ない。きっと「燃費効率がよくて」「タイヤの減りも少ない」と一人合点している。
 たぶん、ダンゴ運転から始まる自然渋滞を減らす効果もあるのでは。

【写真】高速道路網 (伊勢湾岸自動車道・湾岸長島PAにて)

「三年日記」(3)(畑の事情に合わせて働く)

パーマリンク 2009/10/03 00:09:47 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 農業法人、企業の農業参入、農業規模の集約・拡大。
 農業へ新規就業。・・・。

 いま農業は、新しいビジネスチャンス、ビジネスモデルつくりの花ざかり。
 ローコスト・ハイリターン。 おいしいものをより多く収穫する。
 近代工業社会で培われた管理手法がどんどん導入される。

 「三年日記」を愛用し、ことしの田畑の事情に似た年の覚え書きを読み返していた親父さんなら、いまの風潮をなんと見るだろうか。

 人工水耕や水・肥料の管理で、より多くを収穫する農法は、
「土の力を、20年も経たないうちに、
地力再生が不能な 土壌汚染・土壌破壊をもたらし、
子々孫々に美田を残せないぞ」と、嘆くだろうな・・。


 限られた田畑の耕作面積から、農業収入を安定的に増収と確実な見返り利益をはかるには、二つしか道はないのでは・・。

 ひとつは、収穫できる野菜・穀物のすべてを、最大限有用に、そのまま売れるもの・食べられる物に加工して消費者に提供する。
 できれば農業者みずからが消費者に直売するか、陳列ケースまで農業者が直接納入・販売すること。

 ふたつには、田んぼ・畑の農作物の生育事情に合わせて、人も機械も物流も、稼働スケジュールが組まれるべきもの、ということ。 
 百姓の作物の農作業には、「定時労働、定休日は無い」ということ。

 サラリーマンから転職・就農する人たちが成功する、夢を実現できるかどうかは、この二点にあると思えてならない。

 

「三年日記」(2) (農業は経験産業)

パーマリンク 2009/10/02 00:30:58 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 とうの昔、今は亡き親父さんは「三年日記」を愛用していた。

 
 工場機械仕事や役所仕事でもあるまいから、
 野良仕事、百姓仕事は前年同月同時刻に、
 同じ手順で同じ仕事をやるわけがないじゃないか、とは思っていた。


 自分が畑仕事のマネごとをやるようになって かれこれ10年。

 「農業、畑仕事は経験産業だ」「自然には逆らえない」
 「蒔かぬ種は 芽が出ない」
 「畑仕事は草取り(雑草取り除き)に始まり草取りに終わる」
 「作物は亭主の足音の数だけ よく育つ」
 などなどが、ボツボツわかってきた。

 作物の作付けに合わせて、水やり、草取り、施肥をして、
 できるだけ手間暇少なく、あいしいものをたくさん収穫する。
 そんなことばかりに 気を取られてきた。

 

 「三年日記」を10冊以上も書き留め、読み返していた親父。
 ”カレンダーに合わせて、畑仕事をしていたわけではないようだ。”  

 実は「その年、その月の自然に合わせて、
 作付け、種まき、手入れ、施肥をやっていた!」
 つまり、
 田んぼ、畑の、その年の気候、気象、おしめり具合などに添わせて、
 ことしの自分の農事暦を描いて、畑仕事をやっていたのだ!

 「50年も米作りをしてきても、たった50回しかやっていない。」
 「以前の経験と 同じに進んだということは、一度もない。」
 「米作りの名人には、なかなかなれるものでは無い。」

 してみると、3000年も水田稲作農耕民族の日本の米作りは、
 世界に冠する稲作文化(カルチャー)文明国だ。

「三年日記」 (おやじの日記帳)

パーマリンク 2009/10/01 07:51:11 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 毎年、今ごろから書店に来年用の日記帳が並ぶ。
 親父さんは いつも三年日記を愛用していた。

 田舎の本屋さんではなかなか売れないのか、買い求めが難しくなると、決まって「すまんが、また、日記帳の新しいのを探してくれ」と頼まれた。

 一ページを三つ割りにしたのが無くて、
 見開き2ページ分を三段組みにしたものを見つけて、
 それを届けたら、大変に喜んでくれた。

 天候、気温、五節句二十四節、行事暦、農事暦などの添え書き入りが良かったのだろうと思っていたら、
 後日、「大きな字でも たくさん書けるから」という。

 そうか、耳・眼も大声・大書きするようになったのだ。
 親父もいつまでも若くはないんだ、と納得した。

 去年のこの日、何をしてたかということが、
 なんでそんなに気にするのだろう?と不思議だった。
 自然を相手に百姓仕事をするのに、そんなに大事なことだろうか、と。

 (あれから、もう40年以上になる。いま 親父が書き留めていたことの意味・核心が分かりかけてきた・・・。)
 

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地域HP犬山羽黒「ブログ塾」塾生記。晴耕雨読に暮らす。 野良仕事こそ、cultivate耕やす文化(culture)という。

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