農業法人、企業の農業参入、農業規模の集約・拡大。
農業へ新規就業。・・・。
いま農業は、新しいビジネスチャンス、ビジネスモデルつくりの花ざかり。
ローコスト・ハイリターン。 おいしいものをより多く収穫する。
近代工業社会で培われた管理手法がどんどん導入される。
「三年日記」を愛用し、ことしの田畑の事情に似た年の覚え書きを読み返していた親父さんなら、いまの風潮をなんと見るだろうか。
人工水耕や水・肥料の管理で、より多くを収穫する農法は、
「土の力を、20年も経たないうちに、
地力再生が不能な 土壌汚染・土壌破壊をもたらし、
子々孫々に美田を残せないぞ」と、嘆くだろうな・・。
限られた田畑の耕作面積から、農業収入を安定的に増収と確実な見返り利益をはかるには、二つしか道はないのでは・・。
ひとつは、収穫できる野菜・穀物のすべてを、最大限有用に、そのまま売れるもの・食べられる物に加工して消費者に提供する。
できれば農業者みずからが消費者に直売するか、陳列ケースまで農業者が直接納入・販売すること。
ふたつには、田んぼ・畑の農作物の生育事情に合わせて、人も機械も物流も、稼働スケジュールが組まれるべきもの、ということ。
百姓の作物の農作業には、「定時労働、定休日は無い」ということ。
サラリーマンから転職・就農する人たちが成功する、夢を実現できるかどうかは、この二点にあると思えてならない。